宮田理江の古着DIVE
時が育んだ価値を、今のあなたへ。

連載企画

#14

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2026.10.23

懐かしいのに新しい!おばあちゃん風の「グラニーニット」を今っぽく着こなす3つのアイデア

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

「おばあちゃん」を意味する英語の「Granny(グラニー)」に由来する「Granny knit(グラニーニット)」。どこか懐かしく、温もりを感じさせるレトロなニットウエアが人気を集めてきました。しばらく前から日本でも見掛ける機会が増えて、この冬はさらに注目度が高まっています。

ノスタルジックな柄や古風なモチーフを編み込んだグラニーニットは古着で探したいアイテム。昔のニットには、丁寧な編み地や凝ったデザインなど、今ではなかなか出合えない魅力が詰まっています。

今回は、個性の異なる3種類のグラニーニットをピックアップ。フェミニン、プレッピー、フレンチシックと、それぞれ違ったテイストを掛け合わせた、今の気分にぴったりのスタイリングをご提案します。

※掲載画像は、実際の商品画像をもとにAIで作成したイメージビジュアルです。





◆ノルディックニットをプレッピー×ワークで新鮮に



温かみのあるノルディック柄が目を引く「Eddie Bauer(エディー・バウアー)」のヴィンテージウールニットセーターを主役に。ボトムスには「Carhartt(カーハート)」のワークショーツを合わせて、メンズライクな雰囲気に仕上げました。

ほっこりとした印象になりがちなノルディックニットに、無骨なワークパンツと組み合わせることで、素朴さがほどよく中和され、こなれた印象に。

さらに、キャップやローファー、ラインソックスでプレッピーな要素をプラス。足元にきちんと感を添えることで、カジュアルな装いに品のよさが生まれます。

ノルディック×ワーク×プレッピーという、異なるテイストを自由に掛け合わせることで、ほどよく力の抜けた、大人のヴィンテージミックスが完成します。





◆ほっこりニットに軽やかなレースで異素材ミックス



スキーヤーのモチーフが愛らしい、ヴィンテージの「LAUREN Ralph Lauren(ローレン ラルフ ローレン)」のリネンニットセーターを主役に。ボトムスには古着のマキシ丈Aラインスカートを合わせました。

スカートはあえて夏らしい軽やかなレース素材を選び、温もりを感じさせるニットとのコントラストを際立たせました。素朴で懐かしいグラニーニットに、レースのフェミニンな表情が加わり、甘さを抑えた大人のヴィンテージミックスに仕上がります。

足元はブラウンのロングブーツで引き締めて。スカートの下にロングブーツを忍ばせれば暖かく、秋冬らしい季節感もプラスできます。フェミニンなレースとクールなレザーなど、異なる素材やテイストを掛け合わせることで、グラニーニットをほっこりさせすぎず、今っぽく着こなせます。





◆レトロニットで楽しむ、フレンチシックなトムボーイコーデ



グリーン、ネイビー、レッドの大胆な配色が目を引く「ST JOHN'S BAY(セントジョンズベイ)」のヴィンテージコットンニットセーターを主役に。ボトムスには「agnes b.(アニエスベー)」の黒のブーツカットフレアパンツを合わせて、パリジェンヌ風のトムボーイスタイルに仕上げました。

どこか懐かしいグラニーニットのレトロなムードを、ブラックパンツで引き締めて、すっきりと大人っぽい印象に。裾がほんのり広がるフレアシルエットも、レトロ気分を盛り上げます。

黒のベレー帽とローファーでフレンチシックに整えて。足元からちらりとのぞく白ソックスが軽やかな抜け感を添えてくれます。メンズライクな着こなしに、パリジェンヌらしい小粋なエッセンスが加わりました。



私は古着のニットが大好きです。拙著『古着ひとつでおしゃれになります』でも、古着やヴィンテージでおすすめしたいアイテムとしてニットを紹介しています。

どこか懐かしく、温もりを感じさせるグラニーニットも、合わせるアイテム次第で表情ががらりと変わります。古着ならではの色柄やデザインを楽しみながら、自分らしいミックススタイルを見つけてみてくださいね。

次回は今年のトレンドであるレザーアウターをご紹介します。お楽しみに!



PROFILE
著者情報

宮田理江

ファッションジャーナリスト/ファッションディレクター
多彩なメディアでコレクショントレンド情報をはじめ、着こなし解説、スタイリング指南などを幅広く発言。複数のファッションブランドの販売員(店長)としてキャリアを積み、バイヤー、プレスも経験。自らのテレビ通販ブランドもディレクション。
趣味は国内外のヴィンテージ・古着店巡り。毎日ファッション大賞選考委員/Yahoo!ニュースエキスパート