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2026.8.21

古着Tシャツを秋モードへ! きれいめ・フェミニン・グランジの3スタイル

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

夏の定番、Tシャツ。近年は10月頃まで暑さが残ることもあり、秋口まで重宝するアイテムになっています。そこで今回は、Tシャツをほんのり秋らしく、シックに着こなすコツをご紹介。合わせるアイテム次第で表情を自在に変えられるのもTシャツの魅力です。

個性の異なる3枚を主役に、モノトーンとレザー小物で整えるきれいめスタイル、マーメイドスカートで仕上げるフェミニンスタイル、メンズのビッグTシャツをミニワンピース風に着るスポーティー×グランジスタイルをピックアップ。夏のTシャツを秋モードへシフトしながら、大人っぽくひと味違って見せるコーディネートのコツを解説します。

※掲載画像は、実際の商品画像をもとにAIで作成したイメージビジュアルです。





◆モノトーンとレザーで洗練コーデ



Tシャツを大人っぽく着こなすなら、カジュアル一辺倒に見せないひと工夫がポイントです。白×黒のモノトーンでまとめ、レザー小物を添えるだけでも、ぐっと洗練された印象に仕上がります。

主役は「agnes b.(アニエスベー)」の白Tシャツ。メッセージとロゴをアシンメトリーに配したグラフィックが、シンプルな白Tシャツにほどよい遊び心を添えています。ベーシックでありながら、着る人の個性を引き出してくれるのがアニエスベーのTシャツの魅力。流行に左右されにくく、長く付き合えるタイムレスな存在です。

ボトムスは「DOCKERS(ドッカーズ)」の黒チノパンツ。リーバイ・ストラウス社が立ち上げたチノパン主体のレーベルで、メンズライクな雰囲気が白Tシャツと好相性。Tシャツをウエストインしてベルトで引き締めれば、腰位置がはっきりしてすっきり。ラフなTシャツ姿にきちんと感が加わります。

足元は素足に「BALLY(バリー)」のビットローファー。スニーカーではなく、あえて端正な革靴を合わせるのがポイント。Tシャツの軽快さとローファーのクラシック感が響き合い、今っぽいミックススタイルに。黒パンツから素足を少しのぞかせることで、重くなりがちなモノトーンコーデにも抜け感が生まれます。

バッグはヴィンテージの「COACH(コーチ)」、いわゆる“オールドコーチ”をセレクト。使い込むほどに風合いを増すレザーは、ヴィンテージならではの味わいがあります。ローファーとバッグを黒レザーでそろえることで、Tシャツスタイル全体が引き締まり、大人らしい上質感もプラス。シンプルな組み合わせだからこそ、グラフィックやシルエット、靴とバッグの素材感が際立ちます。





◆個性派Tシャツをレディーに着こなす



古着Tシャツの醍醐味は、今の服にはないユニークなグラフィックとの出会いです。「Wine」の文字とブドウの房が描かれたTシャツは、どこかレトロでチャーミング。絵柄にひと目惚れして選ぶのも古着Tシャツならではの楽しみです。基本的に同じものにはなかなか出会えないからこそ、自分だけの1枚を探すワクワク感があります。

そんな個性派Tシャツを大人っぽく着こなすなら、ボトムスで女性らしさを添えるのがコツ。「Femme je vous aime」のデニムスカートは、裾に向かって広がるマーメイドシルエット。カジュアルなTシャツを合わせても、砂時計のようなラインが生まれ、上品な印象に整います。Tシャツの裾を前だけゆるくインして、腰位置を高く見せたのもポイントです。

バッグはヴィンテージのゴブラン織りトートをチョイス。さらにヴィンテージスカーフをハンドルに巻いて、柄×柄の遊び心をプラスして。異なる時代やテイストのアイテムを自由にミックスできるのも、古着スタイルの面白さです。



足元は「adidas(アディダス)」の「SAMBA(サンバ)」で軽やかに。クラシックなスニーカーのレトロ感が古着Tシャツやヴィンテージバッグとも自然になじみます。個性派Tシャツをマーメイドスカートでレディーに、足元はスニーカーであえてカジュアルに。甘さとラフさのバランスを取ることで、大人らしい古着Tシャツスタイルに仕上がります。





◆ビッグTシャツをミニワンピ風に



メンズのオーバーサイズTシャツはミニワンピースのように着こなせます。主役は「LOGO 7」のNFL「DALLAS COWBOYS(ダラス・カウボーイズ)」のスポーツプリントTシャツ。ネイビー×白のカレッジ風ロゴと大胆なスター柄が、アメリカンスポーツらしい存在感を放ちます。ビッグシルエットをそのまま生かせば、メンズ古着ならではのサイズ感がキュートなミニワンピース風に変わります。

着こなしのポイントは、スポーティーにまとめすぎないこと。ボトムスを合わせる代わりに、黒の花柄レースストッキングを投入。透け感のあるフェミニンなレースと、タフなスポーツTシャツの意外な組み合わせが、グランジ感のあるスタイルをつくります。素肌が透けることで、ビッグTシャツでもルーズに見えにくいのもメリット大です。

足元は「Dr.Martens(ドクターマーチン)」の「1460」8ホールブーツ。ボリュームのある黒ブーツで足元に重心を置くと、レースストッキングとのコントラストが際立ち、脚のラインもシャープな印象に。甘さのあるレースをごつめのブーツで引き締めることで、ほどよくパンキッシュなムードも加わります。



仕上げは「patagonia(パタゴニア)」の「Arbor Day Pack(アーバー・デイパック)」を。あえてピンク系のバックパックを差し色として投入しアクセントに。スポーツTシャツとアウトドアバッグというカジュアルな組み合わせに、レースストッキングを挟むことでぐっとミックススタイルが仕上がりました。スポーツ、フェミニン、グランジをミックスする着こなしが、ビッグTシャツを今風に着こなすコツです。



3パターンのTシャツコーデ、いかがでしたか? 暑い日がまだまだ続きそうですが、合わせるアイテムを少し変えて、Tシャツスタイルをひと足早く秋顔にシフトしてみてくださいね。古着のTシャツは、着るだけでこなれ感が出るので、大人のカジュアルコーデにもぴったりです。

次回は、スカーフを取り入れたコーディネートをご紹介します。お楽しみに!



PROFILE
著者情報

宮田理江

ファッションジャーナリスト/ファッションディレクター
多彩なメディアでコレクショントレンド情報をはじめ、着こなし解説、スタイリング指南などを幅広く発言。複数のファッションブランドの販売員(店長)としてキャリアを積み、バイヤー、プレスも経験。自らのテレビ通販ブランドもディレクション。
趣味は国内外のヴィンテージ・古着店巡り。毎日ファッション大賞選考委員/Yahoo!ニュースエキスパート