宮田理江の古着DIVE
時が育んだ価値を、今のあなたへ。
連載企画
#8
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2026.3.18
「古着屋JAM 堀江店」リポート ヴィンテージやデザイナーズ古着と出会える場所
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
大阪へ行き、「古着屋JAM
堀江店」にお邪魔してきました。この場所はかつて本店があった思い出深いロケーションだそう。約2年の時を経て、2025年11月8日、新たな堀江店として復活しました。
建物の1階には「スターバックスコーヒー」が入り、2階がJAMのフロア。黒を基調にした、重厚感のあるシックな外観に、「JAM」のロゴが映えるビルです。エレベーターで2階へ。扉が開く瞬間は少しワクワクするような感覚でした。

店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがヴィンテージのデニム・オン・デニムのディスプレイ。クラシックなアメカジの魅力が凝縮された、新業態「JAM
CLASSICS」のコーナーがあります。
時代を超えて愛され続けるタイムレスなクラシックデニムが並び、思わず足を止めて見入ってしまいます。ヴィンテージやオーセンティック系のアメカジ古着が中心で、本物のクラシックを楽しめる場所になっています。
「古着初心者からヴィンテージマニアまで」をコンセプトに掲げるJAMですが、堀江店では特に「USA製」「定番」「不変」といった言葉が似合うアイテムを中心にラインナップ。長く愛用できるクラシックウェアと出会える、落ち着いた雰囲気のショップです。


目を引いたのが、Levi’sのヴィンテージデニム。田端秀店長に聞くと、レッドタブの「E」が大文字になっている、いわゆる「ビッグE」のモデルは古着愛好家にとって特別な存在とのこと。現在では希少価値が高く、世界中のヴィンテージファンから支持されていますが、堀江店ではこうしたレアモデルにも出会えるのが特徴だそうです。



ミリタリー、カレッジ、スポーツ系など幅広いジャンルが揃っているのもこちらの強みです。女性が取り入れやすい定番アイテムが多く、スタイリングの幅を広げてくれそうです。

もうひとつ見逃せないのが、大阪では初出店となるデザイナーズ古着のコーナーの「FAY by JAM」。ゆったりとした黒いソファーが置かれ、ラウンジのように落ち着いたモダンな空間が広がっています。インポートのデザイナーズブランドを中心に、上質なリアルクローズが並びます。


私が目を留めたのは、「VALENTINO」のトラックジャケット。スポーティなアイテムですが、すっきりとしたシルエットで、モード感も漂います。ワンピースの上から試着してみると、メンズサイズのゆったり感が程よくボディーになじんで、いい感じの着心地。自分好みのバランス感で着こなしやすい点が気に入りました。スポーツミックスをきれいめに取り入れたい人にもおすすめできそうな一着でした。
田端店長によると、堀江店は「ゆっくり服を吟味するお客様が多く、滞在時間が長い」のだそう。私が訪れたのは平日でも、店内には既におしゃれなお客様が数人いらっしゃっていて、ファッション感度の高い雰囲気を感じました。

店内を見て回ると、古着初心者からヴィンテージ好きまで幅広く楽しめるよう、商品構成にも細かな工夫が凝らされていることが伝わってきます。私自身も居心地のよさについ長居してしまいました。
クラシックヴィンテージからデザイナーズ古着まで、さまざまなスタイルを楽しめる「古着屋JAM 堀江店」。堀江の街に新たな古着カルチャーの拠点が誕生した印象です。

田端店長、スタッフの皆様、ありがとうございました。皆さんも大阪を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
次回は、先日、東京・新宿で開催された「Tokyo Vintage Fashion Week」のRegular Vintage Fashion Showをリポートします。JAMのアイテムを着用したモデルがランウェイに登場。ヴィンテージならではの個性や魅力が際立つスタイリングが披露されました。どうぞお楽しみに!
PROFILE
著者情報
ファッションジャーナリスト/ファッションディレクター
多彩なメディアでコレクショントレンド情報をはじめ、着こなし解説、スタイリング指南などを幅広く発言。複数のファッションブランドの販売員(店長)としてキャリアを積み、バイヤー、プレスも経験。自らのテレビ通販ブランドもディレクション。
趣味は国内外のヴィンテージ・古着店巡り。毎日ファッション大賞選考委員/Yahoo!ニュースエキスパート