新しさを纏う、ネクストアメカジ by AMERICAN NEW LIFE | 古着屋JAM
古着屋JAM 新しさを纏う、ネクストアメカジ by AMERICAN NEW LIFE 古着屋JAM 新しさを纏う、ネクストアメカジ by AMERICAN NEW LIFE

アメカジは、時代を超えて愛され続けるスタイルだ。しかし、長く親しんできた30代以上にとっては「ワークやミリタリーを軸にしながら、どうすればガチガチにならずに今っぽく着られるのか?」という悩みがある。一方、トレンドからアメカジに興味を持った20代には「当時の着こなしのルールって?」「背景を知った上で、自分なりに取り入れたい!」という疑問も。
そんな世代ごとの視点を踏まえながら、今回は“新鮮さ”をキーワードに、アメカジの進化形を提案。歴史を大切にしながらも、今の空気感を纏う――。そのバランス感覚こそが、ネクストアメカジの鍵となる。さあ、あなたのアメカジに新しい風を吹かせよう。

contents

1.アメカジブームに生きた30代以上の悩み

  • ・王道アメカジスタイル
  • ・トレンドを取り入れたアメカジスタイル

2.トレンドにアメカジを取り入れたい20代の悩み

  • ・アメカジの着こなしルールは?
  • ・アメカジアイテムの買い方
  • ・当時のアメカジブームについて
  • ・2025春のトレンドスタイル
  • ・アメカジちょい足しスタイル

profile

アメカジ世代ど真ん中!

三井政樹(38)/ECプロダクトマネージャー

ECプロダクトマネージャーとして主にオンラインショップの商品管理を担当。古着歴13年。古着にはまったのは24歳の時。アメリカ古着が好きになり、本場を知るためにアメリカに行った経験有り。

トレンドにアメカジを取り入れたい!

宮﨑悠太(26)/古着屋JAM 明治通り店

古着屋JAM明治通り店で店舗管理を担当。2020年に古着屋JAMへ入社。 現在は明治通り店店長として店頭に立つ傍ら、SNS(Instagram/Threads)でファッション関係の情報を発信。

1.アメカジブームに生きた30代以上の悩み

「時代に合ったアメカジ」

三井:当時、アメリカに憧れて、アメカジという雑な鈍くさい感じのスタイルに憧れて、ペインターパンツやスタジャンやヴィンテージスウェットなどのTHEアメカジな服装をしていました。もちろん全身アメカジもかっこいいと今でも思いますけど、最近はアメカジのなかに新鮮さも取り入れたいんですよね。

宮崎:へぇ〜!そんな感じだったんですね。今はアメカジって、どっちかというとファッションとしてクリーンにまとめたり、ちょっと外しを入れたりするのが普通だと思ってました。

三井:宮﨑くん含め、JAMの若い人たちと働くことが多いこともあり、色んな着こなし方やおもしろい着こなしをするなと、純粋にトライしてみたいなと思ったことが理由なんですよね。

(before)
王道アメカジスタイル

american casual item

デニムジャケットの完成形と言われる70505。アメカジのド定番アイテムの一つ。ビッグEがつくモデルまでは、古着ブームがくる以前から評価されていましたが、いつしかスモールeであっても評価が高まってきましたね。所謂タテ落ちというヴィンテージデニム特有のデニムの色の落ち方がかっこいいという時代から、90'Sリバイバルと共にタテ落ちがかっこいいという空気感を感じる機会は減っていきましたが、アメカジの良さの1つであるので改めてタテ落ちデニムを取り入れたいですね。

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古着の定番、championのリバースウィーブです。その中でも人気の高いアイビーリーグの1つのプリンストンのもの。フットボールの防具の上からでも着用が可能なように作られたオーバーサイズのところが人気で、数年前の90sリバイバルがきっかけで一気に注目が高まり、市場から一気に枯渇していったことはまだ記憶に新しいところです。首元が切られていたりするのが多いですが、昔からスウェットはボロでもかっこいいところがあるので、個人的にダメージの経年も楽しんでいるアイテムの1つです。

アイテムを見る

trend item

ボトムスとシューズを黒に統一してワイドなブラックのスラックスやデニムで海外ストリートな雰囲気に、足元は黒のレザーシューズで引き締めたコーディネートに出来れば、今っぽくなると思います!

(after)
+TRENDスタイル

30代におすすめのアメカジアイテム一覧

  • 古着屋JAM アメカジ スタジャン

    stadium jumper

    スタジャン

  • 古着屋JAM アメカジ リバースウィーブ

    REVERSE WEAVE

    リバースウィーブ

  • 古着屋JAM アメカジ ネルシャツ

    flannel shirt USA

    ネルシャツ USA製

2.トレンドにアメカジを取り入れたい20代の悩み

「進化するアメカジ、その楽しみ方」

宮崎:アメカジアイテムを着こなす上での「マイルール」はありますか?

三井:マイルールは色とサイズです。色は、コーディネートにまとまりが出るように3色ぐらいまでにして色を多く使い過ぎないように意識しています。サイズは、若い時みたいにジャストより小さいものは着ないようにしています。どちらも年齢を重ねたことでおきた変化だと思いますが、こういった年齢に応じた変化も古着の楽しみの1つかなと個人的に思ってます。

宮崎:どういう目線でアメカジアイテムを買っていますか? 

三井:定番や今ぽさで買いたいなと思うパターンと、珍しさや希少性で買うパターンがあります。例えばラルフのチノはいっぱいあるけど、ラルフのデニムトラウザーズなんかはなかなかないので、少々大きくても買いたいなと思うといった感じです。あとはやはり高揚感です。何気なく試着したときや、何気なくみてて発見したときに感じる出会いで購入するパターンがあります。案外そういった見つけ方をしたアイテムの方が重宝したりすんですよね。

宮崎:三井さんのアメカジブームはどこから?

三井:リアルなところでいうと、私はアメカジブームというのは経験していないんです。遅い方なんですが、23歳ぐらいの時、当時アメカジ古着が流行っていたということはなかったんですが、雑誌などを読んだり古着を通して、アメリカに憧れをもったことが始まりです。そこからアメカジアイテムの何とも言えない雑さであったり、収集したくなったり深堀したくなったりするところからドップリ浸かっていきました。

宮崎:その当時のブームの中ではどんな着こなし方やどんなブランドが人気だったんですか?

三井:私がアメカジがマイブームだったときは、5ポケットのストレートのシルエットよりは、ペインターパンツなどをよく履いていたと記憶しています。ボトムスは太めでトップスはジャストなシルエットでした。帽子はキャスケットの逆被りをずっとしてましたね。全てアメカジアイテムだけでコーディネートしてましたが、シルエットに関してはきっと当時のトレンドに自分も合わせていたのかなと今では思います。

宮崎:三井さんの話を聞いて、アメカジの奥深さを改めて実感しました。定番のスタイルがありつつ、時代ごとに変化を楽しめるのが魅力ですね。今回の話を踏まえて、今のトレンドにアメカジを取り入れたスタイリングを考えてみたいと思います!

(before)
トレンドスタイル

(after)
+アメカジスタイル

宮崎:ここ1年でハイブランドでもワークJKTを取り入れているLOOKを目にすることが増えたのでお気に入りのカーハートのチョアコートを選びました。某ブランドのLOOKでもしていた”シャツ片方の襟を出す”というのもこのコーデのポイントの1つです。

american casual item

近年爆発的に人気がでたカーハートのダック地のジャケットの中のミシガンチョアコートという所謂カバーオールですね。この辺りの年代のものであれば、アメリカのリアルワーカーの人たちが工事現場で実際に身に着けて働いていたのを見たことがあります。また、90年代当時のHIP HOPやストリートカルチャーの世界でも人気があったアイテムですね。カーハートのダック地ジャケットの評価と価格が上がるまでは、ボロボロなものは人気は少なかったですが、今はボロの方が人気があるのもおもしろいところです。

アイテムを見る

個人的なカーハートのダック地のイメージとして、90年代当時のHIP HOP・ストリートカルチャーで人気があったイメージや、リアルワーカーのイメージが強いため、宮崎君がしているスラックスと足袋ブーツ、更にギンガムチェックのシャツと合わせるというコーディネートの組み方のコントラストがすごいなと感じました。先に書いているように、ダメージがあるものとキレイメのものを合わせるところ、鈍くさいシルエットと洗練されたシルエットを合わせるところのセンスに脱帽です。

20代におすすめのアメカジアイテム一覧

  • 古着屋JAM アメカジ デニムジャケット

    denim jacket EUR

    デニムジャケット ユーロモデル

  • 古着屋JAM アメカジ キャラクタースウェット

    character sweatshirt

    キャラクタースウェット 90年代

  • 古着屋JAM アメカジ ラスラー

    RUSTLER

    ラスラー

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