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アメリカ生まれの3大ジーンズブランド【リーバイス】【リー】【ラングラー】を比較!

古着屋JAMのリーバイス

ジーンズを生み出した国アメリカ。そのアメリカで最も有名なジーンズブランド【Levi’s(リーバイス)】【Lee(リー)】【Wrangler(ラングラー)】がジーンズの3大ブランドと呼ばれています。

これら3大ブランドの特徴を押さえておけば、あなた好みのジーンズブランドが見つかること間違いなしです!

それでは早速、各ブランドの違いについて解説していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。
 

【リーバイス】【リー】【ラングラー】ジーンズの歴史

【リーバイス】

古着屋JAMのリーバイス
1873年、リーバイ・ストラウスと仕立屋のヤコブ・デイビスが鉱山で働く鉱夫のために共同で製造した、ワークパンツが“501”の歴史の始まりと言われています。その後、1890年にロットナンバー採用により501が正式に誕生しました。それから、1900年初頭までは労働者のための服としてジーンズは普及し、現在では定番のファッションアイテムとして広く知られています。

詳しくは下記BLOGでもご紹介しています。
⇒リーバイスのジーンズを大解剖!

⇒リーバイス ジーンズ 一覧はこちら

【リー】

古着屋JAMのリー
1889年、アメリカのカンザスでヘンリー・デヴィッド・リーが卸商”H.D.Lee Company”を設立しました。
当初は、アメリカ東部から既製品のダンガリーズやオーバーオールなどのワークウェアを仕入れていましたが、入荷の遅れが多発したことから、自社製造することを決意しました。これがジーンズメーカーとしての”Lee”の誕生の瞬間です。
その後、1911年に自社工場での本格的な生産がはじまり、1913年には品質の高さが認められ、アメリカ陸軍のオフィシャルユニフォームと採用されました。1920年代には13ozデニムを採用したパンツ”Lee COWBOY(リーカウボーイ)”が絶大な支持を集めました。これはのちに”Lee RIDERS(リーライダース)”となり、リーの定番モデル”101″として現在では広く知られています。
さらに、1926年には世界で始めてのジッパーフライ・ジーンズも生み出しました。

⇒リー ジーンズ 一覧はこちら

【ラングラー】

古着屋JAMのラングラー
母体となるBLUE BELL(ブルーベル)社の成り立ちには、数々のワークエアメーカーの創業と統合の歴史があります。中でも、1904年にC.C.ハドソンと弟のホーマーが設立した「ハドソン・オーバーオール・カンパニー」がルーツと言われています。
1919年、社名は「ブルーベル・オーバーオール・カンパニー」と改められ、はじめての自社工場を設けるまでに発展しました。その後、1947年にケーシー・ジョーンズ社を買収した際、現在のブランド名“Wrangler(ラングラー)”を取得しました。
同年、ファーストモデルであり、プロトモデルとして知られる“11MW”が誕生しました。翌年の1948年には”11MW”の品番にジッパーフライを表すZが冠され、現在のラングラー・ジーンズの基本形が完成しました。
“11MW”の11は試作品ナンバーを示し、Mはメンズ、Wはウエスタンウエアを意味しています。ちなみにジーンズという呼称は”11MW”を作ったデザイナー「ロデオ・ベン」が名付けたと言われています。

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ここが違う!各ジーンズのこだわりのディテールとは

種類の異なる”デニム生地”

デニム生地は、一見同じように見えますが、それぞれ異なった特徴の生地を使用しています。
【リーバイス】
古着屋JAMのリーバイス
綾目が右上から左下に向かって流れている“ライトハンド(右綾)”と呼ばれる生地を使用しています。特徴は生地が伸びづらく、表面がフラットになりにくいため、ヒゲやアタリと呼ばれる色落ちをくっきりと出せます。また、501XXでも採用されている13.5オンスは今でも多くのデニム生地メーカーの基準になっています。
※オンスとはデニム生地1平方ヤード(1ヤード=91.44cm)あたりの重さの単位です。

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【リー】
古着屋JAMのリー
先程のライトハンドとは逆の綾目が流れている“レフトハンド(左綾)”と呼ばれるデニム生地を使用しています。リーでは紡績から染色、織布までオリジナルのものを製造しています。特徴はタフさを備える肉厚でガッシリとした14.4オンスの生地ながら、馴染みやすく、流れるような趣ある色落ちが味わえます。

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【ラングラー】
古着屋JAMのラングラー
本来、上記でご紹介した綾織りでは経年変化により、織りの方向によじれが出る場合があります。このよじれを防止している“ブロークンデニム”と呼ばれるデニム生地を使用しています。綾目をある糸数ずつ反対の方向にし、綾目につながらないようにしたのが特徴です。1971年に考案され、その丈夫さから「壊れないデニム=ブロークンデニム」と命名されましたのが始まりです。

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このパーツなくして、ジーンズは完成しなかった”リベット”

リベットとは、生地と生地をしっかりと締結するための部品で、穴をあけた生地に差し込んで使用するパーツのことです。
【リーバイス】
古着屋JAMのリーバイス
ジーンズ誕生の原点であるポケットを補強するために使用されたリベット。中央に小さな突起があり、社名と本社地元サンフランシスコの略語である”L.S & CO. – SF. -”が刻まれています。

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【リー】
古着屋JAMのリー
金属リベットの中心が沈んだ“クローズドバーリベット”を使用し、突起がモノを傷つけたり、引っ掛からないようになっています。

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【ラングラー】
古着屋JAMのラングラー
ウエスタンウエアの製造が中心であったため、馬の乗り降りの際、鞍にひっかき傷をつけるのを防ぐようにと平坦になっている“ノースクラッチリベット”を使用しています。

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ジーンズのトレードマーク”ポケットステッチ”

バックポケットには、一目でブランドが分かる特徴的なステッチが施されています。
【リーバイス】
古着屋JAMのリーバイス
リーバイスのバックポケットに施された、特徴的なステッチは“アーキュエットステッチ”と呼ばれています。このディテールの歴史は古く、最初期の1873年にポケット裏の補強布を留めるために施されたとされています。
ちなみにリーバイスの”アーキュエットステッチ”が商標権を獲得するまでは、リーやラングラーも実は”アーキュエットステッチ”と酷似したものを使用していたと言われています。

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【リー】
古着屋JAMのリー
逆さにしたベルのような型のヒップポケットと、そこを飾るS字のようなステッチは“レイジーSステッチ”と呼ばれ、ウエスト辺りに付く”レザーパッチ”と並ぶブランドのアイコンです。ポケット口の両端に施されるX字の補強ステッチは“スレッドリベット”と呼ばれ、馬鞍やイスなどを傷つけないよう金属リベットに代わって考案されたリー独自の仕様となっています。

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【ラングラー】
古着屋JAMのラングラー
ラングラーの頭文字であるアルファベットの『W』の文字を表しているステッチは“サイレントWステッチ”と呼ばれています。単語の中で発音されない文字を黙字(Silent letter)といい、『Wrangler』と書いて、『ラングラー』と読むため、『W』が発音されていません。ここから『Silent‐W(サイレントダブリュー)』と名付けられました。また、鞍に座ったときに邪魔にならないように、後ろのポケット付け位置は高くなっています。
古着屋JAMのラングラー
さらにラングラーは、“ロデオ・ベン・ウォッチポケット”と呼ばれるポケットが付いています。これは、ウエストバンドのラインと平行してデザインされたもので、一般的なウォッチポケットよりも位置が高く、ベルトの下に隠れるため、小物が落ちにくい仕様となっています。

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あなたのお好みのジーンズは見つかりましたか?

denimpt_blog_13いかがでしたか。

今回ご紹介したリーバイス・リー・ラングラーは3大ブランドと呼ばれるにふさわしいジーンズへのこだわりを感じていただけたのではないでしょうか。

長年積み重ねてきた歴史は、ワークウェアからカジュアルウェア、そしてファッションウェアに大きな影響を与えています。

各ブランドのジーンズへの探求心がなければ、今日のジーンズはまだ「作業着」と呼ばれていたかもしれません。

それぞれが特徴やこだわりをもつ、3大ブランドの中から自分のお気に入りのアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。

 
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