みなさんこんにちは!古着屋JAM堀江オレンジストリート店の小濱です!
今回のマガジンでは、ミュージックTシャツの中でも『HIPHOPTシャツ』に絞ってご紹介していきたいと思います。
ミュージックTシャツと言えば、NIRVANA(ニルヴァーナ)や、METALLICA(メタリカ)などの、バンドTシャツを思い浮かべる人が多いと思います。
バンドTシャツに関するマガジンや、情報は数多くあり皆さんも馴染みが深いと思います。だからこそ今回はあえて別のジャンルから、音楽カルチャーを感じられるTシャツをご紹介できればと思います。
もし、バンドTシャツの事が気になるという方は、バンドTシャツについて書かれた過去のマガジンをご覧になってみてください!
目次
ミュージックTシャツとは?
まずは大前提、ミュージックTシャツとは何か解説いたします。
ミュージックTシャツとは、音楽にまつわるデザインやモチーフがプリントされたTシャツのことです。アーティストやバンドのロゴ、ツアー日程、アルバムジャケット、レコードレーベル、さらには音楽ジャンルやカルチャーを象徴するグラフィックまで、幅広いデザインが存在します。
一般的には「バンドTシャツ」が有名ですが、それだけにとどまらず、DJカルチャー、レゲエ、ヒップホップ、ソウル、ジャズ、クラシックなど、音楽のジャンルや時代ごとに個性豊かなTシャツが展開されています。
ファッションとしても人気が高く、音楽好きはもちろん、ストリートやヴィンテージファッションの文脈でも欠かせないアイテムです。
知っておきたいHIPHOP Tシャツ
HIPHOP関連のTシャツの多くは、アルバムのジャケットや、ラッパーの顔写真がプリントされているものになっています。
特に人気なのがこれから紹介する、3人のUSラッパーたちです。
彼らはUSHIPHOPの黄金期と言われている、90年代に活躍したラッパーたちで、以降の全ての世代のHIPHOPに深い影響を与え続けています。
Snoop Dogg
1992年、Dr.Dreのアルバム「The Chronic」に参加し、一気に注目され独特なフロウとスモーキーな声が話題になりました。1993年にはデビューアルバム「Doggystyle」をリリースし、全米初登場1位を獲得。その後もキャリアを築き上げ、90sHIPHOPを代表する存在となり。今でもレジェンドとして活躍しています。
まずはそんなSnoop Doggの人気のTシャツをいくつかご紹介します。
フォトT
¥6,490(tax in)/eaa539209 詳細はこちら
リアルな顔写真が大きくプリントされたもの(フォトT)で、デス・ロウ時代のビジュアルやライブ写真を使ったものが人気です。
特に、ブラックボディ×大判プリントはコレクターアイテムとなっています。
※デス・ロウ時代とは、アメリカ西海岸の伝説的なヒップホップレーベル「Death Row Records」が最盛期を迎えていた、1990年前半~中盤を指す言葉です。
Bootleg Rap Tee(ブートレグ系)
Bootleg Teeとは、90年代当時、正規ライセンス無しで作られた、「海賊版Tシャツ」のことです。
日本でブートレグ系は評価されておらず、古着でも取り扱わないところもありますが、アメリカでは近年、逆にそのレアリティ感とデザイン性の高さがアートとして再評価され、人気となっています。
2Pac×Snoop Doggの合体デザインなどが存在し、唯一無二の存在感を放ちます。
DOGGYSTYLEアートワークT
¥8,690(tax in)/eaa432355 詳細はこちら
Snoop Doggのデビューアルバム「Doggystyle」の、カートゥーン調のジャケット写真を使用したTシャツで、グラフィックTとしても人気です。
アニメ風の犬のキャラクターや、コミック調の世界観はファッションとしても映える1着です。
Tupac(2pac)
2Pacは、1990年代のアメリカ西海岸HIPHOPを代表するラッパーであり、詩人・俳優としても活動したカリスマ的存在です。
彼の音楽は、貧困、人種差別、暴力、警察との対立といった社会問題を鋭く突きながらも、家族愛や人間らしさも描き出す深みのあるリリックで、多くの人々の心を打ちました。
2Pacは1996年、ラスベガスで銃撃を受け、わずか25歳の若さでこの世を去りました。
その早すぎる死は、今もHIPHOP界の「最大の悲劇」と言われています。
しかし彼のメッセージやスタイルは、死後も「Makaveli(マキャヴェリ)」という別名義の作品としてリリースされ続け、今なお多くのアーティストやファンに影響を与えています。
続いては、2Pacの人気のTシャツをいくつか紹介します。
All Eyez On Me アルバムTシャツ
¥8,690(tax in)/eaa542716 詳細はこちら
1996年リリースの名盤『All Eyez On Me』のアートワークを使用したデザインです。
鋭い眼差しと「THUG LIFE」タトゥーがインパクト抜群で、2Pacの存在感が前面に出た一枚です。
HIPHOPファンはもちろん、ストリートスタイルにもハマる1着となっています。
Makaveli Tシャツ
¥4,290(tax in)/eaa534985 詳細はこちら
死後にリリースされたアルバム『The Don Killuminati: The 7 Day Theory』で使われた”Makaveli”名義のTシャツ。
十字架や宗教的モチーフを用いたデザインが多く、神秘的で強烈な印象を与えてくれます。ファンからの人気も非常に高い1着となっています。
モノクロフォトTシャツ
¥4,290(tax in)/eaa542235 詳細はこちら
あえてカラーを排除し、哀愁漂うモノクロ写真で2Pacの存在感を表現したTシャツです。
吸っている姿、座っている姿、目を閉じている表情など、彼の“静”の一面を切り取ったデザインが多く、ファッション性も抜群です。
The Notorious B.I.G
通称:Biggie(ビギー)やBiggie Smalls(ビギー・スモールズ)でも知られている、The Notorious B.I.Gは、1990年代のアメリカ東海岸ヒップホップシーンを代表するラッパーで、東海岸vs西海岸のヒップホップ抗争(East Coast vs West Coast)の中心人物の1人です。
1997年、わずか24歳で銃撃されて死亡。彼もまた2Pacと同じく若くしてこの世を去りました。
そんなThe Notorious B.I.Gの人気のTシャツを紹介していきます。
King of New York Tシャツ
¥6,490(tax in)/eaa476175 詳細はこちら
ビギーといえばこの一枚。
王冠をかぶった伝説のフォトは、1997年にフォトグラファーBarron Claiborneが撮影したものです。
“キング・オブ・ニューヨーク”という異名を象徴する1着で、とても人気の高いデザインとなっています。
Ready to Die ジャケットTシャツ
¥6,490(tax in)/eaa501733 詳細はこちら
ビギーの1stアルバム『Ready to Die』(1994)のジャケット写真をそのままプリントしたデザイン。
赤ちゃんのビジュアルとモノトーンな配色が特徴で、シンプルながらインパクト抜群です。
HIPHOP名盤Tシャツとして、コレクター人気も高めです。
The Notorious B.I.GのTシャツはこちらから
古着屋JAM堀江オレンジストリート店おすすめHIPHOP Tシャツ
最後に当店にあるおすすめのHIPHOP Tシャツをいくつかご紹介させていただきます。
Snoop Dogg
¥6,490(tax in)/RAB812618
このTシャツは、Snoop Doggの出身地やルーツ、そしてキャリア初期をテーマにしたデザインになっています。
胸元に小さく入った「SNOOP DOGG/CLASS OF’89』の文字。これはスヌープが高校を卒業した年=1989年を意味しており、まるで卒業記念Tシャツのようなノリがユニークなポイントです。
バックプリントは、彼の地元カリフォルニア・ロングビーチを背景に、母校のスタジャン姿のスヌープが堂々と立っていて、カリフォルニア・ロングビーチが、彼の最高のキャリアの原点となっていることも考えられるようなTシャツです。
本人の本名「Calvin Cordozar Broadus Jr.』まで記載されており、本当に卒業記念Tシャツのようにも見えるが、彼の人生のストーリーも読み取ることが出来る面白さもあります。
2Pac
¥4,290(tax in)/RAB780528
伝説のラッパーである2Pacの名写真をフロントに大胆にプリントした、定番のモノクロフォトTシャツです。
モノトーンのシンプル且つ力強いデザインが魅力的で、見る人を惹きつける存在感があり、モノクロの静かな佇まいの中に、リリックからも分かるような彼の熱く深いメッセージが込められていると感じます。
2PacのモノクロフォトTシャツの紹介のところで、彼の“静”の一面を切り取ったデザインが多いという話をしましたが、個人的にはこの目を閉じて、祈りをささげていると思われるデザインが好みです。
ストーリート系はもちろんのこと、あえて綺麗めに合わせるのもおすすめです。
Death Row Records
¥4,290(tax in)/RAB780395
Snoop Doggの人気Tシャツのところで少し話に出てきた、
90sHIPHOPの黄金時代を語る上で欠かせないDeath Row Records(デス・ロウ・レコード)のTシャツです。
電気椅子に縛られた男のグラフィックと、立体的なロゴが存在感バツグンの1着です。
Snoop Doggだけでなく、2PacやDr.Dre、Nate Doggなど90sHIPHOPの超重要人物たちも所属していました。
90sのギャングスタラップの世界観を感じれるTシャツですが、ネオンカラーグラデーションが現代的なデザインなので、1枚でも映えるし、シャツのインナー使いや、コーディネートの差し色で使ってもカッコいいと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回のマガジンでは、HIPHOP Tシャツについて沢山お話させていただきました。ですが、まだまだ話足りなかったり、HIPHOP Tシャツの中でも、3人ほどしか紹介出来ていないのでほんの1部になりますが、少しでもHIPHOP Tシャツの良さが伝わればいいなと思います!
好きな音楽のジャンル・アーティストのTシャツを買うもよし、逆にデザインで選んで買って、そこから音楽を聴くもよし。ぜひ、自分好みのTシャツを見つけ出してみてはどうでしょうか。
前回のカレッジTシャツ解説記事も必見の内容となっておりますのでぜひご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました!