みなさんこんにちは、古着屋JAM VINTAGE&SELECT福岡店の山口です。
夏も本格的に始まり暑い日続きますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は「アメカジ」について徹底解説いたします。
聞いたことない人はいないのではないでしょうか。
ここではアメカジのルーツからカルチャーについてご紹介いたします。
カルチャーを知ることでよりおしゃれを楽しむことができ、ファッションの幅も広がると思います。
目次
アメカジのルーツ

アメカジとは「アメリカン・カジュアル」の略称です。アメリカの学生や労働者たちの機能的でラフな服装をルーツに持ち、デニム、チェックシャツ、スウェットなどが代表的なアイテムです。アメリカのカルチャーを感じさせる、年齢や流行を問わず親しまれているスタイルです。
アメカジのはじまり

アメリカンカジュアルという名前の通り、アメカジの発祥はアメリカと思われる方が多いと思います。
実は、アメカジの発祥はアメリカではなく、“ 日本 ”が始まりになります!
1980年代~1990年代にアメリカの若者のファッションに憧れを抱いた渋谷の若者たちが、アメリカの若者たちのファッションにインスピレーションを受け、誕生したと言われています。
当時は「渋谷カジュアル」と呼ばれていましたが、今では「アメカジ」と呼ばれるようになりました。
アメカジは全国に広まり、今や世代を問わず人気のファッションジャンルとして愛され続けています。
アメカジを代表的する6つの種類
一言でアメカジといっても、その種類は様々です。
どのスタイルもアメリカの文化や歴史を感じさせる魅力を持っています。
ここからは、定番のアメカジスタイルを6つ紹介します。
カレッジスタイル

アメカジの王道であり、アメカジブームの火付け役「カレッジスタイル」。
アメリカの大学生が通学時に着ているようなコーディネートがベースになっています。
世代・性別問わず人気のスタイルで、気軽に着用できるアイテムが多いのが特徴です。
若者らしい軽やかでアクティブな印象ですが、着こなし次第で大人な雰囲気にもなります。
カレッジスタイルのルーツ
カレッジスタイルは、米国東部の伝統的な学生スタイル「アイビールック」という、ネイビーのジャケットにスラックスを合わせた着こなしが由来とされています。
ただ、アイビールックはアメリカの社会的エリートを表したようなスタイルだったため、特別な学校行事やドレスアップをするための一張羅として着用されていました。
中でも大学の校章やロゴがプリントされた存在感のあるカレッジTシャツは、学内の売店で購入できたということもあり、アイビールックの象徴的なワードローブとなっていきました。
カレッジスタイルのルーツには、エリート的なアイビールックが根源にありながらも、カジュアルな服装を好む学生たちの服装も大きく関係していました。
徐々にカジュアル化が進み、スエットやジーンズなどのカジュアルなアイテムも取り入れられるようになりました。
Tシャツ・カーディガン・ジャケット・チノパン・スニーカーなど、誰でも家にありそうなアイテムでコーディネートできるのが嬉しいポイント。
そのため、アメカジ初心者でも挑戦しやすいスタイルです。
代表的なアイテム、ブランド

カレッジスタイルの代表的なアイテムは、カレッジロゴTシャツやスタジアムジャンパー、スウェット、ジーンズ、チノパンなどです。
カレッジスタイルの代表的なブランドとしては、「RALPH LAUREN(ラルフローレン)」「Levi’s(リーバイス)」「Champion(チャンピオン)」などが有名です。
この3ブランドは長年積み重ねてきた歴史があり、カレッジスタイルに大きな影響を与えています。
ワークスタイル

ワークスタイルは、作業用として親しまれてきたワークウェアを取り入れたスタイルです。労働者が着ることを前提として設計されているため、機能性や実用性を重視した製品が多く見られます。
タフで男らしい印象を与え、流行に左右されないジャンルとして確立しています。
また、高密度に織られた厚手のデニム生地を使用しているアイテムも多く、丈夫で動きやすいのが特徴です。
無骨な印象のあるワークスタイルですが、カラーリングを統一したり、シンプルなアイテムを合わせたりすることで、スタイリッシュな雰囲気も演出できます。
ワークスタイルのルーツ

ワークスタイルの先駆者となった代表的なブランドといえば「Carhartt(カーハート)」です。
古くから労働者に向けたワークウェアを生産し、現代風にアレンジしながら進化を遂げているブランドで、そのルーツに深く関係しています。
ブランドが誕生した1889年頃、アメリカで鉄道が発展していたことに目を付けたカーハートは、鉄道員向けに丈夫な素材を用いたオーバーオールを作り絶大な人気を獲得しました。
さらに時代とともに「Dickies(ディッキーズ)」や「BIGMAC(ビッグマック)」などのワークウェアブランドも誕生し、ワークウェアは労働者の間に大量に出回りました。
また、日雇い建設労働や炭鉱労働、農業などを仕事とし、素朴で自由な生活を送る“ヒルビリー”のような労働者に憧れる都会のアメリカ人が多くなったことで、ワークウェアが注目されるようになりました。
1980年代にはBボーイやスケーターが登場し、ワークウェアもファッションアイテムとして扱われるようになりました。
1990年代以降は日本でもヒップホップやストリートカルチャーが浸透したため、ワークスタイルが確立するようになったのです。
今やストリートファッションには欠かせないワークスタイルですが、そのルーツには、当時の作業着の発展があったのです。
代表的なアイテム

ワークスタイルの代表的なアイテムは、オーバーオールやネルシャツ、ジーンズなどです。
作業靴(ワークブーツ)や安全靴もワークウェアのルーツからきています。
どのアイテムも耐久性に優れていて、ハードに使い込めるタフさが魅力的。
使用すればするほど味わいが増すワークアイテムは、ヴィンテージものを含め、古着でも人気を博しています。
ミリタリースタイル

ミリタリースタイルは、主に陸軍の軍服を模したスタイルのことです。
軍服や戦闘服にヒントを得た機能的なデザインが多く、耐久性のある素材を使用しているのが特徴です。
陸軍系の服を着るアーミースタイル、海軍系の服を着るネイビースタイルと分けることもあります。
ミリタリースタイルのルーツ

ミリタリースタイルは軍隊の服がルーツとされており、元々は米軍の払い下げの軍用服をファッションに取り入れたことから一般化していきました。
第二次世界大戦後の日本では、戦後の物不足という背景もあり、米軍が放出した余剰の軍服や軍装品が出回っていました。
1950年に朝鮮戦争が始まると、アメリカ占領軍の余剰物資が増えたため、余剰軍用品を販売する人も増加しました。
1965年のベトナム戦争時には、米軍の軍服や軍装品などを一気に払い下げた放出品ブームが起こり、大勢の人が軍服をファッションとして取り入れるようになったのです。
1975年には『ZUTORUBI(ずうとるび)』というアイドルグループのメンバー4人が米軍放出品を全身で着こなしているポスターが発行され、ミリタリースタイルがファッショントレンドとして浸透していきました。
その後、1986年に公開された映画『トップガン』でトム・クルーズが劇中で着用していた、パッチをあしらった海軍のフライトジャケット「G-1」がヒットし、ミリタリーウェアの盛り上がりを後押ししました。
米軍の余剰軍用品を再利用するという形で使用されてきたミリタリーウェアが、徐々にファッションアイテムとして取り入れられるようになりました。
代表的なアイテム、ブランド

ミリタリースタイルの代表的なアイテムはMA-1、N-3B、モッズコート、カーゴパンツ、ベイカーパンツなど。
カラーは、カーキやオリーブグリーンといった色合いが定番です。
全身をミリタリーアイテムでコーディネートをすると軍人のようになってしまうので、ワンポイントで使うとバランスよく着こなせるでしょう。
ミリタリースタイルに定評があるブランドといえば、「AVIREX(アヴィレックス)」「ALPHA(アルファ)」「WILD THINGS(ワイルドシングス)」などで、タウンユースしやすいファッション性を兼ね備えたミリタリーウェアを展開しています。
バイカースタイル

バイカースタイルは、バイク愛好者たちから高い支持を得ているスタイルです。
バイカー文化に伴い、バイカーファッションも生まれました。
バイカースタイルのアイテムは、主にバイク乗り用に設計されているため、防風性や耐久性に優れている傾向にあります。また、重厚感のある素材やデザインが多く、ワイルドな着こなしが魅力です。
バイカースタイルは、一つのファッションスタイルとして確立しているので、バイクに乗らない人からも好まれています。
バイカースタイルのルーツ

バイカースタイルは第二次世界大戦後に生まれた、アメリカのアウトローなバイカー集団の存在が大きく影響しています。
中でも有名なのは、1948年に結成されたアメリカ最恐のバイカーギャング「ヘルズ・エンジェルス」です。
ヘルズ・エンジェルスを筆頭としたバイカーギャングたちは、犯罪や事件を起こす不良集団として恐れられていた一方で、カウンターカルチャーの理想として一部の人々から支持されていました。
そんな反社会的なバイカーギャングですが、数々の不良映画の題材や参考材料になるほどのカルチャー的な影響力も高かったのです。
特に1953年に日本でも公開された映画「ザ・ワイルド・ワン(邦題:乱暴者)」は、不良バイカーのリアルなライフスタイルとバイカーファッションが盛り込まれており、若者に多大な影響を与えました。
今では典型的なバイカースタイルである「黒のレザージャケット、ジーンズ、エンジニアブーツ」の組み合わせや、「ジーンズのロールアップにエンジニアブーツ」を合わせるコーディネートを確立させたのは「ザ・ワイルド・ワン」です。
それまで作業着という認識が強かったジーンズをバイカースタイルに取り入れたこと自体が、当時では革命だったのです。

この「ザ・ワイルド・ワン」で映し出されたバイカースタイルはバイク乗りやバイカーギャングの支持者のみならず、ラモーンズやセックス・ピストルズをはじめとした多くのロックミュージシャンからも支持されてきました。
そして現代も、そのワイルドなスタイルは高い人気を誇っています。
代表的なアイテム、ブランド

バイカースタイルの代表的なアイテムは「黒のレザージャケット」「ジーンズ」「ブーツ」などがあげられます。
ハードな印象のアイテムが多いのが特徴です。
さらに男らしさを強調するなら、大ぶりのシルバージュエリーを取り入れるのもおすすめです。
また、バイカースタイルといえば「schott」は外せないブランドです。
不良のバイク乗りが世に出てきた当時から、schottのレザージャケットは定番とされています。
ウエスタンスタイル

ウエスタンスタイルは、アメリカ西部のカウボーイをモチーフにしたスタイルです。
野性的でエネルギッシュな印象を与えるデザインが多いのが特徴です。
自然や動物のシンボルを取り入れた刺繍や、粋なアクセントになるフリンジなど、ディテールにこだわったアイテムが多く見られます。
ウエスタンスタイルのルーツ

ウエスタンスタイルはアメリカ西部にて、環境から身を守りながら牧場の仕事を手伝う「カウボーイ」の服装がルーツとされています。
その起源はカウボーイファッションの始まりとされている1800年代まで遡ることができます。
1800年代にウエスタンシャツに「ヨーク」を初めて取り入れ、シャツに加わる重みや引っ張りに耐えるための切り替えになっており乗馬の際に重要なディテールです。
また、1800年代までカウボーイの帽子といえばポーラーハットでしたが、1870年代頃までには北軍騎兵隊で使用されて人気を博した「テンガロンハット」が定番に変わりました。
テンガロンハットには、乗馬中に馬が激走しても帽子が飛ばされないように「スタンピードストリングス」もデザインに追加されました。
パンツでいえば1840年代のゴールドラッシュでオーバーオールが流行したことに影響されたカウボーイが、ジーンズを日常的に着用するようになりました。
そして1800年代後半には棘のある植物や寒さなどを防ぐためにパンツの上から履く、革製の「チャップス」が初めて登場しました。
1860年代にはネックウェアの定番であるシルクネクタイが、汗の吸収がよく砂埃を防ぎやすい「バンダナ」に変わりました。
ウエスタンファッションはカウボーイに焦点を当て、馬に長時間乗っていても負担がかからない、動きやすい着こなしが主流になってきたのです。
このようにウエスタンスタイルのルーツは、アメリカ西部のカウボーイやライフスタイルが深く関係しています。
代表的なアイテム、ブランド

ウエスタンスタイルの代表的なアイテムは「ウエスタンシャツ」や「ウエスタンブーツ」、「ジーンズ」、「カウチンニット」、「テンガロンハット」などです。
ウエスタンシャツはアメリカの西部にいたカウボーイたちが着ていたシャツのことで、カウボーイシャツとも呼ばれています。
定番のアクセサリーは、ターコイズを取り入れたネイティブアメリカンジュエリーです。
ウエスタンを牽引する老舗ブランドといえば、カウボーイの歴史に着想を得て名品を生み出してきた「Wrangler(ラングラー)」もおすすめです。
ハードな仕事に耐えうるウエスタンシャツやネイティブ柄のデザインは、世界中のウエスタンファンから愛され続けています。
おすすめアメカジコーデ6選
ラフに着るアメカジコーデ

model:森聡一朗
所属店舗:古着屋JAM VINTAGE&SELECT堀江オレンジストリート店
古着屋JAM VINTAGE&SELECT堀江店のVINTAGESUMMITで購入した70sピーターマックスのCPOジャケットに外しでスウェットパーカーをレイヤードしました。
購入した当時は70sコーデに合わせていましたが最近はパーカーやストレートデニムなどでラフに合わせています。
アメカジMIXコーデ

model:作田匠人
所属店舗:古着屋JAM VINTAGE&SELECTアメリカ村店
自分がアメカジを感じるアイテムを詰め込んだアメカジMIXコーデです。
ブラウンのレザージャケットとブラックのオーバーオールは重厚感のあるアイテムですがカレッジロゴパーカーのカジュアルさでバランスを取りました。
デニムオンデニムアメカジコーデ

model:東明日翔
所属店舗:古着屋JAM VINTAGE&SELECT原宿店
上下を濃紺のデニムで揃えた‘‘デニムオンデニム‘‘スタイルです。
全身が同じ濃さだとコーディネートが平坦に見えるのであえて自然なヒゲ、色落ちのあるアイテムを合わせています。
王道ワークスタイルなアメカジコーデ

model:横井涼花
所属店舗:古着屋JAM VINTAGE&SELECT堀江オレンジストリート店
デニムジャケットとワークパンツの王道スタイルです。
サイズ感やアイテムにこだわってスタイリングを組みました。
デニムジャケットはリーバイスの4thで色味や雰囲気に惹かれて購入したしました。
シティライクに着るアメカジコーデ

model:植木菜々香
所属店舗:古着屋JAM VINTAGE&SELECT札幌店、古着屋JAM VINTAGE&SELECT札幌ポールタウン店
アイスブルーのデニムをメインにテーラードジャケットとチャコールのセーターを合わせてシンプルで都会的なコーデにしました。
デニム以外をダークトーンにまとめることで全体を引き締めているのがポイントです。
トラッドMIXなアメカジコーデ

model:百田優杏
所属店舗:古着屋JAM VINTAGE&SELECT心斎橋店
トップスはL2-B、ボトムスは501bigEで合わせました。
王道アメカジアイテムを使ってコーデを組みました。
男臭過ぎる雰囲気を避けるために外しとして上品なアイテムを合わせることが多いのですが今回はRalphLaurenのウールポロニットを合わせてみました。
あとがき
皆様いかがでしたか。今回はアメカジについてをご紹介しました。オンラインから季節問わず、その他のアイテムもご購入いただけます。また、古着屋JAM VINTAGE&SELECTではレギュラーからヴィンテージまで幅広く取り扱っておりますので、どんな方でも楽しむことができます。福岡、天神、大名にお越しの際は、是非古着屋JAM VINTAGE&SELECT福岡店に足をお運びくださいませ。以上、山口でした。


実店舗・オンラインショップでお使いいただける、古着屋JAM【公式アプリ】はお得で便利な機能が満載となっております。


