皆さまこんにちは。古着屋JAM心斎橋店の藤原です。
2月に入り、寒さは続きつつも日によっては少しずつ季節の移り変わりを感じるようになってきました。
それでも朝晩は冷え込み、風の冷たさを防いでくれるアウトドアアイテムは、まだまだ手放せない存在です。
そんなアウトドアアイテムを見ていく中で、よく目にするのが「エディーバウアー」です。
「エディーバウアーって名前は聞いたことあるけど、実際どんなブランドなんだろう?」ダウンジャケットやシャツ、ニットなどどれも派手さはないけどどこか安心感のある佇まい。アウトドアブランドというイメージはあるものの、具体的に何が評価されているのか、どんな背景を持っているのか。
今回はそんなエディーバウアーを「これから知りたい」という方に向けて、ブランドの生い立ちや特徴、古着で見るべきポイントをできるだけ分かりやすく解説していきます。
なぜ今も古着市場で安定した人気があるのか、どんなアイテムに注目すると面白いのか、そういった部分を知ることで、「エディーバウアー」という服は、今までとは少し違って見えるはずです。
こちらの記事では、同じく古着として人気の高い「コロンビア」の歴史やモデルについて詳しく解説しております。
ぜひこちらも合わせてご覧ください。
それでは本題に入らせていただきます。
目次
エディーバウアーとは?

エディーバウアー(Eddie Bauer)は、1920年にアメリカ・シアトルで創業したアウトドアブランドです。
現在ではカジュアルウェアの印象が強いかもしれませんが、もともとは極寒環境でも耐えられる実用的なアウトドアウェアを作ることからスタートしています。
ブランドを語る上で欠かせないのが、「ダウンジャケット」という存在です。
エディーバウアーは、世界で初めてキルティング構造のダウンジャケットを製品化し、特許を取得したブランドとして知られています。防寒性と軽さを両立したこの技術は、のちのアウトドアウェア全体に大きな影響を与えました。
また、エディバウアーは単なるファッションブランドではなく、登山家や探検家の装備を実際に支えてきた背景を持っています。アメリカ陸軍の山岳部隊や、過酷な環境下で活動する人々にウェアを供給していた時代もあり、実用性を最優先にしたモノづくりが評価されてきました。
古着としてのエディバウアーが今も人気を集めている理由も、こうした背景にあります。
派手なデザインではないものの、素材選びや作りは堅実で、今着ても十分通用するクオリティ。アウトドア由来の機能性と、日常に馴染むシンプルさを併せ持ったブランドとして、長く支持され続けています。
エディーバウアーが古着で人気の理由

エディバウアーが古着市場で安定した人気を持っている理由は、流行に左右されにくい実用性と普遍性にあります。
アウトドアブランドとして培われてきた背景が、今でも服そのものにしっかりと反映されている点が大きな魅力です。
まず一つ目は、作りの良さと耐久性です。
ナイロンジャケットやダウン、シャツに至るまで、生地や縫製がしっかりしており、古着であっても状態の良いものが多く残っています。何年、何十年と着られる前提で作られているため、今手に取っても安心感があります。
二つ目は、デザインのシンプルさです。
ロゴ主張が強すぎず、カラーやシルエットもベーシック。そのため、アウトドアスタイルだけでなく、街着としても取り入れやすく、合わせる服を選びません。流行が変わっても古さを感じにくい点は、古着として大きな強みです。
三つ目は、価格とクオリティのバランスです。
同じアウトドア系の古着と比べると、比較的手に取りやすい価格帯で見つかることが多く、それでいて機能性や作りは十分。初めて古着を選ぶ方や、アウトドアブランドに挑戦してみたい方にも選ばれやすい理由です。
そして最後に、アイテムの幅広さも挙げられます。
ナイロンアウターやダウンといった定番アイテムはもちろん、シャツ、ニット、パンツまで揃っており、年代や用途によってさまざまな表情を楽しめます。季節を問わず提案できる点も、古着屋で扱われ続ける理由のひとつです。
こうした理由から、エディバウアーは「派手さはないけれど、間違いのないブランド」として、古着市場で長く支持されています。
年代とタグで見るエディーバウアー
長い歴史の中で、タグの表記やデザインも少しずつ変化しており、それぞれの時代のエディーバウアーを知る手がかりになっています。
今回は一般的な流通が多い1950年代から現在までを年代順に見ていきます。
1950年代:日の出タグ前期(初期ヴィンテージ)
まず初めは、1950年代になります。
1950年代は、通称「日の出タグ」と呼ばれるタグが付く時代です。
放射状のラインが入った、太陽(サンライズ)モチーフのロゴタグで、主に1940年代後半~1950年代頃に使用されていたと考えられています。
現行数が非常に少なく、古着市場では、エディバウアー最初期クラスのヴィンテージとして扱われます。
1960~70年代:日の出タグ後期(黒タグの原型が登場)

1960年代に入ると、日の出タグのデザイン自体はそこまで変わりませんが、タグの中に、「レジスターマーク」が追加されます。
タグのデザイン自体はこの年代の中で2回ほど変化しており、1960年代後半~1970年代前半になると、特徴的な「Blizzard Proof」という文字が上部に移動します。
この時代に、エディバウアーは本格的に「アウトドアウェアブランド」として確立していきます。
ダウンジャケット、マウンテンパーカー、ナイロンシェルなど、現在も評価の高い名作が多いのがこのタグ期です。
1980年代:黒タグ期(前期&後期)

1980年代に入ると、馴染みのある黒字に金の文字と山が刺繍されたあの黒タグになります。
アウトドアブームの影響で生産量が増え、アイテムのバリエーションも一気に広がった時代です。
黒タグには前期と後期が存在し、
前期はロゴの下に「EXPEDITION OUTFITTER」の表記が入り、後期は「OUTDOOR OUTFITTER」へと変わります。
この頃のアイテムは、実用性を保ちつつ、街着としても使いやすいという点で、古着として多くの人に愛されている年代です。
1990年代:白タグ(街着としての昇華)

1990年代に入ると、古着屋でもよく目にする白地に黒のロゴ刺繍が入ったシンプルなタグになります。
現在、古着屋で最も目にすることが多いタグで、シンプルなデザイン。アウトドアとタウンユースの境目を曖昧になっていきます。
ナイロンジャケットやフリースなど、今のスタイルにも合わせやすいアイテムが多く、
実用性重視で選ぶならおすすめの年代です。
2000年代以降~:現行タグ(今なお愛される理由)

2000年代以降になると、ロゴや表記が現代的になり、生産国表示も細かくなります。
ヴィンテージ感は薄くなりますが、サイズ感・コンディション・価格重視で選びたい方には扱いやすい年代です。
エディバウアーの名作を紹介
エディバウアーが長年支持され続けている理由のひとつに、時代を超えて評価される名作アイテムの存在があります。
どれも派手さはありませんが、実用性を突き詰めた結果として生まれたデザインは、今見ても色褪せることがありません。
スカイライナー(SkyLiner Jacket)
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エディバウアーを語る上で欠かせない名作が、ダウンジャケット「スカイライナー」です。
1936年に誕生したこのモデルは、世界で初めてキルティング構造を採用したダウンジャケットとして知られています。
軽さと高い保温性を両立した設計は、当時としては画期的で、現在のダウンウェアの原点とも言える存在です。
シンプルで無駄のないデザインは、アウトドアはもちろん、街着としても違和感なく取り入れられます。
ヴィンテージから比較的新しい年代まで、幅広く評価されている一着です。
カラコラムジャケット(Karakoram Jacket)

カラコラムジャケットは、極地探検や高所登山といった過酷な環境を想定して作られたダウンジャケットです。
名前の由来は、世界有数の高山地帯であるカラコルム山脈から来ています。
ボリュームのあるダウン量と、防寒性を重視したディテールが特徴で、
エディバウアーの中でも特にギア色の強い名作として知られています。
機能性を最優先にした無骨な佇まいは、アウトドアブランドらしさを強く感じられるモデルです。
オールパーパス(All-Purpose)

オールパーパスは、その名の通りさまざまなシーンで使える汎用性の高さが魅力のモデルです。
ナイロンシェルを使用したシンプルなデザインで、軽く羽織れる実用性が評価されています。
アウトドア由来の機能性を持ちながら、街着としても取り入れやすく、
エディバウアーの中では比較的クセが少ない一着。
古着初心者にもおすすめしやすい名作です。
ダウン系アイテム

エディバウアーの真骨頂とも言えるのが、ダウンアイテム全般です。
スカイライナーやカラコラム以外にも、用途に応じたさまざまなダウンジャケットが展開されてきました。
共通して言えるのは、保温性と軽さのバランスの良さ。
過剰なデザインを避け、実際に「寒さから身を守る」ことを最優先に作られている点が、古着としての信頼感につながっています。
ニット系アイテム

ニット類は、エディバウアーの中でも日常に取り入れやすい名作が多いジャンルです。
ウールやコットンを使用したシンプルなデザインが中心で、流行に左右されにくいのが特徴です。
アウトドアブランドらしく、耐久性を意識した作りのものが多く、
古着でもコンディションの良い個体が見つかりやすい点も魅力です。
シャツ系アイテム

シャツ類も、エディバウアーの隠れた名作と言える存在です。
フランネルシャツやボタンダウンシャツなど、ベーシックなアイテムが多く展開されています。
派手なデザインではありませんが、生地の質感やシルエットが良く、
一枚でも、インナーとしても使いやすい万能さがあります。
「気づいたら一番着ている服」になりやすいのが、エディバウアーのシャツです。
あとがき

エディバウアーは、派手なデザインや流行を追うブランドではありません。
ですが、その一着一着には「本当に必要なものを、しっかり作る」という姿勢が、今も変わらず息づいています。
タグや年代、名作とされるモデルを知ることで、古着屋でエディバウアーの服を見たときの見え方は、きっと変わってくるはずです。
何気なくラックに掛かっていた一着が、実は長い歴史や背景を持った服だった、ということも少なくありません。
古着としてのエディバウアーの魅力は、特別な一着であると同時に、日常にしっかり馴染む服であることだと思います。
気負わず着られて、長く付き合える。そんな服を探している方にこそ、一度手に取ってみてほしいブランドです。
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