こんにちは!古着屋JAM明治通り店の伊藤です。
いつの間にか6月も終わりに近づき、2025年の半分が過ぎ去ってしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
そろそろ夏の予定を立てている方も多いですよね。
東京近郊でおすすめのスポットといえば「ディズニーリゾート」は欠かせないですが、当日着て行くファッションを考える時間なども含め、楽しいひとときを過ごせるのが人気の理由。
ということで今回は、知れば知るほどディズニーに行きたくなる「ヴィンテージディズニー」について、詳しく解説させていただきます!
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
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ヴィンテージディズニーとは
ディズニーのヴィンテージ古着、いわゆる「ヴィンテージディズニー」は、主に過去に制作されたディズニー関連の衣類やファッションアイテムで、現在では入手困難だったり、当時のデザインや雰囲気が評価されて人気を集めているものを指します。
特に1970年代~1980年代頃のものが人気で、コレクターズアイテムとしても高い需要を誇っています。
ヴィンテージディズニーは当時のディズニーのデザインや雰囲気を反映しており、現代のものとは一線を画す独自の魅力を持っているのが特徴です。
どこか懐かしさを感じさせるデザインの数々、ヴィンテージならではの個性的なスタイルを楽しむことができ、他の人とは一味違ったディズニーファッションを楽しめます。
また、ファッションアイテムとしての魅力だけでなく、ディズニー愛を感じさせるアイテムとしても多くの人々に愛されています。
夏におすすめ、ディズニーTシャツ
¥7,590(tax in) rab693276
(珍しくも両面が同じプリントのミッキーTシャツ↑)
レトロなデザイン
古着のディズニーTシャツは、そのデザインやプリントスタイルが現代ではなかなか見られない、レトロな雰囲気を持っています。特に1970年代から1990年代のTシャツは、特に「ヴィンテージ」として注目されており、デザインがシンプルでありながらも手書き風のタッチや独特の色使いが特徴です。
個性が輝く
ディズニーTシャツは、そのキャラクターやテーマによって、非常に個性的でユニークなアイテムになります。例えば、ミッキーやミニー、ドナルドダック、グーフィーなどの定番キャラクターが描かれたものはもちろん、ディズニー映画やテーマパークのオリジナルデザインが施されたものも多く、他の人とは違った個性を出すのに最適です。
タグでわかる年代判別
ディズニーのアパレルアイテムに付くタグのことを「ディズニータグ」と言います。このタグを見ることで、”製造年代・レア度・価値”を判断することが多いです。
ディズニータグの種類は主に、各パークで販売されていたもの、ストアで販売されていたもの、映画の販促品や、ディズニーで働いていたキャストのアイテムなど、多数存在します。
今回は、パークとストアのタグを解説していきます!
パークタグ
(1982)青タグ初期
まずは、「DISNEY CASUALS」と書かれたこちらのタグ。
あまり見かけない珍しいものですが、この次にご紹介するディズニータグの中で有名な”青タグ”とよく似たデザインが特徴なので、”青タグ初期”と呼んでいます。
しかし、一般的に出回っている青タグ初期はタグの素材が固い紙のものが多いため、画像のように布製のものは1982年以降から1986年頃までの製品にも使用されていた可能性があります。
1982年により確実なのは紙製のタグの方なので、探すときのポイントにしてみてください。
(1982-1993)青タグ
ヴィンテージディズニータグの中で、最も有名であり人気があるのが通称”青タグ”と言われるこちら。
このタグは10年ほど使用されていましたが、実は2種類に分かれており、表に記載されているコピーライト(著作権)によっておおよその年代が異なります。
①「©WALT DISNEY PRODUCTIONS」
1982年から1986年2月6日以前のもの
②「©DISNEY」または「©WALT DISNEY COMPANY」
1986年2月7日以降から1993年までのもの
↓
これを踏まえると、画像の青タグは「©DISNEY」と記載があるので、②の年代に作られたものだと見分けることができます!
(1992-1998)オリジナルタグ
この「DISNEY originals」と書かれた大きな横長のタグは、1994年に”エプコット”と名前が変わるまでの”エプコットセンター”で販売されていたTシャツや、アラジン(1992年公開の映画)の製品についていることが多いです。
エプコットとは
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにある4つのテーマパークのうちの一つ。
(1994-1997)赤タグ前期
両サイドの赤いラインと頬杖をついたミッキーのプリントが特徴なこちらは通称”赤タグ前期”と言われています。
(1996-1999)赤タグ後期
「MICKEY,INC」の文字とミッキーのシルエットが特徴なこちらは前述のタグと対で”赤タグ後期”と言われます。
(1998-2007)ワールドタグ
このタグが登場したのは1998年のパークシャツが始まりで、2001年から2005年までの間はディズニーパークの中で唯一商品に使用されていたタグのようです。
(2007-2009)パークの銀タグ
こちらが最後にタグ付けされたディズニーワールドのデザインです。
(2010-)プリントタグ
2010年以降、布のタグではなくボディーに直接プリントされる”プリントタグ”になり、これまでの伝説的なディズニータグの歴史は終わりを迎えました。
ストアタグ
(1991-1998)ストアの銀タグ
ストアタグの中で人気なのがこのシルバーの背景にブラックロゴが特徴的な”銀タグ(ストアVer.)”です。
ディズニーストアが初オープンしたのは1987年ですが、このタグのほとんどが90年代初頭から1998年までの間に存在していて、ストアタグでは銀タグが初期扱いになると思われます。
(2001-2002)
このタグは2001年から2002年までの製品によく見られます。
(2003-2005)シルエットタグ
大きなミッキーのシルエットが特徴なこちらは2003年から2005年にかけて使用されており、ディズニーストアの製品はパークの製品よりもかなり早く、2006年からプリントタグに変更されています。
ミッキーマウスが主役な2つのコーデ
1:リラックスしたワークスタイル
こちらは、フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドの1997年記念Tシャツを使ったコーデです。
Tシャツの下にレイヤードしたボーダーのロングTシャツは、ミッキーのグラフィックとリンクする色合いにすることで、自然なこなれ感を演出できます。
ボトムスはあえてのペインターワークパンツをチョイスし、ややルーズなシルエットがトップスとのバランスを取りつつも、足元はブラックのレザーシューズで引き締めて一気にスタイルアップできます。
着用アイテム
tops:ディズニーTシャツ RAB758665 ¥7,590(Tax in)
layered tops:ロングTシャツ sold out
pants:ワークパンツ sold out
shoes:レザーシューズ RAB713581 ¥9,790(Tax in)
2:ユニークなプレッピースタイル
続いては、ビッグサイズのオールドミッキー(黒目のみのミッキー)が目を引くこちらのコーデです。
キャラクターTシャツは子供っぽく見られがちなのが難しいところですが、ストライプシャツとの組み合わせでプレッピームードをプラスし、大人っぽさを感じる装いになります。
パステルレッドのチノショートパンツは、夏らしい軽快さとトレンド感を両立できます。足元はホワイトのスニーカーにし、スポーティにまとめつつ、キャップで視線を上に逃がすことで全体のバランスが良くなります。
着用アイテム
cap:USEDベースボールキャップ RAB707819 ¥4,290(Tax in)
tops:ディズニーTシャツ RAB665483 ¥15,290(Tax in)
layered tops:長袖ストライプシャツ RAB759649 ¥6,490(Tax in)
pants:チノショートパンツ RAB722480 ¥5,390(Tax in)
shoes:スニーカー(ナイキ) RAB220753 ¥9,460(Tax in)
あとがき
ここまでヴィンテージディズニーについて解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
古着屋JAM明治通り店では、今回マガジン内で使用したアイテムを含め、他にもさまざまなディズニーTシャツを取り扱っております。
実際にアイテムを手に取ってみて、タグで年代の判別などが出来るとより楽しいと思いますので、ぜひ挑戦していただけると嬉しいです。
みなさまのご来店、スタッフ一同お待ちしております!
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