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程よくゆるく、心地よく。Levi’sの快適モデル550・560特集
こんにちは。古着屋JAM堀江オレンジストリート店の𠮷村です!
近頃、デニムの中でも「程よくゆとりのあるシルエット」をお探しの方が増えています。
一方で、「太すぎるのはちょっと…」「どれが自分に合うか分からない」といった声もよくお聞きします。
そんなお悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、Levi’s(リーバイス)550と560です。
どちらもリラックス感と履きやすさを兼ね備えたモデルでありながら、それぞれ異なる魅力があります。
今回はこの2本のサイズ感・シルエットを比較しながら、実際に着用した感想も交えてご紹介いたします。
ご自身に合った理想の1本を見つける参考になれば幸いです。
王道デニムであるLevi’s501と505を紹介した記事も、ぜひ併せてご覧ください。
Levi’s550・560の誕生背景
1980年代当時、デニムといえば細身のシルエットが主流でした。しかし、「もっとゆったり履けるデニムがほしい」という声が少しずつ高まり、Levi’sはそうした時代のニーズに応える形で、Relaxed Fit(リラックスフィット)という新たなスタイルを打ち出しました。
そこから誕生したのが、今回ご紹介する550と560です。
いずれも腰まわりや太ももにゆとりを持たせた設計で、裾に向かって少しずつ細くなる「テーパードシルエット」が特徴です。
登場当初はスケーターやストリートスタイルの若者を中心に人気を集め、現在では定番のモデルとして広く親しまれています。
Levi’sの「オレンジタブ」とは
Levi’sのオレンジタブは、1960年代後半に生まれた若者向けのカジュアルラインです。
当時の赤タブが持つワークウェア的なイメージから離れ、デザインやカラーに自由度を持たせたモデルとして登場しました。
展開はデニムだけでなく、シャツやジャケットなど多岐にわたり、音楽やアートとも結びつきながら高い人気を獲得しました。
現在も古着市場で人気が高く、復刻版やコラボ商品として再び注目されています。
①Levi’s 550の特徴:すっきりとしたテーパードシルエット
Levi’s550は1985年に登場したモデルです。腰やヒップ、太ももにかけて適度なゆとりがありつつ、裾にかけて緩やかに細くなることで、全体的にすっきりとした印象に仕上がります。
「ゆるさは欲しいけれど、野暮ったく見えるのは避けたい」という方に非常におすすめです。
スニーカーやブーツとの相性も良く、スタイリング次第でカジュアルにもきれいめにも振れる汎用性の高さが魅力です。
➁Levi’s 560の特徴:ゆとりを持たせたリラックス感
一方の560は、550よりも全体的にボリューム感があり、特にワタリ(太ももまわり)が幅広く、股上が深めに設計されています。
とはいえ、裾に向かってやや細くなるテーパードが入っているため、ただのワイドパンツとは異なります。リラックス感を持ちながらも、シルエットはすっきりまとまるのが特徴です。
ストリート系やY2K(2000年代)ファッションとの相性も良く、存在感のある1本をお探しの方に最適なモデルです。
実際に履いて感じた印象
①550を着用した印象
適度なゆとりがありながらも、裾にかけてのテーパードが効いていることで全体がスマートに見える印象です。
スタイリングの幅も広く、スニーカー・革靴を問わず合わせやすいため、初めての1本としてもおすすめです。
「ゆるいけれど、上品さを保ちたい」という方に特に向いていると感じました。
②560を着用した印象
550よりもさらにワイドなため、よりリラックスした履き心地が楽しめます。
太ももまわりのゆとりや深めの股上により、身体にしっかりと馴染み、動きやすさにも優れています。さらに、ボリュームのあるシルエットでありながら、テーパードが効いているため、足元はすっきりとまとまります。
トップスを選ばず、カジュアルにもモードにも使える1本です。
スタッフの着こなし提案
①550:クリーン×抜け感シャツスタイル
Levi’s550を白シャツと合わせ、スラックスのような感覚で爽やかに仕上げました。緩やかに絞られたシルエットが、ゆったりとしつつもクリーンな印象を演出します。
抜け感と清潔感、どちらも欲しい方にぴったりの一本です。
eyewear JAA000449 ¥6,380
shirt RAB761508 ¥7,590
pants Levi’s 550 RAB817260 ¥11,990
bag RAB592553 ¥14,190
shoes RAB787469 ¥11,990
➁550:モード×ストリートミックス
モノトーンでまとめたミニマルなスタイルです。ワイドシルエットながら都会的に見えるのは、テーパードが効いているからです。
小物や素材でメリハリを加え、日常使いの中にもモード感を取り入れられます。
cap JAA000006 ¥1,540
shirt RAB855624 ¥4,290
vest RAB796656 ¥5,390
pants Levi’s 550 RAB817260 ¥11,990
shoes RAB891321¥17,490
③560:カラー×ストリートカジュアル
鮮やかなオレンジTシャツを主役に、ライトブルーの560で軽快な印象に仕上げました。ワイドながらも裾に向かって細くなるので、ルーズすぎず都会的なバランスになっています。
レイヤードやスニーカーで、動きやすさとストリート感を両立させています。
cap JAA000345 ¥6,600
Tshirt RAB891764 ¥7,590
pants Levi’s 560 RAB700502 ¥11,990
bag RAB853302 ¥6,490
shoes RAB885386 ¥11,990
④560:スポーツ×ヴィンテージミックス
クラシックなベースボールシャツと淡色デニムでスポーツミックスしました。テーパードの効いた560が、ワイドでもすっきりとした印象を保ちます。
小物のウエストポーチとバンダナがアクセントとなり、レトロな雰囲気を引き立てています。
bandanna jam1191 ¥8,910
gameshirt EAA326908 ¥4,840
pants Levi’s 560 RAB700502 ¥11,990
bag RAB853317 ¥5,390
shoes RAB8847076 ¥17,490
どちらが自分に似合う?選び方のポイント
どちらも魅力的なモデルですが、以下のポイントを参考に選んでみてください。
①Levi’s550が合う方
・細身~標準体型でゆるめのシルエットに初挑戦したい方
・クリーンで大人っぽいカジュアルコーデを好む方
・スニーカーや革靴とバランス良く合わせたい方
・上品にまとまるデニムを探している方
➁Levi’s560が合う方
・太め(ワイド)なパンツに慣れている、または挑戦したい方
・ストリートやY2K、リラックス系のスタイルが好きな方
・パンツに存在感を出したい方
・全体をゆったりとまとめるコーディネートが得意な方
まとめ
Levi’s550は「すっきり履きたい方向け」、Levi’s560は「よりゆるく、ラフに履きたい方向け」のモデルです。
どちらも現代ファッションに自然と馴染む1本なので、初めての方でも取り入れやすく、幅広いスタイリングに活躍してくれるはずです。
店舗では実際に試着いただけますので、気になる方はぜひご来店ください。サイズ感やシルエットの違いを、ご自身の目で確かめていただくのがおすすめです!
上記の記事ではルーズシルエットとバギーシルエットのパンツの選び方、履きこなし方を解説しておりますのでぜひご覧ください。