ヴィンテージアイテムとしても名高い!リーバイスのGジャンを年代別に解説

皆さんが1着は持っているであろうGジャン。今回はデニム製品を代表するブランド、Levi’s(リーバイス)のGジャンを年代別にご紹介します。実は、タグに表記されている”数字”によって、年代やその価値が大きく変わります。

まずは、リーバイスの歴史を簡単にご紹介。
リーバイスの創設者、リーバイ・ストラウスは1829年ドイツのバッテンハイムに産まれ、彼が24歳の時にゴールドラッシュに湧くアメリカに移民としてやってきました。その後、雑貨業を開業した彼は、金鉱で働く人々のためにキャンバス地を使ったワークパンツを開発。その後、素材はデニムに変更され、インディゴが染料として使用されることになりました。

そして1873年、ワークパンツの耐久性を高めるため、工夫に励んでいた際に出会った仕立屋のヤコブ・デイビスがリベットで補強するというアイデアを思いつき、共同で「衣類のポケットにリベットを使用する」特許を取得し、”ジーンズ”が誕生したのです。

その後Gジャンが登場し、今では「デニムの王様」と呼ばれるリーバイス。
リーバイスファンの皆様はもちろん、古着好きの皆様は要チェックですよ!

Gジャンを年代別に分類すると?

リーバイスのGジャンを古い順番に大きく分けると、「ファースト」「セカンド」「サード」「フォース」と、4種類に分かれており、それぞれモデルが異なっています。

それでは、モデル別に見ていきましょう!

 

まずはファーストと呼ばれる”506XX”から。

506XXこの506XXは、ヴィンテージ・デニムジャケットを代表するアイテム。年代は4つに分けられます。

1.1937年以前
この頃は赤タブが付いておらず、シンチ・バックル(デニムのベルト)が丸みを帯びています。
プリーツのボックスステッチも、ボタンの真横ではなく、少し下に位置しているのが特徴。

2.1937年~1942年ごろ
506XXシンチ・バックル赤タブが付き、ボックスステッチが大きい長方形になります。更に、シンチ・バックルに滑り止めが付いているのも特徴。

3.1942年ごろ~1945年ごろ
大戦モデルフロントこちらは、通称「大戦モデル」と呼ばれています。フロントボタンが5つから4つになっているものが多く、ボタンは通常のLevi’s表記のものと、月桂樹が描かれているものの両方があります。

4. 1946年から1953年
506XX針無しシンチ・バックルこの年代で、506はモデルチェンジをし、仕様が新しくなります。当時はトラッカージャケットとして着用されていたGジャンは、シンチ・バックルについている2本針が車を傷つけると不評であったため、針無しのバックルになります。

⇒リーバイス・506XX一覧

 

次はセカンドと呼ばれる”507XX”。

507XX506から507へのモデルチェンジは1952年~1953年に行われたと考えられています。506XXの特徴でもある短いシルエットや、小さめのアームホールなどを継承したモデルですが、変更点は、胸ポケットが1つから2つに変わったこと。507XXバック更に、シンチ・バックルをやめ、ウェストバンド(裾)の両脇のアジャスターベルトが採用されています。こちらの仕様は現在のGジャンにおいても見られるものです。

⇒リーバイス・507XX一覧

 

次に”557”、通称サードをご紹介。

557セカンドとは外観が大きく異なり、ポケット部からウェストバンドに向かったV字型のステッチが印象的です。また、プリーツが廃止され、ポケットも外側から別布を縫い付けるかたちから、埋め込み型のものに変化しました。着丈については短いままですが、アームホールが大きくなっています。

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更に557XXのうなじ部分のパッチに「Every Garment Guaranteed」と表記されているものは、「ギャラ入り」と呼ばれており、557は、「557」「557XX」「557XX ギャラ入り」と分類することができます。557と557XXは、パッチの表記以外、大きな違いはありません。

⇒リーバイス・557XX一覧

 

最後にご紹介するのは、通称フォース、”70505”。

70505こちらは、リーバイスが品番変更を行い、557が70505に変更されたものです。変更当初はパッチの表記が異なるのみでしたが、のちにパッチが小さくなりました。70505の大きな変化といえば、着丈が長くなったこと。また、胸ポケットからのVステッチの傾斜が緩くなり、末端部が閉じていないのが特徴です。主要な部分のステッチは、全てオレンジの糸になっているのも特徴の一つ!

⇒リーバイス・70505一覧

 

いかがでしたか?あなたが何気なく着ているそのGジャンのパッチに注目

古着屋JAMのリーバイスGジャン今まで、様々なブランドのタグの歴史をご紹介させていただいたように、それぞれのブランドがタグやパッチ、ディテールに思いを込めて製作されていることが分かりますね。リーバイスのGジャンをお持ちの方は、是非パッチの番号を見てみてください。そのモデルについて調べてみるのもアリ!リーバイスのGジャンをお持ちでない方は、あなたのお気に入りの年代のものを是非、古着屋JAMにてお買い求めください◎

古着屋JAMの商品は、全品がバイヤーによって厳選され買い付けられた1点物。入念なケアを施し、皆様には安心してご購入・ご着用いただけます!この機会に古着屋JAMをご利用くださいませ。

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