皆さんこんにちは、古着屋JAM下北沢店の中藤です。
8月に入り夏本番ですが、皆さんは夏らしいことはできましたでしょうか?私は、野外フェスに行き首を真っ赤にしたり、友人と8月の旅行の計画を立てたりと満喫しています。気温は引き続き上がっていくと思いますので体調にはくれぐれも注意して楽しみましょう。
さて今回は、夏に大人気のハーレーのTシャツについて解説したいと思います。
「そもそもハーレーとは何なのか」、「なぜこんなにも人気なのか」といった意外と知らない疑問から年代判別方法まで解説していきます。
是非最後までご覧ください!
また、以前もハーレーについて書いていますので、ぜひ併せて読んでみて下さい。
目次
ハーレーとは
ハーレーとは、「ハーレーダビッドソン」の略称です。ハーレーダビッドソンは1903年アメリカのウィスコンシン州創業の老舗オートバイメーカーで、キング・オブ・モーターサイクルと言われるほど人気と歴史のあるメーカーです。
オートバイメーカーなのに古着?と思うかもしれませんが、オートバイの製造だけでなくアパレルの製造にも力を入れているのです。そのため今回解説するTシャツの他にも、レザージャケットやパーカー、ブーツなど様々なアイテムを製造しています。
デザインはどれもハードコアで芯のある、かっこいいものばかりです。また、1903年創業ということは2度の世界大戦と世界恐慌を生き抜いてきた企業ということになりますので、デザインだけでなく企業の背景も含めかっこいいですね!
なぜハーレーのTシャツが人気なのか
様々なアパレルを展開しているハーレーですが、その中でも今最も人気なのがTシャツです。どこの古着屋さんにいってもハーレーTコーナーが設けられているといっても過言ではないほど人気です。
そこまで人気である理由は様々考えられますが、主に以下の3つだと考えられます。参考の画像と一緒に見ていきましょう。
ハードなデザインやオーバーなサイズ感
ハーレーと言えば、大型のバイクやドクロ、ワシなどハードなデザインが多く、サイズ感もXL、2XLの大きいサイズが多いです。この特徴が長年続いている90sブーム、ストリートファッションブームにマッチしていて人気であると考えられます。
参考画像:RAB877254
こちらのアイテムもドクロのかっこいいプリントであり、サイズもXL相当のものになります。ハーレーではこのテイスト、サイズ感のものが多く、安定して見つけられるため人気なのだと思います。
ダメージや褪色の激しい「ヴィンテージ感」
近年の古着ブームでダメージや褪色(フェード)の激しいアイテムが人気になりました。特に褪色(フェード)のある服は、プリントもうまく馴染んでくれるので使いやすくなりますし、明らかに新品といった服に比べて自然なカッコよさやこなれ感が出やすいのが特徴です。「ヴィンテージ感」のあるアイテムの人気はうなぎ登りで、ここ数年でヴィンテージ加工の施された商品を発売するブランドが一気に増えたと思います。
そんなトレンドの「ヴィンテージ感」が全面に出ているのがハーレーTで、激しいダメージや元の色がわからないほどのサンフェードがあるものも少なくありません。もともとのハードなデザインも相まってすごくかっこよく、人気な理由も良く分かります。
参考画像:RAB838640
こちらの商品は全体的に強く褪色(フェード)していて、雰囲気がありますね。先述した通り、プリントがパキっと出ていないためボディに馴染んで使いやすそうです。
Y2Kコーデにも合わせられる
ここ2、3年で爆発的に人気になっているY2Kコーデをご存知でしょうか?Y2Kとは2000年代に流行したポップで未来感がありながらレトロさもあるスタイルのことで、日本でいうと平成のギャルのファッションと言えば分かりやすいと思います。
そのY2Kファッションに、ハードでグランジ感のあるハーレーのTシャツがマッチしていて、今若い女性を中心に人気となっています。
参考画像:RAB705257
こちらは色はポップなレッドでありがながら、色の落ち方やサイズ感がグランジがあるためY2KコーデにもってこいのTシャツです。
ハーレーTシャツの年代判別
古着で人気のアイテムというとリーバイスのデニムやチャンピオンのスウェットなど、年代判別方法も有名で皆さんもなんとなくわかるのではないでしょうか。一方で、意外と年代判別を知られていないのがハーレー。せっかく買うなら知りたくありませんか?
そこで、ハーレーのTシャツの年代判別方法を解説したいと思います。
タグで見分ける方法
ハーレーは古い年代のものは別のボディブランドのタグになります。いろんなボディがあるため、中でもハーレーで良く使われているボディのものを紹介いたします。
70年代
ヘインズ
ヘインズの70年代のタグです。ハーレーかを問わず中々見ないタグで、年代的にサイズ感は小さいものが多いです。
80年代
ジャージーズ(80年代)
スウェットなどでも比較的見ることの多い80年代ジャージーズのタグです。特徴は「JERZEES」の後ろが全面格子状の点です。
3D EMBLEM
他のボディブランドと比べると知名度はぐっと下がりますが、ハーレーのボディに関して言うと群を抜いて人気があります。特にハーレーマニアの方に人気で、こちらのボディの物は他より高値で取引される傾向にあります。
90年代
ハーレータグ
こちらは古着屋さんでもよく見かけるハーレーのタグです。写真のような1枚タグの物は90s~となります。
後ほど紹介するコピーライトと併せて判別するのがオススメです。
フルーツオブザルーム
他のTシャツやスウェットでもよく見かける90年代のフルーツオブザルームのタグです。フルーツロゴの下に赤い線が引かれている点が特徴です。
ジャージーズ(90年代)
こちらは90年代のジャージーズのタグです。80年代のものと似ていますが、「JERZEES」の後ろが格子状で、左上がグレーバックになっていて「100% COTTON PRESHRUNK」と書いてある点です。
00年代~
ハーレータグ
こちらは00年代~のハーレータグです。90年代~のハーレータグとの違いは2枚タグであることです。2枚タグとは、ハーレーのタグの下に製品表示などが書かれている別のタグが付くもののことです。
こちらは白いタグのものですが、黒いタグで2枚のものも多く、同様に00年代以降になります。
コピーライトで見分ける方法
コピーライトとは著作物を保護するために、©マークと共に、著作物の発行年や著作権者の名前などを記載するものです。
発行年なので一般的にそのTシャツに印刷されたときと同時期と考えられ、年代判別に使われます。タグと違い、「〇〇年代」ではなく具体的な年数までわかるため非常に便利です。ハーレーでもプリントの下などに記載されているため判別の際には確認してみて下さい。
こちらは1987年製ということになります。
おすすめのハーレーTシャツ3選
ここからは、JAM下北沢店にあるオススメのハーレーTシャツを3つご紹介します。
褪色が魅力!ザ・ハーレーなTシャツ。
商品画像:RAB877528
価格:¥7,590
こちらは魅力のひとつとして挙げさせていただいた褪色(フェード)が秀逸な一枚。タグが90年代~のもので、全体的なフェードに加え首元のやりすぎないボロもGOOD。また、写真ではお伝えしづらいですが、使い古されたコットンのくたっとしていて、しっとりとした手触りも素晴らしいです。ぜひJAM下北沢店にお越しの際はお手に取ってみて下さい。
ハーレーながらキュートな一枚。
商品画像:RAB895988
価格:¥9,790
こちらはトカゲのバイクに乗っているさまが、両面にわたり正面とバック姿でプリントされているものになります。
ディズニーのTシャツやアニマルのTシャツで有名な手法ですが、それをハーレーがやっているのに驚きました。ボディも白でハードさが和らぐのでシティっぽいスタイルにも使えそうですね。
なかなか見ない和柄のハーレー!
商品画像:RAB875319
価格:¥8,690
最後に紹介するのは「日本の祭」と書かれたTシャツ。青森のねぶた祭のグラフィックが大々的に描かれていて、他のハーレーTシャツに負けないくらい迫力があります。
最近ひそかにトレンドな和柄を、ハーレーで取り入れるのは遊び心を感じられてすごくおしゃれだと思います。
最後に
いかがでしたか?
古着のハーレーの魅力が伝わりましたでしょうか。歴史や年代判別方法を知ったことで、今までのハーレーTの見え方とまた変わったとおもいます。私自身ハーレーにより興味が持てましたし、店内のハーレーがいつも以上に魅力的に見えてきました。
古着屋JAMでは全店でハーレーTシャツが入荷していますので、お気に入りの一枚を店頭にて探してみてはいかがでしょうか。
また、前回の下北沢店のマガジンではディッキーズ874について深堀りして解説しています。ハーレーと合わせてアメカジスタイルをしてもかっこいいと思いますので、こちらも併せて是非ご覧ください!