みなさんこんにちは!古着屋JAM堀江オレンジストリート店小濱です。
3月ももうすぐ終わりを迎え、春がやってきますね。
過ごしやすくファッションも楽しめる、とても好きな季節です。
服装の変わり目でもあるこの時期は、これからどんな服を着ようかと毎年ワクワクでいっぱいです。
みなさんも、春服を求めにぜひ、当店までお越しくださいませ!
さて今回は、ペインターパンツのマガジンになっているのですが、メインとしてデニムペインターパンツを扱っていきます。
最後には、スタッフおすすめコーディネートもご紹介させていただきます。ぜひ春のコーデの参考にしてみてください!
前回のブログではフリースベストについてご紹介してます。
春にもおすすめのアイテムになっているので、ぜひ読んでみてください!
目次 [閉じる]
そもそもペインターパンツとは?
ペインターパンツは19世紀後半にアメリカで誕生した、画家やペンキ職人が作業する際に着用していたワークパンツです。
20世紀後半には、そのユニークなデザインと機能性からファッションアイテムへと変化し、1970年代のヒッピー文化や1990年代のグランジファッションにおいて、カジュアルでありながら個性的なスタイルを象徴するアイテムとして、特に人気を博しました。
ペインターパンツの特徴
続いて、ペインターパンツの特徴をディティール面とシルエット面に分けてご紹介します。
ディティール
ハンマーループ
ハンマーループとはペインターパンツの左脚部にあり、名前の通りハンマーを吊るす目的で使用されていました。
スパナポケット
スパナポケットとは脚側部にあり、作業用工具を入れるためにあります。
写真のように縦長の形が特徴的です。
トリプルステッチ
糸を3本そろえてかけたステッチのことで、3本針のミシンで縫われています。
ダブルステッチよりも丈夫な作りになるので、ペインターパンツやオーバーオールなどの作業用のパンツに良く見られます。
シルエット
ワイド
写真のようにペインターパンツは、作業中の動きやすさを考慮してゆったりとしたワイドなシルエットとなっています。
作業時のストレスが軽減され、長時間の作業でも快適に過ごすことができます。
特に、膝や腰周りに余裕があり、しゃがむ・立ち上がる等の日常的な動作が、スムーズに行えます。
股上が深い
※左 Levi´s501(股上32㎝)、右 Wranglerペインターパンツ(股上34㎝)
股上が深いパンツは、ワークパンツによくみられます。
股上が深いパンツのメリットとして、腰の位置が高くなるので脚長効果があったり、下腹が包まれるので、お腹の冷えやインナーのチラ見えを防げるのもポイントです。
着用比較
では、デニムペインターパンツは他のデニムパンツと、履いた時にどのような違いがあるのか、実際に着用した写真で比較していきます。
デニムペインターパンツとLevi`s501
Wrangler デニムペインターパンツ着用 (W36/L34)
Levi´s501(W31/L32)
2つのデニムパンツを比べたときに明らかに違う点が、そのシルエットにあります。
ペインターパンツはお尻、太もも、ふくらはぎ周りに余裕があり、ゆったり楽に着れます。それに対してLevi´s501は余裕がなく窮屈な印象が見受けられます。
選ぶべきウエストのサイズにも違いがあり、Levi´s501は直線ですっきりとしたフォルムが特徴的なので、ジャストサイズで履くのがおすすめです。対してペインターパンツを履く際はウエストを3~5サイズ上げて、ベルトで思いっきり絞って履くのがおすすめです。
ベルトで絞ると形が悪くなり、思ってるようなシルエットがでないことがありますが、ペインターパンツは生地が厚いため、ベルトで絞っても型崩れすることが無く、綺麗に履けます。
どちらにも良さがあるので一概にどちらかの方が良いという事はないので、下半身やお尻まわりのラインを強調させたくない人や、ゆったりとしたルーズなシルエットが好きな方は、ペインターパンツのようなデニムパンツがおすすめで、アメカジが好きな方や、細身のシルエットが好きな方は、Levi´s501のようなすっきりとしたシルエットのデニムパンツがおすすめです。
スタッフおすすめコーデ
きれいめカジュアル
モデルスタッフ @0htv_018
1コーデ目は、Wranglerのペインターパンツとジャストめのカーディガンできれいめカジュアルなコーディネートにしてみました。
W36/L34と大きめのペインターパンツを着用していますが、ベルトで絞って形を少し整えるだけでここまで綺麗に履くことが出来ます。レングスが長いパンツは、溜めて履くことで今っぽくおしゃれに着こなせます。
パンツと同系色のカーディガンを着用して、コーディネートにまとまりを出しています。
シューズ・小物はシンプルなアイテムを選ぶことで、コーディネート全体に、より大人っぽさ、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
元はワークパンツだったペインターパンツも、合わせるアイテムによっては、ここまできれいめで大人っぽいカジュアルコーデに仕上がります。
着用アイテム
・cardigan¥6,490(tax in)/RAB442348
・pants¥6,490(tax in)/RAB484913
・shoes¥10,890(tax in)/RAB676869
現代風アメカジ
モデルスタッフ @n_kota1105
2コーデ目は、Dickiesのペインターパンツにチョコチップカモのジャケットを合わせた、現代風アメカジコーディネートです。
ダボっと履くのがおすすめのペインターパンツですが、あえてジャストめに履くことで、シルエットの綺麗さも強調されカッコよく着こなせます。
ジャケットは、大きめのサイズのものを肩を落とし、袖はまくってだるい感じで着ることでカチッとしすぎてない、ラフに服を着こなしている印象が出ます。
迷彩の中でもかわいらしい雰囲気のあるチョコチップカモ、そしてインナーにはポップな雰囲気のTシャツをもってくることで、アメカジ特有の男臭さが払拭されています。
インナーに使うTシャツとしては、キャラクターTシャツなどもおすすめです。
着用アイテム
・jacket¥7,590(tax in)/RAB642638
・T-shirt¥5,390(tax in)RAB429486
・pants¥8,690(tax in)/RAB638992
・shoes¥14,190(tax in)/RAB666421
最後に
今回はデニムペインターパンツについてのマガジンでしたが、みなさまいかがだったでしょうか。
ワークパンツとして誕生したものが、今では色々なスタイルのファッションで取り入れられるアイテムになっていることが、古着や服の面白さだと思います。
春に着るパンツとしてとてもおすすめのアイテムです。
みなさまの春服を選ぶきっかけに少しでもなれれば幸いです。
スタッフ一同、お客様方のご来店お待ちしております!