古着屋店員の目線からスタジャンコーデを徹底解説！「スタジャンをどう着こなす？」

こんにちは。
古着屋JAM 渋谷店です。
皆さん春のコーデに向けた準備はできていますか？
どうしてもジャケットが主軸になるこの季節、コーデにマンネリを感じる方も多いと思います。
今回のマガジンではスプリングアウターとしてもおすすめできる、スタジアムジャンパーのコーデをご提案させていただきます。
現デザイナー「ファレル・ウィリアムス」手掛けるLOUIS VUITTONが発表した今年の秋冬のコレクションにも多くのスタジャンをモチーフとしたジャケットアイテムが見受けられました。
今年のトレンドアイテムの一つと言っても過言ではありません。
古着屋でもよく見かけるかと思いますが、いまいち着こなしが思いつかなかったり、難しい印象がありませんか？
そんなお悩みを解決、コーデの幅が広がる様な記事となっておりますので、是非最後まで一読ください。

今年の冬古着屋店員大注目の【サッカーマフラー】巻き方徹底解説＆スタイリング紹介

前回のマガジンではサッカーマフラーについてご紹介させていただきました。
是非、こちらも合わせて一読ください。

スタジアムジャンパーとは
スタジャンの魅力
スタジャンコーデ徹底解説 5選
あとがき
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スタジアムジャンパーとは

本来スタジアムジャンパー通称「スタジャン」は野球選手が控え(ベンチ)で肩を冷やさない様にユニフォームの上から着用していたジャケットです。
主にボディには※メルトン生地が使われており、非常に保温性に優れたジャケットです。
袖がレザーで切り替わったものが一般的ですが、昔はレザーが希少な素材だった為、袖もメルトン素材のスタジャンは年代が古いものが多いです。

※メルトンとは…
コットンやウールなどをフェルト化して仕上げた毛織物の一種

スタジャンの魅力

古着屋で見かけるスタジャンには刺繡やワッペンが付いたものをよく見かけませんか？
冒頭でご説明した通り、本来はベースボールのユニフォームとして着用されていた為、記念試合や戦績などが刺繡やワッペンとして装飾されています。
その為、１着１着の違ったデザインが楽しめます。
古着の魅力である「一点もの」をより体感できるアイテムです。
是非、お気に入りの一着を探してみてください。
古着屋JAM オンラインショップでも多数取り揃えておりますので、チェックしてみてください。

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スタジャンコーデ徹底解説 5選

LOOK.1　カジュアルスタイル

落ち着いたブラウンの色味が魅力的なスタジャンを使ったコーデ。
カジュアルなコーデの味付けとしてストリート要素が強いスタジャンを活用して、シンプルになりすぎない一癖あるコーデに仕上げました。
全体をオーバーサイズにはせず、ジャストサイズのトップスにストレートシルエットのデニムを合わせてⅠラインを意識しました。
足元はポインテッドトゥのレザーシューズで大人っぽい上品な印象をプラス。
どこか幼いなと感じる場合は足元をレザーシューズに変えてみるだけでも印象はガラッと変わりますよ。
小物使いの点では、リブのバイカラーをマフラーの色味で拾うことにより、色使いがごちゃごちゃせずにコーディネート全体に統一感が生まれます。
ワッペンなどの色味を小物で拾うと一気にこなれたお洒落を演出できるのでおすすめです。

styling item

jacket：スタジアムジャンパー【RAB584446】￥15,000(tax in)
tops：コットンニット【RAB617209】￥8,690(tax in)
pants：ストレートデニム(私物)
shoes：レザーシューズ【RAB481924】￥17,490(tax in)

LOOK.2　ツートーンスタイル

こちらは発色の良いブルーとホワイトレザーが魅了的なスタジャンを使ったコーデ。
一つ目のコーデでも使ったマフラーをバラクラバ風に巻き付け、個性のあるコーデにしてみました。
こちらのスタジャンはタイトなサイズ感なので、パンツはワイドなスラックスを合わせAラインを意識しました。
スタジャンは丈が短めのジャケットなので、腰回りが見えてスタイルが良く見えます。
こういった色物のアイテムを合わせるにあたって、抑えておくと便利なポイントがあります。
例えば今回のコーデでは「ブルー×ベージュ」の色合わせをしていますが、違和感はあまり感じませんよね。
何故かというと普段私たちが目にする、ある風景が影響しています。
それは「海と砂浜」です。
こいった身近な地球の大地や自然物から感じ取りイメージできる色をアースカラーといいます。
木から連想される「グリーン×ブラウン」なんてのもいい色合わせですね。

styling item

jacket：スタジアムジャンパー【RAB601528】￥16,390(tax in)
pants：チノパンツ【RAB619417】￥7,590(tax in)
shoes：レザーシューズ【RAB481924】￥17,490(tax in)

LOOK.3　アイビースタイル

こちらはアメリカの学生をイメージした、アイビールックスコーデ。
全体を暖色の同系色でまとめていますが、インナーではブルーのシャツを着用し、ジャケットとインナーにメリハリをつけています。
差し色として良いアクセントになっていますね。
暖色と寒色の反対色なので一見喧嘩してしまいそうですが、淡いパステルブルーでバランスを保っています。
ここでビビットな発色の良いブルーを使ってしまうと、インナーの主張が強く出過ぎてしまい、落ち着きのないコーディネートになってしまいます。
パステルカラーを色合わせの引き算としてうまく活用していきましょう。
もう一つのポイントは「ネクタイ」です。
フォーマルな印象のアイテムですが、普段のお洒落に活用することで、かなり上級者な見栄えになります。
シンプルなネクタイでも良いですが、せっかくですのでビジネスシーンでは使えないような色味や柄物を使ってみるのもおすすめですよ。

styling item

jacket：スタジアムジャンパー【RAB584631】￥24,090(tax in)
tops：ボタンダウンシャツ【RAB464522】￥7,590(tax in)
pants：コーデュロイパンツ　【RAB612790】￥7,590(tax in)
shoes：レザーシューズ【RAB481924】￥17,490(tax in)

LOOK.4　ラグジュアリーストリートスタイル

こちらはかなりオーバーサイズのスタジャンを着用したコーデです。
私がオーバーサイズを着こなす上で意識するポイントは全体をオーバーサイズでバランスをまとめるか、ショーツで肌みせをして抜け感を演出するかです。
今回のコーデでは後者を採用しています。
上半身のボリューム感に対して足元はスッキリさせることで、ストリート感はありつつもスタイリッシュな上級者コーデに一変します。
シャツとネクタイでキレイ目な印象を加えて、ストリートにより過ぎない工夫もコーディネートのポイントです。
徐々にメンズのトレンドアイテムになりつつある、ロングブーツですが。
存在感が大きいアイテムなので一足持っておくと、コーディネートのアクセントに大活躍間違いなしです。

styling item

jacket：スタジアムジャンパー(sold out)
tops：カラーシャツ(私物)
pants：デニムショートパンツ(私物)
shoes：バイカーブーツ(私物)

LOOK.5　セーラーカラースタイル

こちらは少し珍しいセーラータイプ。
用途としてはスタジアムジャンパーとは異なりますが、番外編としてご紹介させていただきます。
突然ですが、セーラー服の起源はご存じですか？
ご存じの方も多いとは思いますが、セーラー服は水兵用の軍服です。
セーラーカラーという独特な大きな襟が特徴的で、なぜ大きな襟が付いているかというと、
長い航海の中シャワーを浴びることが困難だった為、伸びた髪の毛による汚れの付着を防ぐ為に大きな襟があしらわれたそうです。
コーデのポイントとしてはブルーの色味で統一し、パンツのラインや腰に巻いているネクタイのオレンジを差し色としています。
セーラーカラーは首元が大きく開くのでインナーにタートルネックを着用して首元に目線がいくような工夫もしています。
周りとの差別化を図れるような個性的なコーディネートです。

styling item

jacket：セーラージャンパー【RAB564068】￥14,190(tax in)
tops：タートルネックニット【RAB622629】￥9,790(tax in)
pants：トラックパンツ【RAB542514】￥8,690(tax in)
shoes：レザーシューズ【RAB481924】￥17,490(tax in)

あとがき

スタジャンを使ったコーディネートはいかがでしたでしょうか？
ジャケットとしての存在感は抜群ですので、是非挑戦してみてもらいたいアイテムです。
今回の記事で少しでも手を出しやすくなってもらえると幸いです。
古着屋JAMではスタジャンをはじめ、様々なジャケットをご用意しております。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。