世代を超えて多くの人々より愛されている、アメリカ生まれの人気ブランド「コーチ(COACH)」。
そんな子「コーチ」ですが、古着屋で「オールドコーチ」として販売されているのを見かけることも多いのでは。
今回は、その「オールドコーチ」にフォーカスし、その魅力や見分け方に迫ります。
目次
「オールドコーチ」とは?「コーチ」との違いは?
結論「オールドコーチ」とは…
諸説ありますが、「オールドコーチ」とは、
歴史的ヴィンテージのコーチ全般の総称を指します。
また、特徴として80~90年代に販売された廉価モデルを指すことも多いです。
●「オールドコーチ」= 歴史的ヴィンテージのコーチ全般の総称
●「コーチ」= 現行モデルを含めた比較的新しいモデルのコーチ
と認識されることが多いです。
コーチの歴史から紐解く「オールドコーチ」
「コーチ(COACH)」は、1941年、アメリカ・ニューヨークのロフトで家族で経営する小さな工房から始まりました。
ブランド名の由来は、ハンガリーの”Kocs(コチ)”という街の名前から付けられたとされています。
このコチという町は、世界で初めて、サスペンション付きの4輪馬車を製造したとされているところで、ブランドロゴの馬車のマークは、こういった部分が由縁とされています。
当時の馬車は、貴族の移動手段や大切なものを運ぶときにのみ使用されていたため、「コーチ」という言葉自体が、”大事な人や物を目的地に運ぶ”という意味に捉えられていました。
創始者は、自社製品を「大事な物を運ぶ時に使ってほしい」願いを込め、馬車がコーチの文字の上に描かれることとなったのです。
リブランディング戦略で生まれた「オールドコーチ」
もともと「コーチ」は、富裕層をターゲットにマーケティングを展開していました。
そこから90年代ころに、ターゲットを現代の若年層へ切り替え、アウトレット店を出店します。
他のラグジュアリーブランドよりも低価格に抑えました。
それでも品質やブランドイメージを落とさず、様々な世代から多くの支持を受け、「コーチ」は憧れのブランドのひとつになりました。
こうした歴史背景をもつ「コーチ」ヴィンテージのことを総称して「オールドコーチ」と呼びます。
「オールドコーチ」の特徴と人気の高いバッグの見分け方
「オールドコーチ」が何かお分かりいただたかと思いますので、ここからは市場価値の高い「オールドコーチ」の見分け方や、その特徴をご紹介致します。
「オールドコーチ」の特徴と人気の理由
結論、「オールドコーチ」のバッグは非常にコストパフォーマンスが優れていると言えます。
その理由でもあり特徴でもあるのが、①高品質なレザー②ミニマルなデザイン③お手頃な価格です。
【1】高品質なレザー
「オールドコーチ」製品の多くに、「グラブタンレザー」が使用されています。コーチ創業者のカーン夫妻たちが、野球のグローブから着想したことが由来です。
その特徴は、まさに野球のグローブのような質感と丈夫さです。厚みがありながらも柔らかく、手に馴染むにつれ光沢が生まれ、何より型崩れしにくい頑丈さが、「グラブタンレザー」の真骨頂。
3~40年が経った今でも、レザー」の風合いを保っている点が何よりの証拠です。
【2】ミニマルなデザイン
シンプルなシルエットと上品なデザインが魅力の「オールドコーチ」は、オン・オフどちらのスタイルにも合う、まさにオールマイティなアイテム。
「コーチ」ロゴの刻印もさりげないので、コーディネートや人物を引き立てます。
どこかレトロさを感じるところもヴィンテージアイテムならではの魅力です。
【3】お手頃な価格
「オールドコーチ」は種類や形、色にもよって変わりますが、1~2万円とバッグにしてはリーズナブルな価格で購入が可能。
「コーチ」で「本革」と考えると、非常にコストパフォーマンスに優れていると言えます。
「オールドコーチ」の人気の高いバッグの見分け方
「オールドコーチ」が、いかにコストパフォーマンスに優れているかお分かりいただけかと思います。
ここからは、市場価値の高まる「オールドコーチ」の中でも、市場価値や人気の高いのものの見分け方をご紹介いたします。
【1】ターンロック
ターンロックとはバッグの蓋部分などに取り付けてある、留め具のことを指します。金具を十字にすると留め、一字型にすると開けることができます。
「オールドコーチ」ならではのアイコニックな留め具で、デザインと利便性が高く、人気のディティールとなっています。
【2】USA製
「オールドコーチ」には年代にもよって、様々な生産国がありますが、「コーチ」誕生の地でもある、アメリカ製のものが人気が高い傾向にあります。
【3】希少カラー
定番カラーの黒や茶色も人気ですが、画像のようなビビットなカラーなものは、球数も少ないため希少と言えます。
【4】TALONジップ
ヴィンテージ古着のディティールとして人気のTALONジップは、「オールドコーチ」にも見られます。「オールドコーチ」でも、ジップがYKK社製のものは多く出回っていますが、TALONジップを使用したものは流通量も少ないため、希少性が高いです。
【5】メンズ規格
レディース規格の小~中型サイズの「オールドコーチ」は流通量も多いですが、メンズ規格の大型サイズの「オールドコーチ」は希少と言えます。
「オールドコーチ」バッグ人気の種類
「オールドコーチ」バッグは、もともと革製品から始まったブランドということもあり、レザーバックの種類が豊富です。
たくさんある種類の中でも古着屋JAMで特に人気のものをいくつかご紹介します。
「トートバッグ」
「オールドコーチ」の「トートバッグ」は容量が大きいため、荷物が多い方にも安心です。カジュアルなスタイルにはもちろん、通勤スタイルにもマッチします。
「ショルダーバッグ」
「オールドコーチ」の「ショルダーバッグ」は取り回しがしやすい点など、使い勝手のよさが抜群です。また、様々な大きさのバリエーションがあるため、荷物の多さによってお好きなものを選んでいただけます。
「ハンドバッグ」
「オールドコーチ」の「ハンドバッグ」は、可愛らしさと上品さを兼ね備えていまるため、特に女性におすすめです。ちょっとしたお出かけスタイルのアクセントに添えたり、少しフォーマルなシーンでも活躍します。
「リュック」
「オールドコーチ」の「リュック」は、レザー製品ならではの上品さが漂います。カジュアルな印象を抱くリュックですが、「オールドコーチ」はむしろコーディネートをグッと引き締めてくれます。
「クラッチバッグ」
「オールドコーチ」の「クラッチバッグ」はスマートな印象です。軽いお出かけやドレスアップしたコーディネートにもマッチします。
「ブリーフケース」
「オールドコーチ」の「ブリーフケース」は、多くの荷物が入る頼れる存在です。高品質なレザーを使用したバッグは、通勤・通学の相棒になること間違いなしです。
「オールドコーチ」バッグを使ったコーディネート
洗練されたシンプルなデザインの「オールドコーチ」バッグは、メンズ・レディース問わずコーディネートに合わせやすい、とても優秀なバッグです。
「オールドコーチ」バッグを使ったコーディネートをご紹介いたします。
オールドコーチを使った着こなし「ショルダーバッグ」
モデル身長:154cm
「オールドコーチ」の「ショルダーバッグ」を使ったコーデです。女性らしい白のワンピースに、黒のブーツや「ショルダーバッグ」でコーデを引き締めています。
オールドコーチを使った着こなし「ハンドバッグ」
モデル身長:156cm
「オールドコーチ」の「ハンドバッグ」は華奢で上品な印象です。上質なレザーを使用したバッグは、レディースコーデをワンランク上に仕上げてくれます。
オールドコーチを使った着こなし「ブリーフケース」
モデル身長:155cm
「オールドコーチ」の「ブリーフケース」は、容量が大きいので沢山の荷物が入ります。少し遠出する日や、通勤・通学にもピッタリなバッグとなっています。
オールドコーチを使った着こなし「ショルダーバッグ」
モデル身長:171cm
メンズコーデにも「オールドコーチ」はおすすめ。質の良いレザーの質感が、コーデを引き締めながら品よくランクアップしてくれます。
「オールドコーチ」とは、コスパ抜群のバッグ
「オールドコーチ」バッグは、お手頃な価格帯ながらも、高品質で永く使用可能な逸品とお分かりいただけかと思います。
カジュアルなコーディネートに「オールドコーチ」バッグをプラスして、品の良いコーデを演出してみて下さい。
近年、海外でも良質な「オールドコーチ」バッグはなかなか出てこなくなっており、希少価値が年々上がっています。
気に入ったデザインのものがあれば、早めにご購入いただくことをオススメいたします。