みなさんこんにちは、JAM札幌店の諸澤です。
北海道は気温が低くなってきており、本州のみなさんよりも早く秋本番となってきました。
秋といえば、シャツ、ジャケット、スウェットやニットなど着れる物が増えるだけに様々な服に目移りしてしまいますよね。
そこで今回は、幅広いアイテムを展開しているブランドであるRalph Laurenについて解説させていただこうと思います。
目次
Ralph Laurenとは
まず、古着屋ではよく見かけるこちらのブランドですが実際はあまり知らないという方に向けてブランドについて説明させていただこうと思います。
創業者であるラルフ・ローレン氏は元々ブルックス・ブラザーズのネクタイコーナーで働いていましたが、デザインの腕を買われその後1968年に自身のブランドであるPOLO Ralph Laurenを設立し独立。
当ブランドは*アメトラ(アメリカントラディショナルコーデ)アイテムが特徴的ですが、それ以外にも時計やアイウェア、更には香水等幅広いファッションアイテムを展開しています。
素材や服の造りが良く高級感の漂う当ブランドの服は正にブランドコンセプトでもある＂豊かなライフスタイル＂を感じさせてくれる物が多いです。
*アメトラ：イギリスの伝統的なファッションをアメリカ流にアレンジした物で、紺ブレはアメトラの代表的なアイテムの1つです。
タグ別年代判別、豊富なブランドライン
ラルフローレンには幅広い顧客の需要に応えるべく様々なブランドラインが存在しますが、今回はその中から古着屋でよく見るものをいくつかピックアップして紹介させていただこうと思います。
POLO by Ralph Lauren
*1：80年代：三角タグ
*2：90年代：オールドタグ
メインラインであるこちらのラインは、古着屋でよく見るタグの一つではないでしょうか。
創業当時から稼働しているこちらのラインは、数々の名作を輩出してきただけではなく、稀に変わったギミックの一品が出てくるので要チェックのラインです。
また、色褪せる事のないアメトラスタイルや*アイビールックなどに使えるアイテムが多いので、チャレンジしてみたい方はこちらのラインをまずチェックしてみてはいかがでしょうか。
*アイビールック：アメリカの名門私立大学の通称アイビーリーグ内で流行ったファッション。特徴的なアイテムとしてはボタンダウンのシャツや３ボタンのブレザーがあげられます。
*１の80年代に使用されていた三角タグ、*２の90年代から使用されていたオールドタグを見ることで年代が分かります、このほかにも70年代の大文字タグがあるのでタグを見ることで年代判別が可能です。
CHAPS Ralph Lauren
*１：80年代
*２：90年代
こちらのブランドラインは前述したラインよりも低価格帯の物が多く、ターゲットをより若年層に向けてスタートしたラインです。
しかし、こちらのブランドラインに関しては当時のラルフローレン氏が社長として登録されておらず、事態に気付いたラルフローレン氏が関与していた社員を解雇し今現在は廃止されてしまったブランドラインという面白い過去があります。
尚、その後は社外ブランドとしてCHAPSというブランド立ち上げているのでこちらのラインの服がお好きな方はそちらも是非探してみて下さい。
、80年代には*１のブランドラインが創設された年が描かれたカラフルなデザインが採用されており、90年代には*２のシンプルなデザインに変更されます、ちなみに70年代のタグはメインラインと同じく大文字のタグが使用されています。
POLO COUNTRY
*８９年～９３年
こちらは、昨今注目度の上がっているRRL（ダブルアールエル）の前身となったブランドラインで、1989年から1993年の4年間のみ生産された珍しいラインです。
4年間しか生産されていないという事もあり数多くのブランドラインの中でもマニアが多く価格の高騰の激しいラインの一つかと思います。
カントリーファッションを思わせるクラシックなデザインのアイテムが多いラインです。
ここまで紹介した他ラインと違う点はヴィンテージをサンプリングした造りが各所に散りばめられており、一見復刻したアイテムと同じように見えますが、それだけでは終わらせないというラルフローレン氏のデザインと遊び心が光るラインです。
生産期間の短さもありこのラインに使用されているタグは上記の写真のみなので、是非皆さん探してみて下さい。
RRL（ダブルアールエル）
*９３年～９８年
こちらのブランドラインは当時ヴィンテージの古着が手に入りにくく、悲しく思ったラルフローレン氏がならば自分で作ってしまおうという思いで誕生したのがきっかけです。
前述したPOLO COUNTRYの後継になったラインで1993年に誕生し1998年に廃止（2001年に復活）されたラインで、以前のPOLO COUNTRYの時よりも更にヴィンテージに特化した造りの物が多くなっています。
上記の写真が復活前の初期のタグでタグ上部にあるリボンのデザインの中に星が３つ入ることから3スターといわれているタグです。
復活後のタグに関してはベースの色が白になったり、ほぼ同じタグでもリボンの中にある星が1つになっている通称1スターという物もあります。
こちらもPOLO COUNTRYと同じく古着市場での価格の高騰が著しいラインなので見つけた際は是非手に取ってみてください。
POLO SPORT
*９１年～９８年
こちらのラインは９１年に開催されたバルセロナオリンピックにて公式ユニフォームを手掛けたことが後押しになって創設されたブランドラインです。
スポーティーでカラフルなものが多かった為、当時のストリートファッションを好んでいた若者を中心に爆発的な人気を博しました。
ハイテクな素材と色遊びを両立させているが故に今も尚目新しいデザインの数々です。
残念ながら９８年に別ラインであるRLXに統合という形でPOLO SPORTの生産は終了してしまいます。
Ralph Laurenを使ったおすすめコーデ
Model : 168cm Instagram : yo_you2001
Jaket : Ralph Lauren ドリズラ―ジャケット RAB447288 ¥20,790
Size : M
Tops : Ralph Lauren コットンニット RAB449804 ¥6,490
Size : M
Pants:スタッフ私物
秋を意識した赤のコットンニットをベースに極力他の色味を抑えたホワイトコーデを組んでみました。
今回使用したのはラルフの定番アイテムであるコットンニットとドリズラージャケットです。
全身白で合わせると難しいですが赤以外でも差し色を変えるだけで季節感を出しながら爽やかに合わせられるので色が重くなりがちな秋冬シーズンにぜひ試してみて下さい。
Ralph Laurenの面白さ
今回は古着では定番のブランドであるRalph Laurenについてライン別にいくつかピックアップしてご紹介させていただきました。
ブランドライン毎のコンセプトは違いながらも一貫してデザイン性の高さと高品質な素材をアイテムの数々は今も昔も変わらず人気が高いです。
ファッショナブルに着ても良し、アメトラなどのファッションカルチャーに基づいた着方をしても良しという着方に幅のあるブランドなのでJAMに来た際には是非ご覧下さい。
下記のブログではRalph Laurenのシャツにスポットを当てて記載しておりますので、もしよろしければこちらも合わせてご覧下さい。
店舗情報
住所
〒 060-0052
北海道札幌市中央区南２条東１丁目１−１２フラーテ札幌１階
電話番号
011-213-1138
営業時間
11:00〜20:00
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