一生モノといわれるレザージャケットですが、その質の高さに伴い、なかなか気軽に手が出せない価格の物が多いです。
そんなアイテムだからこそ、知らないまま購入を決定することが無いように今回はレザージャケットをジャンル分けしてその中で代表的なアイテムを徹底解説します。
目次
レザージャケットの種類
そもそもレザージャケットは様々なシーンで命を守る防護服として発展してきました。
その用途によって形が大きく異なるので最初にそれぞれの分類から紹介します。
ブルゾンタイプ
丈が短いタイプのジャケットの種類になります。
特徴としては無駄のないシルエットにより様々なアイテムとの合わせが利くことです。
また、デザインがシンプルなので用途別にディテールが異なる点や、レザーの素材の違いによる雰囲気に差が付きやすく、細かなこだわりが表現できます。
商品詳細:Pierre Cardin(ピエールカルダン) レザーブルゾンジャケット ¥19,690(tax in)
ミリタリータイプ
戦闘機に乗る際に着用されていたフライトジャケットはレザーの物が多く、アメカジのレザージャケットといえば、これらのアイテムを思い浮かべる方も多いかと思います。
狭い戦闘機の中で邪魔にならないようコンパクトなものが多く、無骨な印象が受けられます。
同じアイテムでも納入業者(コンストラクター)が変わることで、デザインに差が生じるのでコアなファンやコレクターが多いアイテムになっています。
商品詳細:Golden Bear (ゴールデンベアー) A-2タイプ レザーフライトジャケット ¥21,890(tax in)
ライダースタイプ
名前の通りバイク乗りが着用しているレザージャケットになります。同じライダースジャケットでも生産国によって雰囲気が大きく変わり、名称も変わります。
レザージャケットの中でもイメージが付きやすいものですが細かな違いは知らない方も多いので今回しっかりと解説していきます。
商品詳細:BOLTA FLEX(ボルタフレックス) ダブルライダースジャケット ¥19,910(tax in)
ブルゾンタイプのレザージャケットの種類
ここからは先ほど紹介した分類の中でも代表的なモデルに分けて紹介します。
スイングトップ
スイングトップとは、ゴルフ用のジャケットとして開発された、ショート丈のブルゾンを指します。
ゴルフシーンで着用されることを目的として開発されたため、肩の可動域が広いラグランスリーブが採用されていたり、丈がバタつかないように短丈のものが多く流通しています。
POLO RALPH LAUREN(ポロラルフローレン)でのレザージャケットなどもこのスイングトップがベースに作成されており、動きやすいよう軽めのレザーで作成されることが多いです。
商品詳細:POLO by Ralph Lauren(ポロラルフローレン) レザースイングトップ ¥33,000(tax in)
スポーツジャケット
スポーツジャケットはライダースジャケットが誕生する以前の1910〜1930年代にバイク乗りを中心に好まれていた革ジャンです。
素材は馬革がメインで、袖はカフス仕様、背中にプリーツが入るものも多く、現代のライダースジャケットに比べてシンプルなので、普段着としても使いやすいのもになっています。
ライダースジャケットやミリタリージャケットともひと味違うヴィンテージスタイルを楽しめる、クラシックレザージャケットです。
商品詳細:NAUTICA(ノーティカ) レザースポーツジャケット ¥20,900(tax in)
ミリタリータイプのレザージャケットの種類
Type A-2
A-2とは、1931年に米陸軍航空隊に制式採用された夏季用フライジャケットのことです。
約20万着作られたという米陸軍航空隊の名作となっており、素材には馬革が使われることが多く、ファンやコレクターも多いアイテムとなっています。
軍服に見えない綺麗なデザインになっているので、ミリタリーのフライトジャケットに初めて挑戦してみたいという方に特におすすめの1着です。
商品詳細:PERRONE A-2タイプ レザーフライトジャケット ¥26,290(tax in)
Type G1
G‐1とは、1940年代後半に登場した中温域用ジャケットです。
ムートン襟を持ち、素材はゴートスキン、背中にはアクションプリーツが設けられ運動性も高いアイテムです。
「トップガン」でトム・クルーズが着用していたのもこのアイテムとなっており、勲章などのワッペンで埋められたそのデザインは印象深いものです。
映画の影響もあり、A-2と同じく、ファンやコレクターが多いアイテムとなっています。
商品詳細: G-1タイプ レザーフライトジャケット ¥24,970(tax in)
Type B-3
B-3とは、1934年に登場した米陸軍航空隊の爆撃機搭乗員たち向けのフライトジャケットです。
ヘビーゾーン(-30~-10℃)用ウェアとして開発され、爆撃機搭乗員が愛用しており“ボマージャケット”の代表格として有名です。
毛足の長いムートンを使用したデザインが特徴で、ミリタリーとは思えないカジュアルさがあり、メンズだけでなくレディースにもオススメなアイテムです。
商品詳細:Sold Out
ライダースタイプのレザージャケットの種類
シングルライダース
ライダースジャケットは襟やフロントの合わせの形状でダブルとシングルに分けられます。
こちらのシングルのライダースは前立てが1つの物を指し、その中には立ち襟の物や、オフセットの物、襟が付いている物など、様々なディテールが存在します。
全てのライダースジャケットの中で最もデザインがシンプルでモードな雰囲気からカジュアルな雰囲気まで幅広く着こなすことが出来ます。
商品詳細:Brooks (ブルックス) シングルライダースジャケット ¥21,890(tax in)
ダブルライダース
ライダースジャケットの中でも前立てが2つの物はダブルライダースジャケットと分類されます。
皆さんがライダースジャケットと聞いてイメージするのも、このダブルライダースジャケットだと思います。
ただ、このダブルライダースジャケットの中でもアメリカンタイプの物とブリティッシュタイプの物で雰囲気が大きく変わり、呼称も変わるので紹介します。
商品詳細:Levi’s (リーバイス) ダブルライダースジャケット ¥23,980(tax in)
アメジャン
アメリカンタイプのダブルライダースジャケットは『アメジャン』と呼ばれます。
フロントにバックルのあるベルトが大きな特徴で、その他には袖の付け根にギャザーがあったり、それにより袖周りにゆとりがあることや、着丈がロンジャンと比べ短いことが挙げられます。
男らしくざっくりとライダースジャケットを着こなしたい方にオススメです。
Schott(ショット)やVanson(バンソン)等が代表的なブランドです。
商品詳細:Buco (ブコ) ホースハイド ダブルライダースジャケットジャケット ¥249,700(tax in)
ロンジャン
ブリティッシュタイプのダブルライダースジャケットは『ロンジャン』と呼ばれます。
サイドにアジャスターのあるベルトがアメジャンとの大きな違いになり、その他には袖付け根にギャザーが無く、タイトなシルエットになり、着丈が長くなります。
スタイリッシュにライダースジャケットを着こなしたい方にオススメです。
Lewis Leathers(ルイスレザー)等が代表的なブランドです。
商品詳細:Lewis Leathers (ルイスレザー) スーパーモンザ ダブルライダースジャケットジャケット ¥76,890(tax in)
一生使えるものだからこそこだわりを
レザージャケットはケアをきちんと行うことで何十年と使用することが出来る人生のパートナーのような存在です。
そんなアイテムだからこそこだわりを持って自分だけの一着を見つけてみてはいかがでしょうか。
数を比較できるオンラインショップも良いですが、店舗で細かなディテールを確かめることもオススメします。
現在古着屋JAMでは秋の先出としてレザージャケットが全店で大量に入荷しました。
JAM仙台店でも80点程ご用意ございますので是非お越し下さい。
また、前回はダック生地について解説していますので是非併せてご覧ください。