古着においていつの時代のシーンにおいても忘れることの出来ないブランドはいくつかありますが、その中でも特にリーバイスのデニムパンツは日本の古着の歴史の歩みとともに深堀されて発展してきました。
ビンテージデニムと言う解釈が世界的に広まったのも日本発祥でしたのでリーバイスの歴史は日本の古着の歴史といっても過言ではありません。
そんな奥深く身近なブランドな『リーバイス』の年代の見分け方を解説していきます。
目次
リーバイスとは
リーバイスとしてお馴染みのリーバイ・ストラウス(Levi Strauss)社の始まりは今から150年前の1873年にまでさかのぼります。世の中はゴールドラッシュということもあり金鉱で働く人々の為に丈夫なワークパンツを作りました。
これが前身となりデニムパンツが生まれました。
その10年後かつてないほどの頑強さをアピールするため、“2頭の馬で引っ張りあっても裂けない”と謳った「ツーホースマーク」が登場しました。以降、今日まで続くリーバイスのトレードマークとなっています。
トレードマーク自体の変更はありませんが長く続くリーバイスの歴史の中でディテールの変化が度々加えられてきたのでその変化によって年代判別が可能となっているのです。
長く謳われている丈夫さや年代ごとに異なる雰囲気やディテールから今もなお愛されているデニムとなっております。
過去記事でもリーバイスの深堀記事がありますので是非チェックしてみて下さい。
年代判別方法
トップボタン裏刻印番号による年代の見分け方
デニムパンツの一番前の上のボタンの裏に番号があり、その番号により年代や生産国が判別できます。
50~60年代
「A」「D」「E」「F」「J」「K」「L」「O」「S」「W」「11」「12」「14」「15」「16」「17」「18」「20」
70年代
「1」「2」「4」「5」「6」「7」「8」「16」「52」
16番工場のみ50年代初期~70年代中期頃まで存在しており、この刻印があるものは「16ボタン」モデルと言われています。
80~00年代
この年代の番号は基本的には3桁の数字になります。
また、アメリカの製造工場は2003年に一旦すべて閉鎖します。
一番古着屋で目にするものになりますので生産国ごとに分けてご紹介致します。
抜けがある可能性もありますが大抵の生産国が判明出来ますのでご活用ください。
アメリカ製
「501」「502」「511」「512」「513」「514」「515」「517」「520」「521」「522」「523」「524」「525」「526」「527」「529」「532」「536」「541」「542」「544」「548」「549」「551」「552」「553」「554」「555」「558」「571」「575」「577」「581」「585」「588」「601F」「611F」「614F」「643」「650」「653」「680F」「777」
フランス製
「275」「388」
イギリス製
「211」「299」「311」
スペイン製
「292」「295」
カナダ製
「212」「216」「217」
ベルギー製
「266」
メキシコ製
「104」「493」「647」「989」
ハンガリー製
「252」
コロンビア製
「689」
ポーランド製
「273」
グアテマラ製
「324」「977」
ドミニカ製
「333」
香港製
「347」
レソト製
「450」「499」
ハイチ製
「267」
内タグによる年代の見分け方
次に内タグによって正確な製造年月が判明出来ます。
70年代~80年代前半
先に紹介したボタン裏の番号を確認し、記載されている場所を確認します。
こちらの写真の場合8番になり、タグに8の記載がある行が製造年月になります。
この写真の場合左から「製造工場番号」「製造年数」「製造月」になりますので8番工場で1977年11月に製造されたことが分かります。
ただし、70年代製造の中で稀に製造年の表記が1桁の場合もあります。
1桁の場合は7〇年の〇部分の年数になります。
80年代後半
1980年代後半になると、この様な内タグが見られます。
このタイプの内タグは製造番号の表記されている場所とは違う場所に製造年月の記載があるので要注意です。
この写真の場合右下にある107が製造年「7」製造月「10」となるので1987年製の10月製造ということが分かります。
90年代前半
この年代のタグも製造工場番号の横に製造年月の記載があるのでわかりやすくなっております。
この写真の場合下から2行目の081が製造年月になるので、1991年8月製造ということが分かります。
90年代後半
最後にご紹介するタグがこちらになります。
この年代のタグも製造工場番号の横に製造年月の記載があるのでわかりやすくなっております。
この写真の場合一番下の行の1000が製造年月になるので、2000年01月製造ということが分かります。
ジッパーによる年代の見分け方
60年代製
グリッパー(GRIPPER)やコンマー(CONMAR)のジッパーなら60年代製になります。
505の前身といわれている551ZXXなどを見るとこのジッパーが使用されています。
70年代製
70年代製の物ではタロン(TALON)やスコービル(SCOVILL)のジッパーが多く、一つの判別の目安のなります。
80年代以降
80年代初期から中期にかけてLevi’s刻印のYKKジッパーが使われ始めます。
稀にしかないのですがLevi’s刻印のtalon製42ジップがあるので要チェックです。
実際に年代判別してみよう
今回ご紹介した内容のおさらいになるのですが
- トップボタン裏の刻印をチェック
- 内タグで製造年月をチェック
- ジップも確認して年代をチェック
これらの確認をするだけで大まかな年代を見分けることが出来ます。
これを駆使して自分と同じ年のデニムを見つけてみると愛着が更に湧くのでオススメです。
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