【保存版】パタゴニアのフリース人気10種類!人気な理由やコーデまで徹底解説!

「パタゴニア(Patagonia)」といえば、アメリカ発のアウトドア、スポーツウェアブランドの代表格ですが、

パタゴニアと聞いたら、まず「フリース」を連想する方も多いのではないでしょうか。

リバイバルブームの流れもあり人気が続いてる、パタゴニアのフリースには、人気たる所以がたくさん詰まっています。

今回は、パタゴニアのフリースにフォーカスし、

・人気の理由
・特に人気の10種類
・フリースのコーデ

をご紹介していきたいと思います。

パタゴニアのフリースが人気な理由

パタゴニアのフリースが、人気であり続ける理由にはどういった部分があるのでしょうか。

ここからは、その理由について紐解いていきたいと思います。

人気な理由①パタゴニアはフリースの元祖だから

パタゴニアフリース

昨今、様々なブランドよりリリースされるフリースアイテムですが、そのフリースを世界で初めて開発したのは、まさにパタゴニアです。

創業者であるイヴォン・シュイナード氏は、繊維メーカーのポーラテック社(旧モルデン・ミルズ社)とともに、1977年に、世界初のフリースジャケットである「パイルジャケット」を誕生させました。

高い保温性と速乾性をもつパイル素材(フリース素材)を用いた同モデルは、その機能性の高さから、当時、画期的なアイテムとして多くのクライマーより支持を集めました。

開発後も長らく多くの支持を得る「パイルジャケット」ですが、2つの欠点があることが判明しました。
それは、

ピリング(毛玉)の起こりやすさ

染色時の発色のでにくさ

 
イヴォン・シュイナード氏は、これらを解消すべく、再びポーラテック社(旧モルデン・ミルズ社)と手を組み、1985年に現在でも爆発的人気を誇るシリーズのひとつ「シンチラ」を誕生させました。

この「シンチラ」とは、生地の両面を起毛させた、商標をもつフリース素材のことで、前述の課題であった2点を、見事に解消することに成功しました。
これらに加えて、高い通気性と、洗濯可能といった当時最先端であった機能性が追加され、パタゴニアのフリースは再び大きな脚光を浴びます。

「シンチラ」誕生より、鮮やかな色味のフリースを生産できるようになったことで、クライマーのみならず、ファッション感度の高い人々からも注目され、これがきっかけで認知度がさらに拡大します。

アウトドア界に革命を起こしたパタゴニアのフリースですが、イヴォン・シュイナード氏は、当時特許を敢えて取らない選択をしたことも、フリースがこれだけ人気となっている理由でもあります。

 

人気な理由②幅広い種類の”デザイン”と”機能性”

多種多様なパタゴニアのフリース

パタゴニアのフリースには大きく2つの種類が存在します。
●レトロな印象のデザイン性の高いカジュアルタイプ
●機能性を高めたテクニカルタイプ
の2種類です。

種類①カジュアルタイプ

カジュアルタイプのパタゴニアフリース
代表的なモデルは、「レトロXジャケット」「レトロXベスト」「シンチラスナップT」のようなレトロデザインの、所謂「ローテク」のもののことを指し、これらはブランドアイコンにもなっている名作モデルが多いことが特徴です。
どこか愛らしいデザインのカジュアルタイプは、長い時が経つ、現在でも大変人気が高く、廃番モデルも多数あることから、希少なものが多くあります。

種類②テクニカルタイプ

テクニカルタイプのパタゴニアフリース
もう一方のテクニカルタイプは、突出した高い機能性をもつモデルが多いことが特徴です。その中でも究極のスペックをもつ「R2ジャケット」は格別です。
大変過酷な環境下の世界最高峰の山々に挑む、多くのクライマーたちも、この「R2ジャケット」の愛用者が多いことも事実です。

このRジャケットシリーズは1~4の全4体@うがあります。R1~R4では、数字が大きくなるほど厚手になっていて、数字が小さいものはインナーとしても活躍する汎用性が魅力。
一方で数字が大きいものは防風性を高めているので、用途やシーンによって使い分けが可能です。

 

人気な理由③環境に配慮しサステナブル

パタゴニアロゴ
機能性やデザイン性などの表面的な部分で説明しましたが、実はパタゴニアは、環境に対する意識も非常に強いブランドで、環境保全に対して、しっかりとした考え方をもつ数少ないブランドです。

創業者のイヴォン・シュイナード氏は、もともと鍛冶屋であり、クライマーでした。
彼は、クライミングで使う、再生利用可能な「ピトン(登山道具)」を自作し、世の中に広く浸透させましたが、環境へのダメージが深刻化する事を恐れ、自身で製造を中断したのです。
彼の「自然のあるべき姿を大切にする」という環境保全への考え方は、現在の「パタゴニア」の企業理念にも強く浸透されています。

例えば、1980年代半ばから再生紙を使ったカタログ制作への切り替えや、1994年からコットン製のウェアを全てオーガニックコットンへ切り替える取り組みを行っています。
さらには、開発したフリースの原料はポリエステルですが、これらはペットボトルから再生したポリエステルを使用しているという徹底ぶりです。

こうした昨今注目されているサスティナブルな取り組みを、いち早く取り入れていることで、外見的な部分だけでなく内面的な部分でも支持されています。

またパタゴニアは、修理サービスも大変優れており、製品開発の際に修理ができることを必須条件としています。

こうした充実のアフターサービスが整っているおかげで、パタゴニアの製品を長く愛用することができ、より良い循環を生んでいます。

人気な理由④洗濯など取り扱いがしやすい

パタゴニアフリースの洗濯タグ

デザインと機能性のどちらも持ち合わせたパタゴニアのフリースは、どのモデルも水分に強いというメリットもあり、家庭用の洗濯機で洗濯が可能です。

ただしモデルや種類によっては乾燥機が使用不可のものや、手洗いのみ可能のものがありますので、必ず洗濯タグを確認するようにしましょう。

フリースはポリエステルの一種でできているため、家庭での洗濯が可能ですが、毛玉対策として洗濯ネット使用手洗いコースで洗濯することがおすすめです。

人気な理由⑤おしゃれなコーデが組みやすい

パタゴニアフリースのコーデ
パタゴニアのフリースはファッションアイテムでもあるので、最終的にコーデに落とし込みますが、様々な理由からコーデも組みやすい優れものです。

デザイン性が優れている

→機能性だけではなく様々なカラーのものがあるので、サラッと羽織ったりするだけでオシャレな印象になります。

種類や形状が多種多様

→ジャケットタイプでもインナーやアウターに使えるものもあり、ベストタイプのものまで様々な種類があります。特にベストは注目のアイテムで、スウェットなどのトップスには勿論、コートなどのアウターの上にも合わせるのがおすすめ。体温調整しやすいのも嬉しいポイントです。

リバイバル・アウトドアブームも追い風に

→昨今から続くリバイバルブームによって、90年代以前のファッションが脚光を浴びています。ビビットな色使いやレトロなデザインが今注目されています。
また同様にアウトドアブームによって、アウトドアアイテムやテック系アイテムにも注目。よりタウンユースなアウトドアへの解釈が広まり、日常に溶け込んでいます。

パタゴニアのフリースの人気の種類

パタゴニアのフリースには、現行でも発売後即完売のものや、廃盤によって高い希少価値の付くものなど人気モデルが数多く存在します。

ここからは人気のおすすめモデルをご紹介します。

シンチラ スナップT

シンチラスナップT

パタゴニアのフリースの元祖ともいえるのが、こちらの「シンチラ スナップT」。

「シンチラ」とは、商標をもつフリース素材のことを指します。

保温性、速乾性に優れていて、柔らかい肌触りが特徴で、スナップボタンで開閉可能なプルオーバーデザインは、どこかレトロな雰囲気を醸し出していて、パタゴニアのロングセラーアイテムの1つです。

おすすめポイント

●柔らかい肌触りの起毛感で、着心地抜群。
●中厚手のためインナーにもアウターとしても使いやすい。

「シンチラスナップT」一覧

 

シンチラベスト

シンチラベスト

機能的な部分は「シンチラ スナップT」とほぼ同様ですが、スリーブレスのデザインですので動きやすさの向上はもちろん、レイヤード(重ね着)を楽しむこともできます。

おすすめポイント

●柔らかい肌触りの起毛感で、着心地抜群。
●ベストタイプなのでレイヤードがしやすい。アウターへの重ね着もおすすめ。

「シンチラベスト」一覧

 

レトロXジャケット

レトロXジャケット
パタゴニアのフリースの中でも、1、2を争う代表モデル、1993年から製造が開始された「レトロXジャケット」です。

厚みある毛足8mmのフリースに抗菌防臭加工、防風性能も搭載、裏地に防風性のフィルムが施されており、より風を通さない仕様に。

中の蒸気を発散する、メッシュ生地となっているので、蒸れの心配もなく安心の機能性です。

おすすめポイント

●厚手のボアフリースで保温性が高く、防風性フィルムで風を通さない。
●デザイン性が高くタウンユースとして着用できる。
●パタゴニアのアイコニック的なアイテムで、コーデの主役になる。

「レトロXジャケット」一覧

 

レトロXベスト

レトロXベスト
「レトロXジャケット」のベスト型である「レトロXベスト」。

「レトロXジャケット」の機能をそのまま引き継いでいるため、もちろん保温性は抜群です。

ベストタイプは、様々なトップスやアウターにもレイヤードできるため、コーディネートの幅が広がるアイテムとなっております。

おすすめポイント

●厚手のボアフリースで保温性が高く、防風性フィルムで風を通さない。
●デザイン性が高くタウンユースとして着用できる。
●ベストタイプなのでレイヤードがしやすい。アウターへの重ね着もおすすめ。

「レトロXベスト」一覧

 

クラシックレトロカーディガン

クラシックレトロカーディガン

「レトロX」シリーズの原型となっているのが、この「クラシックレトロカーディガン」です。

「クラシックレトロカーディガン」は、1988年~90年までのまずか3年間のみ製造された「レトロパイルジャケット」を復刻し、2000年~05年に製造されました。

「レトロX」が毛足8mmのフリースを使用しているのに対して、「クラシックレトロカーディガン」は、毛足13mmのフリースを使用しているため、より温かみのある印象です。

また、「レトロX」同様に、裏地にはメッシュ素材を採用することで、通気性を高めています。

おすすめポイント

●「レトロX」より毛足の長い厚手のボアフリースで保温性が高く、防風性フィルムで風を通さない。
●現行の「レトロX」と差別化が可能である。

「レトロカーディガン」一覧

 

ベビーレトロカーディガン

ベビーレトロカーディガン

1988年~90年までのわずか3年間のみ製造された「レトロパイルジャケット」の後継モデルである「ベビーレトロカーディガン」です。

1991年~92年のほんの2年間のみの販売で、市場価値も年々高まっているモデルです。

この当時のモデルは、サイズ感が大きめのUSA規格サイズではなく、日本規格のサイズ感に近く、通常よりもやや小さめの作りとなっています。

こちらも裏地に、吸汗発散効果の高いメッシュを使用しています。
翌年の1993年に登場する「レトロX」は、裏地に防風フィルムが貼られているので、通気性のよい「レトロカーディガン」と、防風性の高い「レトロX」との棲み分けが可能です。

おすすめポイント

●現行の「レトロX」と差別化が可能である。

「レトロカーディガン」一覧

 

リズムフーディ

リズムフーディー

2003年にパタゴニアのフリースのクライミングラインである”rhythm(リズム)”ラインから登場したモデル「リズムフーディ」。

パタゴニアのフリースの中でも、珍しいフードディティール、大きめのサイズ感が、廃盤となった現在でもファンの多い大変希少なモデルです。

こちらも、わずか3年間しか製造されなかったため、市場流通が少なく、希少性が高いものとなります。

おすすめポイント

●他のパタゴニアにはない、フード付きのデザイン。
●希少性が高く価値が高い。

「リズムフーディー」一覧

 

グリセード

グリセード

パタゴニアのフリースの隠れた名作、リバーシブル仕様の「グリセード」です。

1990年代のパタゴニアを代表する本モデルは、1980年代の後半から1998年までの約10年間のみ製造されたモデルです。

特徴は、前述のとおり、リバーシブル仕様であることで、リップストップナイロン生地、毛足6mmのフリース生地を使用した両A面仕様の人気モデルです。

急な降雨や強風などといった、天候が急激に変わるアウトドアシーンに、ナイロン生地を表面にし着用することができたりと、シーン毎での対応が可能です。

おすすめポイント

●リバーシブル仕様でナイロン面とフリース面を使い分けれる。
●急な雨や強風に対応可能。

「グリセード」一覧

 

R2ジャケット

R2ジャケット

激しい運動にも対応できるような機能的なモデルの多い「テクニカルフリース」の中でも特に人気の高い「R2(アールツー)ジャケット」。

「R2」の”R”は、”レギュレーター”の略称で、パタゴニアのフリースには、軽量・高性能の「Rシリーズ」が存在します。

この「Rシリーズ」には、R1~R4までの保温性がありますが、こちらの「R2ジャケット」は、そのバランスが最も優れていると言われています。

特徴として、全てのポケットの裏側にメッシュが貼られており、少しでも暑さを感じたら、ジッパーを開けることで外気を逃がすことができます。

短毛のフリースを使用されていますが、保温性は抜群です。

可動域である肘~脇にかけては、より通気性・伸縮性の高い素材を使用されています。

防風性のあるアウターの中に着込むことで、ダウン並みの暖かさを実現できることから、”究極の中間着”とも呼ばれ、世界中のクライマーたちからも厚い信頼と支持を得ています。

おすすめポイント

●保温性・通気性・速乾性が高バランスである。
●ミドルレイヤー(中間着)として最高のパフォーマンスを発揮する。

「R2ジャケット」一覧

 

ベターセーター

ベターセーター
隠れた名作モデルの「ベターセーター」。

2008年に発売された、「ベターセーター」の特徴は、表地がセーター生地で、裏地がフリースとなっている点です。

他モデルが比較的起毛感の強いパタゴニアのフリースですが、こちらの「ベータ―セーター」は、短めの毛足で女性人気も高いモデルです。

裏地はフリースなので、もちろん保温性は申し分なく着用できます。

ハンドウォーマーポケットで手先を温め、立襟の内側には、シッパーの金具が身体に触れないためのチンガード付きで、要所に着る人のことを考えられたディティールワークが施されています。

タウンユースとしても、ライトなアウトドアシーンでもおすすめのモデルです。

おすすめポイント

●毛足短めのデザインでカジュアルすぎない印象になる。
●厚すぎず薄すぎずで、中間着として最適。

「ベターセーター」一覧

 

パタゴニアのフリースを使ったコーディネート

ここからは、パタゴニアのフリース人気・代表モデルを使ったコーディネートをご紹介いたします。

「シンチラスナップT」を使ったメンズコーディネート

シンチラスナップTコーデ
モデル身長173cm

パタゴニアのシンチラスナップTを使ったメンズコーディネート。
ビビッドなカラーを引き立たせるために、他のアイテムはダークトーンでまとめて、メリハリをつけています。

「シンチラベスト」を使ったレディースコーディネート

シンチラベストコーデ
モデル身長160cm

柔らかな質感がたまらないシンチラ素材。レトロさを感じるデザインは、古着アイテムと相性抜群です。

「レトロXジャケット」を使ったレディースコーディネート

レトロXジャケットコーデ
モデル身長155cm

使いやすいベージュ色の「レトロXジャケット」は、カジュアルコーデに馴染みやすく、重宝すること間違いなしです。

「レトロXベスト」を使ったメンズコーディネート

レトロXベストコーデ
モデル身長178cm

同系色のスウェットにオンするだけで、コーディネートに奥行ができます。
コーディネートに幅を広げたいなら、ベストがおすすめです。

「ベビーレトロカーディガン」を使ったレディースコーディネート

ベビーレトロカーディガンコーデ
モデル身長155cm

ビビットな色合いでも、フリース素材なら、どこか柔らかい印象に。
フリースにしか出せない色味のものを選ぶのもおすすめです。

「リズムフーディ」を使ったメンズコーディネート

リズムフーディ―コーデ
モデル身長170cm

オーバーサイズで、どこか可愛らしい印象の「リズムフーディ―」は、ラフに羽織ることで雰囲気を活かしています。

「R2ジャケット」を使ったメンズコーディネート

R2ジャケットコーデ
モデル身長170cm

アウトドア感漂うジャケットに、デニムやスニーカーなどを合わせてアクティブな印象に仕上げています。

 

パタゴニアのフリースは名作揃いで人気

多種多様なパタゴニアフリース
いかがでしたでしょうか。

パタゴニアのフリースは、環境保全に基づいた製品作りを創業当初から行い続けています。

世界のクライマーから信頼される確かな品質はもちろん、ファッション性の高いデザインは、多くの人に深く愛されて続けています。

古着やヴィンテージのパタゴニアのフリースは、どれも雰囲気の良いものばかりで、人気モデルも多く、年々希少価値が高まっております。

古着屋JAMでは、希少なモデルや、人気モデルなどパタゴニアのフリースを数多くご用意しております。

ぜひ、お気に入りの1着を見つけてみてください。

「パタゴニア フリース」一覧

 

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