VINTAGE SUMMIT -JAMスタッフによる古着対談- 05 Shirt

05

Shirt

「画のタッチの差がポイント。ポップなアートが落とし込まれた一枚」

藤村:Patagonia(パタゴニア)のアロハシャツのライン「パタロハ」やね~。90年代初頭のPatagoniaのカタログに掲載されはじめて、今でもプロダクトされてる。ちなみにタグについている年代がカタログに載った年だね。

北村:普通のアロハシャツと違うところは何なんでしょう?

北村が2人に質問する様子

吉迫:も~画のタッチと、テイストが全然違う!!

藤村:うんうん、普通のはもうちょっと繊細かな。シンプルに自然に寄ってるって感じ。

吉迫:普通のはわりと絵画っぽい柄が多いですよね。

PATAROHAの柄アップ

藤村:そうそう!それに比べてパタロハはポップでカジュアルだから取り入れやすいね。サーマルの上に羽織ったり、ボトムスとかシューズもどんなものにも合わせられる万能アイテムだね。

北村:やっぱ入荷はあんまりないんですか?オンラインショップでは売れが早い印象ですけど。

藤村:ないね。(即答)コットンポリなので洗濯もできるし、ガンガン着れるようになってるから人気。パタゴニアも想定してなのかな?色落ちもないしね。


「母国愛を感じられる和洋折衷なボウリングシャツ」

60年代頃Hale Niuのスーベニアボウリングシャツ

吉迫:これも私の推し!(笑)

一同:(笑)(笑)

藤村:リチャード石川さんの刺繍。ホノルルの2世3世の方かな~。恐らく、ボウリングする時に着用されてたのかな。

吉迫:めっちゃいい~!

北村:ボウリングとアロハの違いはなんですかね?

藤村:ボウリングはラギットなイメージ。ケンコバさんみたいなね(笑)。これに太めのワークパンツ穿いてルードな感じ。アロハシャツは所ジョージさんみたいな?アメカジな感じ。

一同: なるほど。わかりやすい(笑)。

3人が笑っている風景

藤村:あとアロハシャツは正装で着られてたらしくて、ボウリングシャツは本当にスポーツする時かな~。大会の記念のワッペン入ってたりだとか。

吉迫:オーダーの仕方がやっぱセンスあるなーて思いますね(笑)。母国(日本)とコラボしたかったんかなーって勝手に想像しちゃいました(笑)。

Niuのスーベニアボウリングシャツのバッグデザイン

藤村:確かに。和洋折衷(笑)

北村:ベトジャンの時のみたいに、そういった背景があることが面白いですね。お土産とか記念に作ったやつだと思うんでね~、面白い。

藤村:リチャード石川さんが手放さなかったらここにはなかったでしょうしね。

吉迫:うん、これに関しては本当に1点物ですね。歴史的価値ってよりかは違う面白さが!リップ生地も好ポイント!この時代らしい60年、70年代っぽい。

藤村:刺繍も上手い下手よりかは、この人こういうのが好きだったんかな~とか。オーダーにお金かけたんかな~とか。想像できる面白さがあるよね。

吉迫:ですね。このシャツのブランドもメジャーではないけど歴史は長い。しっかりとしたブランドだし作りも進化してる。

藤村:ボウリングシャツより白シャツを着るみたいな感覚で着てもいいね。

吉迫:シャツ好きの方に、是非着て頂きたい逸品です!

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