みなさんこんにちは!古着屋JAM京都三条店のりょうたです。
8月も終盤に差し掛かろうとしていますが、まだまだ暑い日が続きそうですね。
9月も目前となってくると秋服を探している方も多いのではないでしょうか?
まだ暑いけど、秋服もそろそろ欲しい。そんな今くらいの季節には汎用性の高いアイテムがオススメです。
前回のブログで紹介した長袖のシャツももちろんそうです!
今回はボトムス、特にワークパンツについてご紹介したいと思います!
おすすめのブランドやコーデも紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!
目次
ワークパンツとは?
「ワークパンツ」と言うとかなり広い範囲での定義になります。
その名の通り、労働者が好んで履いていたパンツ全般を指す言葉ですね。
ぺインターパンツやカーゴパンツ、シェフパンツといったアイテムもワークパンツに分類されます。
ぺインターパンツはペンキ職人向けに作られていて、トンカチをひっかけるループや、筆を収納できる細長いポケットが特徴的ですね。
カーゴパンツにミリタリーのイメージを持たれてる方が多いかもしれません。
カーゴパンツは貨物船や荷役作業などに従事する労働者のために開発されたワークパンツです。
その後、1940年代にアメリカ軍で採用されたことをきっかけに各国のミリタリーで普及しました。
デニムパンツも元々は労働者のために作られたことを考えるとワークパンツとまとめても問題ないかと思います。
そんなワークパンツの中でも使いやすいチノツイル生地のアイテムや、ダック地のアイテムを今回はご紹介します!
おすすめブランド3選
Dickies(ディッキーズ)
1つ目は耳にすることも多いかとは思いますがDickies(ディッキーズ)です。
1922年にアメリカ、テキサスで創業された老舗ワークウェアブランドです。
その創業当時から労働者のための洋服を作っていたようです。
第二次世界大戦中には政府からの要請を受けて制服を納品していたりと、そのクオリティの高さを証明しています。
ディッキーズが掲げている「労働者の声を聞く」というアイデンティティを色濃く反映した “874” が大戦後に発売、
テキサスの石油労働者たちの間で爆発的に人気を博し、世界各地の労働現場へ広がっていきます。
1990年代に西海岸のスケーターたちが安価で丈夫な “874” を愛用し、ワークウェアとしてだけでなく、カルチャーシーンへと広がっていきました。
現代でもその流れは続き、ファッションブランドとしての地位も確立しています。
Carhartt(カーハート)
1889年創業のワークウェアブランドです。
当初の代表的なアイテムは、頑丈なダック地とデニムで作られた「オーバーオール」だったようです。
カーハートのオーバーオールは、優れた耐久性と着心地でアメリカンワークウェアのアイコンとなりました。
カーハートは当時「カー」と呼ばれていた路面電車と、アメリカ合衆国中西部「ハートランド」をブランド名に掛けて、
通称「ハートマーク」と呼ばれるロゴを使用していました。
しかし、1940年代の第二次世界大戦の影響による物資統制から、リベットを用いないアイテムや、ロゴ刻印のない月桂樹柄ボタンを使用したアイテムなどがカーハートでも販売されたようです。
1966年には、現在世界中で広く認識されている、通称「Cロゴ」をブランド・ロゴとして発表、
その後、1971年にはジーンズの製造にも乗り出し、ワーカーだけでなく、より多くの人たちが着用できるカジュアルなアイテムの販売をスタートさせました。
90年代に入ると、タフでリーズナブルなカーハートのプロダクツは数多くのHIP HOPアーティストに受け入れられ、ストリートウェアの代表的ブランドとしての地位も確立、
同時にヨーロッパや日本でもカジュアル・ウェアとして高い人気を集めていきます。
カーハートの歴史やアイテムについてはこちらのブログでも詳しく紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください!
RED KAP(レッドキャップ)
1923年創業のワークウェア・ユニフォームブランドです。
ブランド名通りの赤いキャップのロゴがトレードマークで、1927年に誕生したようです。
快適で耐久性のあるレッドキャップのワークウェアはすぐに人気となりました。
1939年までにはワークパンツ、ワークシャツ、シャンブレーシャツ等、様々なアイテムを展開。
第2次世界大戦中は、アメリカ軍にガスマスク・軍用服・フィールドジャケットなどを供給し、戦後はランドリーネットワークのサービスを開始するなどビジネスを拡大します。
現在では1600万人のアメリカ労働者にワークウェアを供給しているメジャーブランドとなっています。
おすすめアイテム
Dickies(ディッキーズ)
先ほども少し出てきたディッキーズの874です。
こちらの個体はサイズの表記がウエスト28、レングス34とかなり珍しいです。
古着で探すとなるとやはりサイズの大きい個体が多いため、このようなアイテムは重宝したいですね。
色は黒、チノツイル生地で1年中履きやすいアイテムです。
チノツイルとはコットンで編まれたツイル生地を指します。
ツイル生地とは綾織りで仕立てられた生地全般を意味し、デニムやスラックスにもこの織り方が採用されていることが多いです。
肌ざわりの良さや伸縮性に優れていることが特徴です。
※ワークパンツ(チノツイル) RAB287956 ¥9,900 (tax in) オンラインストアはこちら
Carhartt(カーハート)
こちらはカーハートのペインターパンツ。
少し飛んでいるペンキがいい味を出してくれています。
874とは違い、カーハートの代名詞でもあるダック地を使用しています。
ダック地とは太いコットン糸を密に平織りした生地で、カーハートの代名詞となっています。
ハリの強さと耐久性や難燃性が特徴です。
コットンなので洗濯もできますし、デニムのように経年変化を楽しめるアイテムです。
※ダック地パンツ RAB071088 ¥11,990 (tax in) オンラインストアはこちら
RED KAP(レッドキャップ)
最後はレッドキャップのワークパンツ。
深い紺色にペンキが飛んでいて良い雰囲気です。
こちらもチノツイル生地で仕立てられていますが、先ほどの874と比べると光沢が強く、スラックスと言われるとそう見えるような風合いです。
ワークパンツも履いていくうちに柔らかくなり、自分に合った1本を育てることができます。
※ワークパンツ(チノツイル) RAB314914 ¥5,940 (tax in) オンラインストアはこちら
スタイリング紹介
今回はワークパンツを使って「ユーティリティミックス」を意識したスタイリングを組んでみました。
ユーティリティミックスとは、ミリタリーやワークといった個性が強い無骨なアイテムにドレスの要素も取り入れて上品にまとめるスタイルです。
メンズ
ディッキーズのワークパンツとミリタリージャケットを使いながら、小物でレザーやシルクのドレス要素を加えています。
使う色を黒メインにすることでもまとまった雰囲気になりますね。
※オールドコーチ RAB194527 ¥15,950 (tax in) オンラインストアはこちら
※薄手ミリタリージャケット RAB416869 ¥7,590 (tax in) オンラインストアはこちら
レディース
こちらもディッキーズのワークパンツを使用したスタイリングです。
雰囲気がワークに寄りすぎないようにボーダー柄のポロシャツとフィッシングベストでうまくバランスをとっています。
このスタイリングでも使う色をネイビーとカーキに抑えることで雰囲気をまとめています。
※多機能ベスト RAB409914 ¥7,590 (tax in) オンラインストアはこちら
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おすすめ入荷紹介
まずはこちらのTシャツです。
EVERY WOMAN NEEDS A HOT IRON !!
「全ての女性にアイロンが必要である!」というメッセージとアイロンでゴルフをしている女性のプリント、バランスが面白くてご紹介しました!
時代的にこんな限定的なTシャツはもう登場しないのかもしれないとも思います。
※セレクトTシャツ RAB418668 ¥5,390 (tax in) オンラインストアはこちら
こちらはパタゴニアの総柄シャツ。
リネン素材でプリプリの柔らかい生地感です。
サイズも表記 S と嬉しいです。
あまり総柄シャツを着ない方にも、よく着る方にもおすすめしたいですね。
※半袖リネンシャツ RAB351416 ¥6,490 (tax in) オンラインストアはこちら
最後はしっかり古めの半袖チェック柄シャツ。
両ポケットの柄合わせ、オレンジと緑の配色と、「古い」以外にも魅力を感じることができます。
サイズも表記が 15 と小さめなので女性にも男性にもおすすめです。
※半袖柄シャツ RAB360801 ¥11,990 (tax in) オンラインストアはこちら
あとがき
いかがでしたでしょうか!
1本持っておいて困る事のないワークパンツについてご紹介してきました。
経年変化も楽しめるアイテムですので、自分だけの1本をぜひ探してみて下さい!
古着屋JAM京都三条店でも多数取り揃えております。
スタッフ一同、皆様のご来店お待ちしております!