こんにちは。古着屋JAM京都三条店の饗庭です。
12月に入り、クリスマスムードが濃くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。年末に近づくと何かと忙しくなるものですが、とはいえ一年で一番レイヤードを楽しめるこの季節、忙しさに負けずおしゃれも全力で楽しみきりたいものです。冬といえばアウターのイメージがありますが、意外と後回しになってしまうのがジャケットなどの中間層。晴れた日中や屋内など、実際に一日の主役となるのはこの中間層であることが多いので、手を抜かずにいたいものです。
そこでお勧めしたいのが厚手テーラードジャケット。冬場の中間層はどうしても機能性重視のアイテムになりがちで飽きやすいのが難点。テーラードジャケットでアイビー、トラッドの要素をプラスすることで飽きの来ない冬コーデを楽しんでいただけます。野暮ったくならずCity風の装いにまとめられるアイデアをご紹介しておりますので是非最後までご覧になって下さい。
また、厚手テーラードの素材や形（ディテール）についての記事はこちらからご覧いただけます。
目次
[お知らせ]
厚手テーラードジャケットの着こなし方
ここでは代表的な３つのスタイルを例に挙げ、それぞれのおすすめのスタイリング例をご紹介します。
厚手テーラードジャケットは単体では野暮ったくなりがちですが、インナーやパンツ選び、小物使いの工夫で一気に取り入れやすいCity風のコーデにまとめることが出来ます。
ポイントは二つ。如何に“外し”の部分を作るかということ。そして色使いに気を付けることです。
THE 王道 “アイビー”
まずは王道のアイビースタイルから。テーラードジャケットが一番活き活きと輝くのはやはりこのスタイルと言って良いでしょう。
ここでの“外し”は色使い。カーディガンのワインレッドをローファーで拾うことで遊び心を演出しています。こういった色使いでの遊びを見せることが、都会的な余裕あるCityコーデを作るうえで非常に重要なポイントです。
古着好きなら外せない“アメカジ”
やはり外せないのがアメカジスタイル。テーラードジャケットを使うのは初めて、アイビーは少しかっちりしすぎて取っ付きにくい、という方はこちらの方が取り入れやすいかも知れません。
カレッジスウェットとの組み合わせは比較的簡単に、かつ程よくジャケットの渋みを抜いてくれるのでオススメです。
スウェットとデニムで大きく“外し”を作っていますが、スウェットはカレッジスウェットに、デニムのサイズ感は大きすぎない程度に抑えることで外しすぎを防いでいます。厚手テーラードの“渋み”をスウェットとデニムが軽やかにまとめ、47のCAPがそれをさりげなく、かつしっかりとサポートしています。
今回のキーカラーはスウェットのオレンジ。全体をネイビー軸でまとめている中に、スウェットのオレンジが全体の差し色としてコーデを魅力的にしています。スウェットとデニムで雰囲気が一気にカジュアルによりましたが、足元に白ソックスとローファーを入れることで大人っぽくまとまりました。
枠にとらわれない“ストリート”
枠にとらわれないやり方で自分流のスタイルを作り上げられるのが古着の何よりの魅力です。
その代表でもあるストリートスタイル。今回は大胆にミリタリーのツリーカモパンツを合わせ、足元は武骨なワークブーツでかなり泥臭い雰囲気を出しています。その分あえて上半身は黒に統一し、バランスをとっています。
同色でまとめる際には素材感に差を出すことで、のっぺりとした印象になるのを防ぎましょう。
スタッフのおすすめコーデ3選
こちらでは、実際に店頭スタッフが選んだ、厚手テーラードジャケットのおすすめの着こなしを3つご紹介いたします！
グレンチェックでのアイビーコーデ
王道アイビースタイルにまとめつつ、ライン入りのカーディガンでカジュアルさを出すことで、渋めのグレンチェックのテーラーとのバランスを取っています。
ネクタイと47CAPのネイビーが、ぼんやりしがちな冬のアイビースタイルをシュッと引き締めているのが今回のポイントです。
着用アイテム
Cap：47CAP JAA000170 ￥4,400(tax in)
Jacket：厚手テーラードジャケット RAB996131 ￥8,690(tax in)
Cardigan：コットンアクリルカーディガン RAB469227 ￥6,490(tax in)
Shirt：長袖無地シャツ(ラルフローレン) RAC043507 ￥7,590(tax in)
Tie：ネクタイ JAA000588 ￥3,190(tax in)
Pants：チノパンツ RAB000593 ￥6,490(tax in)
Shoes：スタッフ私物
都会的なアメカジ
アメカジでは、カレッジスウェットパーカーをチョイス。ネイビーのスウェットパーカーとブルーデニムでできた縦のブルーラインが、全体をすっきりと見せてくれています。
使っている色の数は少なくシンプルですが、ロゴ入りビーニーを取り入れ、足元と合わせて黒で挟み込むことで全体をまとめ上げています。またレザーシューズをシンプルにせずにウーヴンレザーシューズでアクセントをつけている所もポイントです。
Cap：47CAP JAA000170 ￥4,400(tax in)
Jacket：厚手テーラードジャケット RAB996258 ￥7,590(tax in)
Tops：スウェットパーカー(カレッジ) ￥6,490(tax in)
Pants：リーバイス501ストレート ￥8,690(tax in)
Shoue： スタッフ私物
変化球ストリート
こちらもインナーのフーディーとデニムで縦のブルーラインを作っているのはアメカジと同じですが、スポーツブランドであるadidasのロゴフーディーをチョイスし、デニムもかなり太めのフレアデニムにすることでかなり独自のスタイル感が出ています。
ストリートスタイルにおいては、帽子やアクセサリーなど多少アイテム数が増えても問題ありません。今回も“外しのアイテムは多いですが、その分落ち着いた色味の厚手テーラードジャケットをチョイスし、足元もシンプルな革靴で全体の雰囲気がごちゃつきすぎないように落ち着けています。
Jacket：厚手テーラードジャケット RAB997221 ￥13,090(tax in)
Cap,Tops,Pants,Shoes：スタッフ私物
あとがき
今回は厚手テーラードジャケットをCity風に着こなすアイデアを、アイビー、アメカジ、ストリートの3つのスタイルを軸にご紹介いたしました。
古着の中でもなかなかとっつきにくいイメージのある厚手テーラードジャケットですが、合わせるアイテムと合わせ方を工夫することでかなりいろいろな選択肢があることがお分かりいただけたかと思います。
古着の面白さは、自分が試したことのないもの、一見難しそうなものをこうやって自分流に落とし込んでみるというそのプロセスにもあると、私は個人的に考えています。
皆様もぜひ怖がらず、試したことのないアイテムをどんどんご自身のお気に入りに加えていってみてください。今回も最後までご覧いただきありがとうございます。店頭でのコーデ提案も大歓迎ですので、ぜひお近くにお越しの際は、古着屋JAM京都三条店にお立ち寄りください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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店舗情報
住所
〒 604-8082
京都府京都市中京区三条通御幸町西入 弁慶石町51 タリーズコーヒー 2階
営業時間
11:00～20:00
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