【徹底解説】パタゴニアとは?古着屋店員が歴史と特徴を隅々まで解説。

11月8日にグランドオープンする古着屋JAM堀江店に入荷予定のアイテムのうち、Patagonia (パタゴニア) からご紹介いたします。

オープン前夜にはレセプションパーティーも開催される古着屋JAM堀江店、入荷内容も楽しみですね!

[お知らせ]

そもそもPatagonia(パタゴニア)って?

パタゴニアは1973年、アメリカ・カリフォルニア州で誕生したアウトドアブランドです。

創業者イヴォン・シュイナードが、クライマーとしての経験をもとに「自然を守りながら本物の道具をつくる」という理念のもと立ち上げました。

高い機能性と耐久性を備えたウェアはもちろん、環境保護への真摯な姿勢でも知られています。

再生素材の積極的な使用や修理サービス「Worn Wear(ウォーンウェア)」の展開など、サステナブルな取り組みを業界に先駆けて実践してきました。

その価値観は「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」という企業ミッションに表れており、単なるアウトドアブランドを超えて“ライフスタイルそのもの”を提案する存在となっています。

そんなパタゴニアですが、そのブランドの歴史や特徴をもう少し深ぼっていきましょう!

Patagonia(パタゴニア)の歴史 ー 誕生から現在まで

1950〜60年代:創業者の原点

パタゴニアの始まりは、創業者であるイヴォン・シュイナードが1950年代に自らの手で登山用具を作り始めたことにあります。

彼はクライマーとしての経験から、従来品よりも使いやすく、そして自然に負担をかけない道具を求めて鍛冶仕事を学びました。

これがのちの「シュイナード・イクイップメント」と呼ばれるクライミングギアブランドの原型となります。

1973年:Patagonia(パタゴニア)誕生

ウェアラインを立ち上げるにあたり、イヴォンは新ブランド「Patagonia」を設立。

南米・パタゴニア地方の荒々しい自然にインスピレーションを受け、その名をブランド名にしました。

当初はクライマー向けのアウトドアウェアを中心に展開し、カラフルなデザインと機能性で人気を集めます。

ブランド名の由来は実際の地名だったんですね。

1980年代:アウトドアブランドとしての確立

1980年代には、シンチラ・フリースなどの革新的素材を採用し、軽量で保温性の高いウェアを次々と発表。

アウトドア業界に大きな影響を与えました。

また、環境問題への意識も高まり、1986年には「地球環境保護団体への寄付」を正式に方針として掲げます。

1990年代:環境保護への転換点

1993年には使用済みペットボトルを再利用した再生フリースを開発。

リサイクル素材を使ったウェアづくりを本格化させます。

さらに、1996年には全コットン製品をオーガニックコットンへと完全移行。

この時代から「環境配慮型ビジネス」の先駆者としての地位を確立しました。

2000〜2010年代:企業としての姿勢を明確化

2002年には「1% for the Planet」を共同設立し、売上の1%を環境保護活動に寄付する仕組みを構築。

2011年にはブラックフライデー広告で「Don’t Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)」と呼びかけ、過剰消費への警鐘を鳴らしました。

2020年代〜現在:ビジネスを地球のために

2022年、創業者イヴォン・シュイナードは自社株の100%を環境保護団体と信託に譲渡し、「地球が唯一の株主」と宣言。

この決断は世界中で大きな話題となりました。

現在もパタゴニアは、製品の修理・再利用を促す「Worn Wear」プログラムなどを通じて、持続可能な社会づくりをリードしています。

Patagonia(パタゴニア)の特徴 ー 他ブランドとの比較で見る、その独自性

パタゴニアは単なるアウトドアブランドにとどまらず、「時を味方につけたブランド」と言えるかと思います。

その理由を他のアウトドアブランドと比較しながら見ていきましょう!

“機能美”よりも、“生き方”がにじむブランド

ノースフェイスやアークテリクスのウェアは、ハイスペックで無駄のないデザインが魅力。

でもパタゴニアの古着には、それとは少し違う“温度”のようなものがあります。

長く着込まれたナイロンやフリース、日焼けや色落ちが残るタグ。そういった“経年の味”が、ブランドの理念としっかりリンクしているんです。

新品よりも、使い込まれた姿が似合うブランドって、意外にそう多くはありません。

90’sカルチャーとともに育ったブランド

古着市場でパタゴニアが人気なのは、90年代の空気と深く結びついているからでもあります。

シンチラフリースやスナップT、ナイロンアノラックなどは、当時のアメリカの大学生やスケーターたちに愛された定番アイテム。

同じ時代を象徴するノースフェイスが“都会的でストリート寄り”だとしたら、パタゴニアは“自然と暮らしに寄り添う”リアルクローズ”。

だからこそ、今のヴィンテージシーンでも自然体で取り入れられてるのかと思います。

「修理して着る」文化が古着と相性抜群

モンベルやマムートのように機能性を突き詰めたブランドも魅力的ですが、パタゴニアの面白さは“人の手で直せる服”という点。

「Worn Wear」プログラムに象徴されるように、縫って、繕って、また着る、そんな文化が根付いています。

だからこそ、古着屋で出会う一着もまだまだ現役。

ちょっとの破れやリペア跡も、むしろ物語の一部として楽しめますよね。

ファッションシーンとの自然な融合

ノースフェイスやアークテリクスがタウンユースでの人気を意識的に拡大してきたのに対し、パタゴニアはあくまで「機能と環境意識」の延長線上で自然にファッションシーンに溶け込んできました。

シンプルで普遍的なデザインは、古着市場でも高い人気を誇り、90年代〜2000年代のレトロ・パタゴニアが再評価される今、カルチャー的価値もますます高まっています。

結局、長く着られるのが一番かっこいい

トレンドや人気で語られることが多いけど、古着屋としてはやっぱり“長く着られる服”が本当にいい服なんじゃないかと思います。

30年前のスナップTが今でも現役で着られる、環境のために作られた服が、結果的にヴィンテージとして生き続け、愛され続けている。

パタゴニアの魅力は、高い機能性やデザイン性だけではありません。

ブランドの根幹に“倫理と自然への敬意”が息づいていることが、他のアウトドアブランドと一線を画しています。

アウトドアを愛する人だけでなく、「自分の選択で社会を変えたい」と考える人々からも支持される理由が、そこにあります。

パタゴニアについてさらに詳しく知りたい方はぜひこちらからご覧くださいませ。

【パタゴニアの名作】シンチラ・スナップTの歴史や魅力に迫り、コーデまで一気に解説!

 

Patagonia(パタゴニア)のダウンについて徹底解説。古着屋店員が伝える魅力。

入荷アイテム紹介 ー 古着屋JAM堀江店

今回は古着屋JAM堀江店に入荷するアイテムのうち、今回ご紹介したパタゴニアのアイテムをご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

気になるアイテムはありましたでしょうか?

ぜひこの機会に古着屋JAM堀江店で手に取ってご覧くださいませ!

Patagonia のジャケットはこちらからご覧いただけます

店舗情報 ー 古着屋JAM堀江店

〒550-0015

大阪府大阪市西区南堀江2-4-4 EDGE南堀江2階

営業時間

11:00〜20:00

詳細はこちらからもご覧いただけます

あとがき

いかがでしたでしょうか!

今回はパタゴニアというブランドと、古着屋JAM堀江店に入荷するアイテムについてご紹介いたしました!

ぜひこの機会に古着屋JAM堀江店までお越しくださいませ。

スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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