こんにちは!
古着屋JAM明治通り店の伊藤です。
3月は季節の変わり目であり服装の変わり目でもありますよね。これから迎える春はどんなコーデをしようかと、クローゼットを覗いたりショッピングに繰り出してみたり、ワクワクする毎日です。
そんな春のコーデといえばシティーボーイやノームコアが定番ですが、その二つを融合させたような”アーバン・スタイル”と呼ばれるジャンルがあるのはご存知ですか?
アーバンというと、古着好きな方の中ではお馴染みのアウトドアブランド、ARC’TERYX(アークテリクス)にVEILANCE(ヴェイランス)というアーバンラインが2009年に誕生しており、以前から密かに注目されているジャンルです。
ということで、今回のマガジンではまだまだ不思議がいっぱいな”アーバン・スタイル”について詳しくご紹介させていただきます!
ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。
前回は無地のコットンニットを使ったコーデ紹介もしていますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。
目次 [閉じる]
アーバン・スタイルとは
そもそも”アーバンとは?”という方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
まず、英語であるurban(アーバン)は「都市の」や「都会的な」という意味を持ち、アーバン・〇〇のように後ろに言葉を付けて使われる場合が多いです。
ファッション用語として使うアーバン・スタイル、アーバン・ウェアは、元の意味からイメージを連想して「都会的で洗練された雰囲気の服装」のことを言います。しかし都会で着用する服装に明確なスタイルなどは無いため、その都市に住んでいる人々のライフスタイルやカルチャーを反映したものを指しています。
また、対義語にサバーバン・ウェアという言葉も存在します。suburban(サバーバン)は「郊外の」「郊外に住む」という意味で、アーバンとは対照的に郊外の自宅の中で着る「機能的でリラクシーな服装」のことです。
対となる言葉同士、一緒に覚えておくと便利でしょう。
アーバン・スタイルを分かりやすく
前述の「都会的で洗練された雰囲気の服装」をより簡単に言い換えるのであれば、「大人っぽいシティースタイル」と表現することが出来ます。と言っても”アーバン”とはまだ未完成のジャンルであるため、冒頭でお伝えしたシティーボーイやノームコアの要素も含めつつ、アーバンだけの魅力をみなさまが今後創り上げていく、まさしく”都会的な”ジャンルではないでしょうか。
ここで、アーバン・スタイルのアイテムを選ぶポイントを3つご紹介します!
①都市生活に馴染む無駄のないデザイン
一つ目は、余分なディテールを排除したデザインであり、そしてシルエットやカラーリング、生地感はミニマルでシンプルなものを選ぶこと。他のファッションアイテムと調和しやすく、日常の様々なシーンに適応できる多様性があると使いやすいです。
②日常を快適に過ごせる機能性
例えば、アウトドアシーンで着用するジャケットなどによくみられる擦れてシャカシャカと音がしたり、肌触りが固かったりする素材のアイテムは都市生活では不要です。高機能な素材や形であっても、”都市生活で着れるかどうか”が判断の基準になります。
③トレンドに左右されないデザイン
そして最後、流行に左右されない永続的な魅力を持つアイテムを選ぶのがおすすめです。上でお伝えした二つにプラスしてアイテムのクオリティやスタイリッシュさにも着目してみたり、カラーで言えばオールシーズン使えるもの、形だと着回ししやすいもの、などを選びましょう。
アーバン・スタイル:春コーデ4選
ここからは、古着屋店員が考えたアーバン・スタイルの春コーデを4つ、ポイントとなったアイテムを軸にしてご紹介させていただきます。
men’s model(173㎝):Instagram
women’s model(160㎝):Instagram
styling&photo:Instagram
テーラードジャケット×きれいめカジュアル
春にさらっと羽織りたい薄手のテーラードジャケットは淡いベージュをチョイス。
キャップとトップスもあえて同系色に揃えることで上半身に軽さを出しつつ、発色の良いライトブラウンのレザーベルトでウエストマークをしてあげるとシルエットにしっかり締まりが出ます。
パンツは細身ではなく太めのLevi’sのシルバータブを合わせました。バギーのゆったりとしたシルエット感が今っぽいコーデに仕上がります。
また、このコーデで使用したベルトはJAMがオリジナルで制作した物で、下記のマガジンで詳しく紹介されているので是非ご覧いただければと思います。
着用アイテム
cap:ベースボールキャップ JAA000174 ¥4,400(Tax in)
jacket:テーラードジャケット RAB504980 ¥8,690(Tax in)
tops:ロングTシャツ RAB196650 ¥4,950(Tax in)
belt:レザーベルト JAA000453 ¥4,950(Tax in)
pants:Levi’s シルバータブ RAB627195 ¥16,390(Tax in)
shoes:レザーシューズ RAB279636 ¥9,460(Tax in)
無地スウェット×ツートーン
こちらはネイビー×ブラックで統一したツートーンコーデ。
まず、スウェットはRussell(ラッセル)のアイテムを使用しているのですが、身幅が広めで着丈も長すぎず、ゆったりとしたシルエットで着れるというのが強みですよね。そして、アーバンカラーとも呼ばれるネイビーをチョイスすることで、スウェットでありながらも洗練された綺麗な印象を与えてくれる効果が。
また、レイヤードでホワイトのロングTシャツをちらっと見せると全体で見た時のダークトーン特有の重たさが軽減。
ボトムスにはワイドなスラックス素材のストライプパンツを使用することで、シンプルになりすぎず良いアクセントになります。
着用アイテム
cap:ビーニー JAA000397 ¥3,520(Tax in)
tops:スウェット(Russell) RAB629519 ¥6,490(Tax in)
layered tops:ロングTシャツ RAB408015 ¥7,590(Tax in)
pants:ストライプパンツ RAB650901 ¥5,390(Tax in)
shoes:スニーカー RAB293454 ¥14,960(Tax in)
bag:usedウエストバッグ RAB656753 ¥5,390(Tax in)
MA-1×シティボーイ
全体的にオーバーサイズのアイテムを使用したコーデ。
カーキカラーのMA-1からちらっと見えるオレンジの配色がグッドですが、なぜMA-1の裏地はオレンジ色なのか気になったことのある方はいらっしゃいますか?それは、パイロットが不時着した場合にMA-1ジャケットを裏表に着用することによって、救助隊による捜索が容易になるから、だそうです。
ブルーの無地シャツもあえてタックインせずルーズな雰囲気を演出しているのですが、首元のネクタイと足元のレザーシューズできっちり感とのバランスをとっています。
着用アイテム
cap:ビーニー JAA000397 ¥3,520(Tax in)
jacket:MA-1 RAB649411 ¥9,790(Tax in)
tie:usedネクタイ RAB568324 ¥3,190(Tax in)
tops:長袖無地シャツ RAB647377 ¥5,390(Tax in)
pants:ミリタリーパンツ PAA004985 ¥7,590(Tax in)
shoes:レザーシューズ RAB641189 ¥9,790(Tax in)
ネルシャツ×ストリート
オフホワイトのワークパンツが目を引くこちらのコーデ。
ダボっとゆとりのあるこちらのワークパンツはチノツイル素材で作られているため丈夫で耐久性があり、がしがし履いて使えるのがおすすめポイント。
上半身はグレーのロングTシャツの上にRalph Lauren(ラルフローレン)のネルシャツを重ね、あえてボタンは全て閉めないことでシャツながらもカジュアルな印象に。
シンプルなアイテムで揃えながらもシティーボーイ風のコーデに。
着用アイテム
cap:ベースボールキャップ JAA000240 ¥4,400(Tax in)
tops:ネルシャツ(ラルフローレン) RAB509001 ¥7,590(Tax in)
layered tops:ロングTシャツ RAB653246 ¥4,290(Tax in)
belt:usedベルト RAB417491 ¥3,190(Tax in)
pants:ワークパンツ RAB365692 ¥10,890(Tax in)
shoes:スニーカー RAB220742 ¥6,930(Tax in)
あとがき
アーバン・スタイルのコーデ4選はいかがでしたでしょうか?
この春にぜひ一度挑戦してほしいジャンルなので、今回のマガジンがみなさまのご参考になっていれば幸いです。
そして、実際に古着屋JAM明治通り店に足をお運びいただいた際には、一緒にご提案をさせていただければ嬉しく思います。
みなさまのご来店をスタッフ一同お待ちしております!