昨今、人気の開襟(オープンカラー)シャツの中でも、注目を集めているのがキューバシャツです。
アロハシャツなどに比べ知名度が低く、そもそもキューバシャツのことをご存じでない方もいるのではないでしょうか。
今回は、本アイテムの歴史とディテールを詳細に紐解いていきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
キューバシャツとは
キューバシャツは、本国キューバでは冠婚葬祭や公共の職員の着用など、正装としても認識される伝統ある洋服です。
同アイテムは、襟が始めから開いた状態になった開襟(オープンカラー)により、胸元の通気性が良く、涼しさを確保できます。これは、キューバの高温多湿な環境の中でも快適に過ごせるように作られたと言われていますが、起源は判明しておらず、サトウキビ農家のワークシャツであったなど諸説あります。
キューバシャツという名前から、キューバの人が着ている印象が強いかと思いますが、実はメキシコ人(農家などの作業員)が着ている割合の方が高いといわれています。
これは昔、キューバからメキシコのユカタン州に渡ったのち、Guayaba(グアバ)農家が着用していたことに由来します。
このことから、メキシコではキューバシャツのことをGUAYABERA(グアジャベーラ)と呼び、農家の方が作業服として着用しています。作業時に多くのグアバをポケットに詰めて帰れるように、ポケットの数を2から4つに改良しながら、メキシコ製キューバシャツになっていったのです。
キューバシャツのディテールを紹介
ここからはキューバシャツのディテールについて説明します。
開襟(オープンカラー)
襟が開襟(オープンカラー)になっていることから、通気性が良く、夏でも快適に過ごすことができます。
刺繍とプリーツ
ラテンカルチャーのアイコンを作り手が刺繍でデザインしたと言われています。刺繍やプリーツは1点1点異なる装飾が施されています。
4つポケット
作業時に使うワークアイテムなので、機能的な4つのポケットがフロントに付いています。
このように開襟で、左右の前身頃にプリーツや刺繍が施され、4つポケットが付いているものをキューバシャツと言います。
カラーは単色でも各ディテールのアクセントが効いています。
アロハシャツと共通して、暑い気候での着用を前提としているため、長袖タイプやブラック系のキューバシャツは希少です。
キューバシャツ一押しブランド『Havanera(ハバネラ)』
キューバシャツの名門ブランドとして知られる『Havanera(ハバネラ)』。
ブランド名はキューバの首都、ハバナにちなんで名付けられましたが、実は米国ブランドです。
シルエットや素材はトレンドに合わせながら、伝統的なグアジャベーラから着想を受けたキューバシャツを長年作り続けています。
キューバシャツのオススメコーデをご紹介
キューバシャツの古着屋JAM一押しコーデをご紹介します。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
大人コーデでこなれ感を演出
正装の場でも使用されるキューバシャツでこなれ感をプラスできます。
同アイテムにワイドシルエットのパンツとレザーシューズを合わせることで、程よく抜け感のある大人コーデに仕上がります。
ホワイトカラーでより清涼感をプラス
ホワイトカラーのキューバシャツを羽織って頂くだけで、Tシャツにデニムパンツのコーデも、より一層夏らしい装いになります。
スポーツミックスでも好相性
ショーツを合わせたラフなスタイルもモノトーンで統一することで上品な印象になります。
足元にスポーツサンダルを合わせることで、モノトーンでも重たくならず、軽やかなコーデになります。
遊び心のある着こなし
商品管理センター 田中のコーデをご紹介します。
キューバシャツのフロントボタンの下半分をあけ、袖をロールアップすることで、シャツ自体にアレンジを加えています。
遊び心のある着こなしが、アクセントをプラスしてくれます。
ワントーンでも刺繍がアクセントに
古着屋JAMアメリカ村店 山内のコーデをご紹介します。
ワントーンでまとめたシンプルなコーディネートでも、刺繍がアクセントになります。
ストリートミックスでも上品な仕上がり
商品管理センター 廣島のコーデをご紹介します。
オールドステューシーのパンツにキューバシャツを羽織ることで、カジュアル過ぎない大人のコーデになります。
足元には、ビルケンシュトックのサンダルを合わせることで、うまく抜け感を演出しています。
トレンドのキューバシャツで差をつけて
昨今トレンドでもあるキューバシャツを取り入れてみませんか。
古着屋JAMではキューバシャツを種類豊富にご用意しております。
夏にピッタリのキューバシャツを古着屋JAMでぜひ、チェックしてみて下さい。
商品は販売するにあたり、丁寧で入念なケアを施しておりますので、ご安心してご購入いただけます。