アークティック・モンキーズと元イヴ・サンローランのエディ・スリマン


When The Sun Goes Down / Arctic Monkeys

UKのロックバンド アークティック・モンキーズの2ndシングル。
静かな入りから、爆発的なギターリフでダンスミュージックへと移り変わってゆく彼ららしい曲。彼ら以外に全く感じたことのないグルーブ感と唯一無二なサウンド、もう能力とセンスが只者じゃない。1stアルバム「Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not / ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット」の中にあるのでぜひ聴いてみほしい。

今のUKロックシーンにおいて、彼ら抜きで話はできない。デビューして10年、緩急自在なギターとサウンドセンスは未だ健在で同国出身の世界的ロックバンドオアシスの二番煎じではない事を彼ら自身が完璧に証明してみせた。
そのモンスターバンドの中心で核となるのがヴォーカルのアレックス・ターナー。

アレックス・ターナーアレックス・ターナー

彼の髪型はリーゼントで有名なんだけど、これが定着する前は正直違和感しかなかった。彼曰く、「 エルビスがたまたま目にとまったから 」だという。
これを機に、以前から特異だった彼のファッションセンスに更に磨きがかかり始める。この端正な顔立ちと高身長ゆえに、もう何を着てもはまるはまる。ついには世界的に有名なブランド「イヴ・サンローラン」にツアーステージの衣装を提供されるなど音楽以外でもその才能をいかんなく発揮している。

その時の衣装ステージ

その時の衣装ステージ

細身でミニマルなデザインのジャケットを羽織ったコーディネート。ギターも含め、オールブラックで統一されたものをクールに着こなしている。また、イヴ・サンローランはローリングストーンズ(The Rolling Stones)のキース・リチャーズにも衣装を提供したそうで、自身のブランドとミュージシャンの関係をより一層深めているようだ。

このように、アークティック・モンキーズをはじめ多くのミュージシャン達との関係性が根強いYSL(イヴ・サンローラン)。そして、このブランドを語る上で欠かせない存在であるのが元デザイナーのエディ・スリマン。

エディ・スリマン

エディ・スリマン

1997年よりYSLのメンズラインのデザイナーを勤め、その後、ディオール・オムのクリエイティブ・ディレクターへ。そしてフォトグラファーへと転身し、2012年に再びクリエイティブ・ディレクターとしてサンローランへと舞い戻ってくる。今年の3月に退任するが、この4年間の貢献度は凄まじく、彼がいなければ今のYSLは無いと言える、まさに生ける伝説。

ちなみに今の細身スタイル、スキニージーンズを定着させたのは彼のおかげ。

ディオール・オム ステージ特に2000年~2007年で勤めたディオール・オムは未だに伝説として語られることが多い。
現在、HIPHOPやストリート系などのゆったりとした90年代スタイルが流行っているが、当時はその全盛期。それを一夜にして、変えてしまったのです。

ディオール引退後は大好きだった写真を撮り始める。
11歳のころに目覚めてからというもの日記のように毎日撮り続けているようだ。

HEDI SLIMANE DIARY

HEDI SLIMANE DIARY

彼の作品はほぼフィルムだから白黒でエッジのかかったものが多く、若手ロックバンドやアーティストに着眼して撮影をしていることがわかる。ロックバンドが大好きなのだ。YSL時代にたくさんのアーティストにステージ衣装を提供したこともこれで頷ける。

現在は、自身のブランドを立ち上げるのか噂になっているようだが、エディがこれを否定した。
しかし、あの「シャネル」のデザインを手がけるんじゃないかという憶測もどこからともなく浮上しているようだ。今後もエディ・スリマンの動向に注目していきたいと思う。
エディスリマン

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web班:Kitamura

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