紳士の国、英国を代表する秋冬のアウターといえば、”バーバリーのトレンチコート”。1枚羽織るだけでクラシックな雰囲気を引き出してくれる。だけど、実はトレンチコートのコーディネートは上品な”大人コーデ”だけじゃない。今年の冬はトレンチで決めたいと思っているそこのアナタへ。古着屋JAMがお送りする、バーバリーの古着トレンチコートを使ったメンズコーデを歴史と共にご紹介。
目次
バーバリー(Burberry)トレンチコートの誕生
1856年、創業者であるトーマス・バーバリーがロンドンのベイジングストークで洋服店を開業。
バーバリーが開発した「ギャバジン(Gabardine)」という生地は羊毛でできたウーステッドという織物をさらに綾織りにし、独自の方法で加工することで、耐久性と防水性に大変優れています。この生地が、後にバーバリーのトレンチコートの原点に。(「ギャバジン」は本来「外套」という意味で、語源には諸説あり、スペイン語や古フランス語、ドイツ語が語源となっている説など様々です!)
そして、今回ご紹介するバーバリーのトレンチコートは、1914年に始まった第一次世界大戦中に考案されました。「トレンチ」とは「塹壕(兵士が銃撃などから身を守るために作られた穴)」という意味で、もともとはイギリス軍が使用していたコートを参考にしたと言われています。
手袋やホイッスルなどの軍用品を吊るすためのエポレット(肩のボタン部分)や手榴弾の持ち運びに使われたDリング(ベルトに付いたD字型の金具)、戦闘中の衝撃から身を守るガンフラップ(右胸または左胸にある当て布)、そして雨水がすばやく流れ落ちるようにとデザインされたストームシールド(肩から背中にかけて二重に覆われている布)など、戦闘用に作られた機能的なディテールが備わっています。
では、ここから古着トレンチを使ったコーディネートを是非ご覧ください。
スタンダードに決めたいならやっぱりシャツは外せない
バーバリーのトレンチコートはやっぱりシャツやベストと合わせるのが定番。英国らしさを前面に押し出すことでカッチリめの大人コーディネートに。古着ならではの、生地が柔らかくなったような風合いも◎
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黒のトレンチコートでミリタリーアイテムを上品な印象に
ワイルドで男らしさの強いミリタリー系オールインワンも、クラシックな雰囲気のトレンチコートと合わせると格式高いイメージに。トレンチコートの色味はスタンダードなベージュではなく、あえて黒を選び、色にメリハリをつけて。
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トレンチコートをカジュアルダウンして楽しむのもOK
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トレンチコートで周りとひと味違ったコーディネートを楽しみたいアナタにおすすめ。ワイドがよく効いたパンツと、コートの裾の広がりがマッチし、オシャレ上級者のシルエットの完成。インナーにはスウェットパーカやトレーナー、ジャージなどをチョイスして。
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こちらはインナーにジャージを合わせたコーディネート。”トップスとボトムス同士” や ”インナーとコート” など、色味をどこかで統一することで、コーデがばらけず全体的にまとまりGOOD。
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カッチリした上品な印象が強いトレンチコートは、実はカジュアルスタイルやストリートスタイルとも相性バツグン。
今日の気分はどのスタイル?トレンチコートを自由に着こなして
トレンチコートは1枚で紳士的なイメージを引き出してくれる。でも、着こなし方はアナタ次第。カジュアルスタイルやストリートスタイルにも使えるトレンチは、1着持っておくのがおすすめ。いつものメンバーで街に繰り出すもよし、恋人とのちょっと大人なデートにもよし、シチュエーションに応じて様々に使い分けて。トレンチコート好きはもちろん、カジュアルスタイルやストリートスタイルが普段着!という方も今年の冬は古着トレンチで色んなスタイルを楽しもう。
古着屋JAMでは、バーバリーのトレンチコートを豊富に取り扱っております。1着1着がバイヤーによって海外で厳選された1点物のため、購入は早い者勝ち。皆様のお好きなサイズ、カラーのトレンチコートを是非古着屋JAMで手に入れてくださいね。