初めて「ロック」と「ジャーナリズム」をつなげた雑誌「ローリング・ストーン」の記者として15歳という若さでデビューしたキャメロン・クロウの経験が元となった物語。
バンドマン、マネージャー、ジャーナリスト、そして自らをバンドエイドと称する少女たちの、絡み合う人間ドラマの中に“映画と音楽の力”を改めてグッと噛み締めることができる映画である。
主人公はクロウの分身となる少年、ウィリアム。厳格な母親のいる環境でおとなしい子どもとして育った彼と、母親に反発し家を出て行く姉。別れ際に託された「いつかあなたも目覚める。ベッドの下で自由を見つけて。」という言葉と大量のロックミュージックのレコード。
やがてウィリアムはその世界にのめり込んでいくが・・・。
オスカー4部門にノミネート、スクリーンプレー部門で受賞した大ヒット映画ではあるが、その評論のほとんどが「音楽」にフィーチャーしているかもしれない。
しかし私が今回取り上げたいのは、ケイト・ハドソン扮するヒロインのペニー・レインが身に纏っているファッション。ペニーレインとは、劇中でウィリアムが取材しているバンドのツアーに同行している“バンドエイド”の少女である。
肩までフワフワと揺れるブロンドのカーリーヘアにサングラス、フリンジ、花柄刺繍、レース、ファーデニム・・・といった70年代のヒッピーを彷彿させるボヘミアンスタイルが特徴。
野暮ったさはなくシンプルでヘルシーな着こなし。露出度が高めでセクシーだが、嫌らしさがない。
服ひとつひとつの魅力を光らせているその姿はまるで、“とっておきの自慢の一着を大切に愛でている”ように感じさせる。とても不思議な存在感である。
ペニーが着こなす70年代ボヘミアンファッションを実現するには、当時の古着を手に入れることが必須だ。
もちろんJAMにも、フリンジ、花柄刺繍、レース、ファー、デニムなどの商品をバリエーションも豊富に取り揃えているので、世界にひとつのアイテムを手に入れて、ペニーのファッションを参考にしながら当時のボヘミアンスタイルにトライしてみてほしい。
・花柄刺繍
・フリンジ
・総レース
・フェイクファー
・デニム スキニーパンツ
JAMの70年代特集も要チェック。