こんにちは!
毎度お馴染み!
アメリカ村店 店長のヨウです。
今回のBLOGは…
“HIPPY MOVEMET(ヒッピー・ムーブメント)“
について書いていこうと思います!
2018年頃から引き続きトレンドとして来ている、70’sリバイバル、それに伴ってフレアパンツの人気!!
・60~70年代カルチャー、ヒッピーとは…。
知っているようで知らなかった60~70年代の歴史について紐解いていきましょう!
それでは本日のBLOGへ。
今回のBLOGも、是非最後までご覧下さい◎
▶︎まずはじめに…
そもそも、皆さんの中でヒッピーと聞くと何が思いつききますか?
タイダイTシャツ?フレアデニムにチューリップハット?ドラッグ?ピースマーク?
いわゆる、ヒッピーファッションは古くダサいものというイメージの方も多いかと。
しかし今では、ランウェイにおいてもヒッピーカルチャーからインスピレーションを受けているブランドも多々見かけます。
・General Idea 18S/S(左から1,2枚目)
・VERSACE 19S/S(左から3,4枚目)
・KEISUKEYOSHIDA 18S/S(左から5枚目)
色味やデザイン、シルエットからヒッピーカルチャーを感じられますね。
▶︎“HIPPY”という言葉をよく耳にするようになったのはいつから?
改めて”HIPPY“という言葉を聞くようになったのは、Appleの創業者”スティーブ・ジョブズ”が死去した時です。
若かりし日の彼はヒッピーで、その頃に仏教の影響を受け、禅の精神を大切にしており、ヒッピー的ライフスタイルを重んじていたことをメディアが盛んに報じていたことがきっかけとなりました。
誰でも知っているAppleを創業したカリスマがヒッピーであった事実は一昔前の ヒッピー=ダサいという概念を覆すには十分な事実でした。
▶︎HIPPY MOVEMENTとは…
ヒッピーのイメージを見直すきっかけがやってきたとはいっても、結局ヒッピーってつまるところなんだというのが正直なところという人も多いかと思います。
ヒッピー・ムーブメントとは、簡潔に言えば米サンフランシスコを起源とするカウンター・カルチャーであり、 緩やかな社会変革運動のことです。
そして、”HIPPY“とは、そのカルチャーを持っていた人たちのことを指します。
そんなヒッピー・ムーブメントの最盛期は、1967年夏に起こった”Summer of Love(サマー・オブ・ラブ)”であると言われます。
※Summer of Loveとは…
文化的、政治的な主張を伴う社会現象。
この時、サンフランシスコのヘイトアシュベリー地区へ、全米から10万人以上のヒッピー達が押し寄せました。
街角では爆音の音楽が流れ、LSDの効果で恍惚となりながら両手をあげて踊り狂う人々がいたりと、 とにかく「何でもアリ」の空気で満ち溢れていました。
そこに集まっていたヒッピーの多くは、15~25才のアメリカ白人であり、ドレスコードはエスニック風の ビーズネックレスに、ヒゲにサンダルか裸足の男、ロングスカートやスモック、さらにヘッドバンドや アメリカ・インディアン風のファッション、拘束感の少ないリラックスした エスニック感がポイントとなっていました。
彼らが重要視していたのは”異文化感“です。
自分達が属するアメリカ中流文化への反骨精神からで、官僚や大企業など、出世競争ばかりしてきた会社人間になることへの反対の現れとなります。
それは、戦後のアメリカが礼賛してきた物質主義、中産階級的な道徳観、規律などへのカウンターでした。
それは言うなれば思春期の”両親への反抗“だったかもしれませんが、どんな世代でもある親世代への反抗が、戦後のベビーブームによって人口が多かったことや、世代間のギャップが大きかったからなど、様々な理由が重なり、世界中にインパクトを持つほど巨大なムーブメントとなったのでした。
そんな巨大なカンターカルチャーを形成していったヒッピーは、政治変革は目指していませんでした。
むしろその本質は”Power to the People”
個人の手に力を取り戻し、自力で暮らしを建て直し、 個人個人のネットワークにより社会変革を目指すことが思想の根幹でありヒッピー・ムーブメントの本質でした。
コミューン(共同生活)を通して、身のまわりから世界を変えることができると信じた人々がヒッピーです。
▶︎ヒッピーとドラッグの関係
ヒッピームーブメントの時代、1960年前後はドラッグに関する取締りなどもまだまだ未発達で、彼らは積極的にマリファナやLSDなどを使用して高揚感を味わっていました。
こうした薬物による覚醒を求め、精神を解放することを推奨していたのがヒッピー文化の大きな一面として挙げられます。
現代、特に日本では考えられない過激な思考ですが、当時の音楽コンサート会場の映像などでは、ほとんどの人がマリファナを当たり前のように吸い、音に合わせて狂ったように踊っている姿がとても印象的です。
当時のミュージシャンの多くもドラッグを使用しており、そうした高揚感に包まれた中で普段では感じられない新しい感覚を追い求めていたようです。
▶︎ヒッピーと音楽シーンの関連性
あの有名な4人組バンド、ビートルズのメンバー達もヒッピーであったと言われており、コミュニティの人々からも厚い支持を受けていました。
ただ、ビートルズはヒッピーであったというよりもインドの宗教文化に傾倒していた部分が強く、巡礼などの目立った行動が他のヒッピー達の関心を集めていたことが真相のようです。
そしてヒッピーカルチャーを象徴するロックバンドが”Greatful Dead(グレイトフル・デッド)”です。
カリフォルニア州のバンドであり、ヒッピーカルチャーにどっぷりと浸かったメンバーらはサイケデリックと呼ばれるロックを演奏。
アメリカでは熱狂的な人気で、ライブには”デッドヘッズ“と呼ばれる彼らの追っかけファンが殺到し、ヒットチャートに顔を出すことがないにも関わらず各地で満員のスタジアムコンサートを行い続けていました。
グレイトフルデッドを象徴する”薔薇と骸骨“、カラフルな”デッドベア“はご存知の方も多いかと思います。
個人的におすすめの曲は…
Greatfull Dead – Ripple
あえてサイケデリックではなく、カントリーな曲調が個人的にすごく好きです。
グレイトフルデッドは曲も、ジャケットやTシャツのアート性も高く、是非チェックしてもらいたいです◎
他のアーティストとしては、王道ですが、”JIMI HENDRIX(ジミヘンドリックス)”は外せないです。
ヒッピーカルチャーから影響を受けているアーティストはまだまだ沢山います!
古着屋JAMでも様々なバンTを多数入荷しております!
また、1969年8月15日~17日に、ニューヨークで開催された”WOODSTOCK FESTIVAL(ウッドストックフェスティバル)”はヒッピーカルチャーの頂点とも言える音楽フェスティバルで、約40万人もの観客を集めて3日間行われました。
何十組ものアーティストが出演し、ヒッピー特有の自由な雰囲気に包まれたイベントでした。
この当時に生まれていたら、是非行ってみたかったです…。
~ ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間(Woodstock) ~
映画にもなっています!
是非一度見てもらいたいです。
▶︎ヒッピーと日本
日本にもヒッピーはいました。
そして今もいます。
日本でもアメリカとほとんど同時期にヒッピーたちが共同体を作り始めていました。
その多くは長野と東京にありました。
彼らのうち、自然回帰をより強く思想的に持つ者が長野県へと向かい、文化や社会活動に興味を向けた者が東京で活動していた傾向にあるようです。
長野にはいくつかの自給自足の村が誕生し、現在もそのうちのいくつかが形を変えて残っています。
また東京では、地域としてヒッピーらしいナチュラル嗜好の店が集まるエリアが残っていたり、アングラ系の活動をしていた芸術家たちが育んだ演劇や音楽などの文化として日本のヒッピーの存在を確認できます。
▶︎終息に向かうヒッピーカルチャー
1970年代以降にベトナム戦争の終結、薬物に対する取締りの強化によって、ヒッピー文化の衰退に拍車をかけることになりました。
そして、1970年代後半以降はヒッピームーブメントがだんだんと縮小していきますが、1990年代初頭前後には新たなヒッピーとされる人々が現れてネオヒッピーなどとも呼ばれました。
その後、ヒッピーカルチャーは淘汰されていくこととなるのですが、後のレイヴと呼ばれるパーティーやクラブ文化などへ形を変えてその思想の一部は受け継がれていくこととなっていきました。
※レイヴとは…
ダンス音楽を一晩中流す大規模な音楽イベントやパーティーの事。 毎週決まった場所で行われるクラブイベント等とは異なり、屋外や特別な会場で行われる、一回限り(もしくは年一回など)のイベントであり、また規模も通常のクラブより大きいことがほとんど。
▶︎あとがき…
今回は”HIPPY MOVEMENT(ヒッピー・ムーブメント)”について、BLOGを書かせていただきました。
知っているようで知らなかった事もあったかな?と思います!
改めて、ヒッピーカルチャーについて触れ、思想の共感や、ヒッピースタイルの魅力を感じていただけていれば嬉しく思います。
フレアパンツやポリシャツなど、ヒッピーカルチャーから流れてきているアイテムは、トレンドの流れもありますが、今後も人気の高いアイテムになってくるかと考えております!
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