皆さんこんにちは。古着屋JAM熊本店の吉富です。
11月も残すはあと2日となりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。そしてあと1ヶ月もすれば2024年も終わりですね。今年の冬は極寒になるといわれていますが、そんな気がするくらい今でも寒いですよね。12月に入ったらどうなってしまうんだろうとひやひやしております。
ですが冬のファッションはジャケット、インナー、パンツ、靴など夏に比べて選ぶものが多い季節ですよね。どんな合わせ方をするかによって全く違うコーデになってウキウキします。寒さで朝起きるのが憂鬱なそんな季節、明日が楽しみになるよう古着屋JAMがお手伝いいたしますので、ぜひお越しください!
さて、今回はオイルドジャケットのBarbour(バブアー)についてご紹介いたします。冬になると一着は欲しくなるBarbour(バブアー)。そんなアイテムの魅力と共にコーデを2つご紹介させていただきますので是非最後までお付き合いください!
前回のブログでは、秋冬に着たいニットについて書いておりますので、まだ閲覧されていない方は一度読んでいただけると嬉しいです!
目次
Barbour(バブアー)
Barbour(バブアー)とは、イギリスのアウトドアライフスタイルブランドで1894年、ジョン・バブアーによって創業され、港湾労働者の水夫や漁師などのために耐久性の高いオイルドクロスを使用したのがはじまりで、その耐久性と防水性が高く評価され、様々な分野の人々に向けて展開され、世界中で愛されるようになりました。Barbour(バブアー)の製品は、日本を含む世界の拠点で製造していますが、ワックスジャケットの一部は今もなお、英国の工場において手作業で製造、修理がされています。
オイルドジャケットBarbour(バブアー)種類
Barbour(バブアー)のオイルドジャケットは使用用途によって沢山の種類があり、自分の好みで選ぶことができます。
Barbour(バブアー)の王道モデルを4つご紹介いたします。
BEDALE(ビデイル)
誰もが一度は耳にしたことのある代表モデル、BEDALE(ビデイル)。Barbour(バブアー)の歴史の中でも少し新しめのモデルです。このモデルは乗馬用に作られたモデルで大きめのフラップポケット、スナップとジップで開閉できるのも特徴です。また乗馬の際に裾が広がるように、サイドベンツ仕様になっています。
BEAUFORT(ビューフォート)
古着屋でよく見かける1983年発売人気モデルのBEAUFORT(ビューフォート)。BEDALE(ビデイル)に似ていますが、使用用途が全然違います。このモデルはハンティング用に開発されました。最大の特徴は背面にあるゲームポケットです。これは、獲物を一時的に入れて運ぶための物です。
BORDER(ボーダー)
1982年に登場したこのモデルは、野外散策用として生まれました。丈感は先ほど紹介した2つのモデルより少し長め。そのため腰回りの保温性も抜群です。裾の内側にはナイロンの泥除けもあるため雨風の日にもアクティブに着用できることもポイントですね。
GAMEFAIR(ゲームフェア)
このモデルは乗馬観戦用という用途のために作られたモデルで、他のものと比べて普段使いしやすいのもポイントです。1960年代から1990年の後半まで販売しており、それ以降は廃盤となりましたが近年待望の復刻を果たした注目のモデルです。また裾に向かって徐々に広がるAラインはこのモデルの特徴です。
Barbour(バブアー)年代判別
Barbour(バブアー)には簡単に年代判別ができるポイントがあるんです。紹介するもの以外にも年代判別の方法はありますが、見かける機会もほとんどない為、古着屋でよく見かける物で紹介していきたいと思います。
ロイヤルワラントで見分ける
ロイヤルワラントとは王室御用達の認定証明書のことです。
この認定を授与することができるのは、エリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ元皇太子こと現チャールズ英国王の3人のみです。そのワラント数で年代を判別することができます。
1ワラントは1974年から1982年の物で、エジンバラ公によって授与されました。
こちらは、2ワラントの商品です。2ワラントは1982年から1987年の物で、エリザベス女王によって2つ目のワラントが付きました。
こちらは、3ワラントの商品です。3ワラントは1987年から1990年代の物で、チャールズ元皇太子によって与えられました。
ですが、現在のBarbour(バブアー)はエジンバラ公とエリザベス女王が逝去されたためチャールズ新国王の1つのみとなりました。
紙タグを見る
ロイヤルワラントが付いたころから、別紙のタグによって、細かい年代判別も可能になります。襟の裏、ポケットの裏にサイズ表記などが書かれた紙タグがありそこから年代判別ができるようになりました。
これは、2ワラントの際の別紙タグです。
少し消えかかっていて見えにくいですが一番上に表記されている部分を見るとK84/289と書いてあります。
上の画像の場合は『84』となっているので1984年製造であることが分かります。
これは、3ワラントになった際のものです。この頃からバーコードの付いたタグが縫い付けられるようになりました。そのタグの裏側に上記のバーコードが付いておりそこで年代判別することができます。『9503577-004-0638』と書いてあり、この頭の2桁が年代を表しているので1995年製造であることが分かります。
上の画像は現行のものです。
この時から頭から3桁に変わりますので上の画像だと
『0006098-005-0154』なので2000年製造であることが分かります。
Barbour(バブアー)手入れ方法
バブアーは手入れしないとカビが生えたり、悪臭を発生させる可能性があるんです。購入を考えてるけど手入れの仕方がわからない方も多いはず。ですので簡単なセルフメンテナンス紹介します。
ブラッシングをする
普段からできる簡単な手入れとしてブラッシングをこまめにすることは大切です。埃、汚れなどを定期的に取ることで見た目や、臭いの原因を少しでも減らせます。
通気性の良い場所で保管しておく
オイルドジャケットは油を使用しているので湿度の高い部屋に置いておくとカビが発生する原因になります。
夏も冬も気を付けたいポイントです。
ワックスの入れ直し
ワックスが劣化してくると匂いが強くなり、他の服への匂い移りにもなる為一度油抜きをして入れなおすことをおすすめします。ですが、自身で行うのは正直難しい為、Barbour(バブアー)が認めるクリーニング店や、Barbour(バブアー)の店舗に依頼するのが間違いないですね!
Barbour(バブアー)コーデ2選
Barbour(バブアー)を使用したコーディネートを組んでみましたので紹介します。
Barbour(バブアー)×チノパン
こちらは、Barbour(バブアー)のBEDALE(ビデイル)の初期モデルを使用してコーディネートいたしました。カーキ色の少しフェードしたもので雰囲気抜群。このアイテムをかっこよく着用しても良いですが、あえてサッカーマフラーという現代っぽいアイテムを身に着けることで唯一無二なコディネートができますね。またアウター、パンツ、靴を同系色で組むことでマフラーの赤がアクセントとして効いてきます。
アウターにはフロント部分にチャックとスナップボタンが両方付いているので、ダブルジップのような使い方ができ、インナーのデザインも活かせるので着回しも出来るのが嬉しいポイントです。
model:Ami
身長162cm
着用アイテム
・Outer ¥40,590(tax in) RAB545350
・Shirts ¥14,190(tax in) RAB545026
・Vest ¥6,490(tax in) RAB540943
・Pants ¥9,790(tax in) RAB485637
・Muffler ¥5,390(tax in) RAB546275
Barbour(バブアー)×スラックス
2コーデ目は、Barbour(バブアー)のBEAUFORT(ビューフォート)のモデルを使用しました。羽織るだけでもかっこいいブラックのジャケットを更に引き立たせるためにインナーとしてデニムジャケットを仕込みジャケットを脱いでもオシャレなコーデになっております。またシャツとスラックスで合わせることで男性らしさも残しつつ強すぎないコーディネートをすることができます。少し長めのBarbour(バブアー)を選びコートのように着る、そして中に着るデニムジャケットはジャストサイズのものを選びバランスをとることで少し長めのジャケットをオシャレにかっこよく着ることができます。これは、他のジャケットでも使えるポイントなので参考にしてもらえると嬉しいです。
model:Keigo
身長167cm
着用アイテム
・Cap ¥6,600(tax in) JAA000346
・Eyewear ¥5,280(tax in) JAA000309
・Outer ¥21,890(tax in) RAB544523
・jacket ¥15,290(tax in) RAB462464
・Shirt ¥9,790(tax in) RAB554271
・Pants ¥5,390(tax in) RAB477191
・Shoes ¥19,690(tax in) RAB482182
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はBarbour(バブアー)についてご紹介させていただきました。知れば知るほど欲しくなるこのジャケット。今まではワラント数が少なければレアでしたが、エリザベス女王やエジンバラ公の逝去により、3ワラントもレアになり今後も価値が上がりそうですよね。やっぱり古着って面白いですね。
古着屋JAM熊本店では主に毎週月曜日から木曜日に入荷をしております。Barbour(バブアー)もちろん沢山の古着ございます。冬が本格に始まる今手に入れるチャンスですので是非古着屋JAMにお越しください!