こんにちは。古着屋JAM熊本店の中尾です。
とうとう11月がスタートしましたね。10月の熊本は気温が高くTシャツ1枚でも過ごせる日などもありましたが、本格的に気温が下がりスウェット、ニットが着れるようになりました!
季節が変わる瞬間というのはその季節の匂いがしてくるのでとても良いですよね。秋は少し暖かく、涼しい風が吹いてくれるのでとても好きな季節です。食欲の秋でもあるので皆様の食欲も膨れ上がっているかとは思います。皆様その時々の季節を目いっぱい楽しみましょう!
さて今回は秋冬に皆様が手に入れたいと思われているウール、コットン素材のニットの解説をしていきたいと思います。素材感に拘って購入したことがないという方もいるかとは思いますので分かりやすく解説できればと思います。
前回のブログでは古着屋店員が考えるおすすめデニムジャケットコーデを3つ紹介させていただきました。まだ閲覧されていない方は是非一読願います。
目次
ウールの特徴
メリット
保温性に優れる
ウールは優れた保温性があるのが特徴です。
クリンプと呼ばれる縮れにより繊維が複雑に絡み合い、繊維内に空気を含むことで、熱が伝わりにくい構造になっています。
そのため冬は暖かいです。
伸縮性に優れる
ウールは伸縮性にも優れています。繊維が複雑に絡み合う構造により、引っ張ると伸び、離すともとに戻ります。
吸放湿性に優れる
ウールは吸放湿性に優れており、汗を吸収し発散させます。その吸湿性はコットンの2倍とも言われています。
汚れに強い
繊維自体の保水性が高いため、静電気が起こりにくく、チリやホコリを寄せつけにくい性質があります。
デメリット
縮みやすく、毛玉ができやすい
ウールの大きなデメリットは、縮みやすく毛玉ができやすい点です。誤ったお手入れをすると、ウールがフェルト化し、硬く縮んでしまいます。
※フェルト化
ウールが濡れた状態で揉まれて繊維が絡み合い、目が縮んだり硬くなってしまう現象です。
ウールは基本的に水洗いには不向きです。
縮みや毛玉を防ぐには、ドライクリーニングに出す。または製品の洗濯表示を確認し、適した方法で手入れをしましょう!
虫食いに合う可能性がある
ウールは動物の天然繊維です。
そのため、虫が繊維を食べ、虫食いの被害にあう恐れがあります。
服に汚れが付着した状態にしておくと被害に遭いやすいため、着用後は汚れを綺麗に落として収納しましょう!
・knit ¥9,790(tax in)RAB510392
コットンの特徴
メリット
水に強く劣化しにくい
コットンは他の天然繊維に比べて水に強く、劣化しにくいメリットがあります。
耐久性も高いため頻繁に洗濯をしても傷めにくいです。
吸水性・通気性に優れている
コットンは吸水性が高く、水に濡れたり汗をかいても素早く水分を吸い取ってくれます。
肌触りが良い
コットンは質感が柔らかく、ふわふわとした優しい肌触りが特徴です。繊維の先端に丸みがあることで、チクチクするような刺激はほとんどありません。
染色しやすい
コットンは染まりやすい素材のため、様々な色や柄に染めることができます。
あらゆる染め方に対応できるため、色や柄のバリエーションが他の素材に比べて豊富です。
デメリット
綿素材は洗濯後に縮む
綿素材は洗濯後に縮んでしまうことがデメリットです。コットンの持つ吸水性が影響し、吸った水分で糸が膨張し、乾燥で元の状態に戻ろうとする時に縮みが生じます。
そのため、洗った後は程よく伸ばしてあげると縮みも最小元に抑えることができます!
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ウール、コットンニット着こなし2選
ウール、コットンの違いを説明いさせていただいたので今からオススメのスタイリングを2選紹介しようかと思います。
秋や冬に向けてニットを着たい方も多いと思いますので是非ご覧ください!
ウールニット×デニム
1コーデ目はボーダーのウールニットとデニムを合わせました。インナーにはシンプルな白シャツを使い、ニットとデニムといったカジュアルな要素が入っているアイテムにシャツを合わせてバランスを取りました。ニットは太めのボーダーでネイビーとパープルの色味が絶妙に良いニットです。
ボトムスのデニムにはLevi’s(リーバイス)のsilverTab(シルバータブ)を合わせました。このsilverTabは形が特徴的で、タックが入っているため腰回りがよりワイドに見えてシルエットがより綺麗に見えます。キャップを被ることによりカジュアルでシティー感のあるコーデに仕上がったかと思います。
ウールは薄手のナイロン、コート等と合わせると風も防ぎつつ、暖かさも保つことができるので真冬のインナーとして、とても有能です!
model:Keigo
身長167cm
着用アイテム
・knit ¥9,790(tax in) RAB510392
・shirt ¥5,390(tax in) RAB394294
・pants ¥16,390(tax in) RAB485434
コットンニット×スラックス
2コーデ目はVネックのコットンニットとスラックスを合わせました。スラックスにレザーシューズを入れる事で綺麗な印象になりますが、インナーを白Tにしてニット帽を被ることで少し外しの効いているコーデになったと思います。
Vネックにシャツを合わせるのも好きなのですが、あえて白Tにすることでかっちりとした印象ではなくラフな感じに仕上げるのが私の最近のマイブームです。Vネックの着方に迷っている方は是非一度試していただきたいです。
コットン地のニットは肌触りが柔らかくウールほど保温力は高くないので、レイヤードしても春秋冬と3シーズンで活躍できるトップスです。
model:Keigo
身長167cm
着用アイテム
・knit ¥7,590(tax in) RAB527386
・pants ¥7,590(tax in) RAB477126
・shoes ¥13,090(tax in) RAB439230
ウール、コットンの違いまとめ
ウールとコットンの特徴を簡単に説明させていただきました。違いとしては、ウールは高い保温性と吸放湿性で温かく蒸れにくい。更に伸縮性にも優れています。コットンは通気性、保温性に優れています。
コットンは洗濯する際にあまり気を使わずに洗えるのも助かりますね。
ウール、コットン共に多少なりともデメリットも存在しますが、しっかりとした洗濯、保存方法を守っていただければオシャレを楽しめるアイテムですので、是非この季節に挑戦していただきたいです!