ヴィンテージを手に入れたいけど人と被りたくない。次に来るアイテムを先に押さえておきたい。
そんな方にお勧めなのがユーロヴィンテージです。
今回はそんなユーロヴィンテージの王道アイテムや名の知れていないコアなアイテムまで紹介します。
目次
ユーロヴィンテージとは
ユーロヴィンテージとはヨーロッパ圏で生産されたヴィンテージアイテムのことです。
大きく分類すると「ユーロワーク」「ユーロミリタリー」「ユーロ規格レギュラー」に分かれます。
ヴィンテージアイテムは特にアメリカ製に光が当たることが多いですが、それらとはまた違った特徴があり雰囲気も異なる事と、流通数が少ないことからヴィンテージマニアを唸らせるアイテムがたくさんあります。
ユーロ規格レギュラーに関しても流通量が少なくコアなファンが多いアイテムなので次第に高騰していくネクストヴィンテージになるので要チェックとなっております。
また、パリオリンピックもありヨーロッパのファッションシーンに多く光が集まりつつある今、ユーロヴィンテージは最も押さえておきたいアイテムとなっております。
ユーロヴィンテージならではの特徴
先ほども紹介した通りユーロヴィンテージならではの特徴が沢山あるのでそれらを詳しく紹介します。
シルエットがミニマル
もともとテーラリングの技術が高いヨーロッパでの生産ということもあり、その技術がふんだんに活用されているので、無駄なゆとりが無く洗練されたシルエットになっていることが多いです。
比較すると分かりやすいのですが、同じカバーオールでもアメリカの物はアームホールも身幅も広いつくりの物が多いので無骨で雑味のある印象を受けます。
対してユーロのカバーオールになるとアームホールも比較的細くなり、洗練された印象を受けます。ユーロワークジャケット ブラックモールスキン ¥44,000(Tax in)
このシルエットに関しては雑味があるから良くないという訳ではなく、好みの話になるのでミニマルなファッションスタイルを好む方にはユーロヴィンテージをおススメします。
縫製のクオリティ
ユーロヴィンテージならではの特徴として縫製の緻密さ、正確性が高いことがあげられます。
大量生産が多いアメリカのアイテムと比べてみても縫製のずれも少なく丁寧な仕上がりになっています。
縫製の美しさはあのマルジェラも認め、コレクションでフランス軍のM47を裏返して履いたエピソードはユーロヴィンテージの人気に火をつけたきっかけにもなりました。
フランス軍 M47前期型カーゴパンツ ¥44,990(Tax in)
ボタンの素材
こちらもワークアイテムでの比較になるのですがアメリカのワークのアイテムに使用されているのはメタルボタンが主流なのに対して、ユーロのワークアイテムに関しては樹脂ボタンや骨ボタン、木ボタンが主流です。
メタルボタンの物も存在するのですが流通数も少なく珍しいです。
なぜこんな違いがあるのかについては諸説ありますが一説によると、金採掘がベースに作られたのアメリカのワークウェアと違い、ヨーロッパは炭鉱産業により火を扱うことが多く、ボタンが熱くなり過ぎないようこのような相違があるらしいです。
ボタンの色で雰囲気が大きく変わるので素材による違いを楽しむこともおすすめです。
少し変化のあるアイテムが多い
リーバイスやナイキなど大手のブランドであればアメリカだけでなく各地で生産や企画がされることも多く、そういったアイテムは独自の規格で作成されることがあり、ヨーロッパの規格で生産されたアイテムは特にデザインや雰囲気が大きく異なりコアなファンが沢山います。
そういったものは「ユーロリーバイス」や「ユーロナイキ」などと呼称され、今買うべきネクストヴィンテージとされています。
Levi’s 00001-0835 ユーロモデル ¥7,590(Tax in)
今買うべきユーロヴィンテージアイテム
先にあげたようにユーロヴィンテージはまだ注目されていない部分もあるので、高騰する前の今買うべきアイテムが沢山存在します。
今回はそんなアイテムをピックアップしてご紹介します。
ユーロワークジャケット
ユーロヴィンテージの中でもユーロワークジャケットは古いものがまだ手軽に購入でき、継ぎはぎで補強するパッチワークも独自の雰囲気を楽しめます。
また、素材や前のオーナーによる経年変化の雰囲気の違いもあり、自分だけの1点物に出会うことが出来ます。
素材や織り方によっての雰囲気の違いについて以前記事にしているので是非ご覧ください。
ユーロミリタリーパンツ
ユーロミリタリーのアイテムはマルジェラや有名なタレントさんが着用したことで近年一気に高騰しました。特にスウェーデン軍、フランス軍の物は全体的に値段はしますが、流通量も少ないことから今後さらなる高騰が予想されます。
ですのでユーロミリタリーパンツは今買うべきアイテムといえるでしょう。
ユーロリーバイス
ユーロリーバイスは今最もおすすめの買うべきアイテムです。そもそもの流通量が少なく、アメリカ規格のリーバイスと比べても色やシルエットが大きく変わることからコアなファンが後を絶ちません。
間違いなく今後高騰するアイテムですので今迷われている方は購入必須です。
ユーロリーバイスのジャケットは独自のサイズ感で、表記よりも着用感が大きくなることが多いので1サイズダウンしたものを選ぶ事がポイントです。
また、ユーロリーバイスに関しても過去に記事にしていますのでこちらも併せてご覧ください。
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実店舗はもちろんオンラインショップでもこだわりのユーロヴィンテージアイテムがそろっているので是非ご覧ください。