古着屋で度々見かけるリーバイスのデニムパンツですが、その歴史の深さもあり選択肢が多く何を選べば良いのか悩ましい事が多々あると思います。
その中でも王道といわれる『リーバイス 501』がありますが、今回はそれとはまた違った良さがある『リーバイス 505』の魅力を徹底的に解説していきます。
目次
リーバイスの歴史
ワークウェアとして発足
リーバイスとしてお馴染みのリーバイ・ストラウス(Levi Strauss)社の始まりは今から約150年前の1873年にまでさかのぼります。世の中はゴールドラッシュということもあり金鉱で働く人々の為に丈夫なワークパンツを作りました。
衣類を補強するリベットを取り入れ、馬が2頭で引っ張っても破れないツーホースのマークは今日まで続くアイコンとなっております。
501の誕生
1890年、リーバイスは商品管理のためにロットナンバーを導入し「501」が誕生しました。
現在もお馴染みの501ですが当時のものはベルトループは無く、サスペンダーボタンやシンチバックがついており、バックポケットが一つと現在のものと異なるディテールとなっており、オーバーオールと呼ばれていました。
お馴染みのロットナンバーでも、年代によってディテールが異なることもリーバイスならではの面白さです。
その異なるディテールから年代判別する記事もございますので是非ご覧ください。
505の誕生
1954年に発売された501のジッパータイプ『501ZXX』がファッションシーンでも受け入れられるようになり、そこで販路拡大を試みて開発されたのが505と言われています。
501は水を通した時や、熱によっての生地の収縮率が高く「シュリンク トゥ フィット(縮めてフィットさせる)」に対応するためにボタンフライを採用されています。
そのためジッパーフライを採用された505では収縮率が大幅に下げられました。
今では当たり前のジッパーフライですが、この収縮率減少が505の誕生のみならず、デニムの歴史においても大きな分岐点だったように思えます。
505のメリット
ワークウェアを基調としたつくりの501と違いファッションベースで考えられた505は様々な違いがありますのでその違いとメリットをご紹介します。
ジッパーフライ
前述した通り収縮率が下がった505にはジッパーフライが使用されています。
ジッパーによる開閉の楽さももちろんメリットですが、色落ちもボタンではゴツゴツしたものになるところを凹凸が少なくなることで柔らかいものになります。
現在では多くのデニムがジッパーフライで製作されるため抵抗のある方はいないのではないでしょうか。
シルエット
501のズドンと落ちるストレートと違い505は太ももから裾にかけて緩やかに細くなっていくテーパードシルエットが採用されていることが特徴です。
そのシルエットにより足回りが細く長く見え、どこかミニマルな印象を受けます。
ウエスト周りは少し緩く設計されているため緩く腰で履くこともでき着用者の好みによって無駄のないシルエットか、ゆとりのあるシルエットか、選択できることも魅力の一つです。
505のスタイリング例
ジャストサイズでミニマルに
太ももから裾にかけての緩やかなテーパードを活かし、ジャストサイズで着用することで無駄のない美しいシルエットになります。
また、Tシャツもなるべくシンプルにすることで、ペンキ飛びのディテールや、アクセサリーが際立ちます。
【着用アイテム】
tops:RPM 無地シャツ JAA000197 ¥2420(tax in)
pants:Levi’s RAB362020 ¥7590(tax in)
shoes:サイドゴアブーツ RAB404650 ¥9790(tax in)
オーバーサイズでこなれ感を
ウエスト周りの緩さを活かし、少しオーバーサイズのものを腰で履いてこなれ感を出したコーデです。
505特有のスタイリッシュな印象を活かすためにタイドアップ、ドレスなタッセルローファーで大人なストリートスタイルに仕上げました。
【着用アイテム】
tops:Brooks Brother 半袖無地シャツ RAB324400 ¥5940(tax in)
pants:Levi’s 505 RAA946755 ¥16940(tax in)
shoes:タッセルローファー RAA749830 ¥9460(tax in)
こだわりの505を見つけてみよう
このようにサイズや履き方によって印象が大きく変わる505ですが年代によって細かなシルエットが違ってきます。
ですので是非店舗で自分だけのこだわりの505を見つけてみてください。
【着用モデル】
名前:あべちゃん
身長:170cm
出身地:宮城県 石巻市
好きな食べ物:麻婆豆腐
好きなアーティスト:SOUL’d OUT,Bring Me The Horizon,Ye
好きな映画:キングスマン,レイニーデイインニューヨーク
好きなブランド:A BATHING APE®︎,Supreme,NUMBER (N)INE
好きなファッション:裏原系
最近買ったお気に入りの古着:Supremeの03年のTシャツ
本人から一言:いつでも店頭にてお待ちしておりますのでご気軽に遊びにきてください!