目次
年代の見分け方がわかるヴィンテージスウェット特集
古着ブームが到来している今、秋から春にかけて活躍する「ヴィンテージスウェット」が大人気。
一見同じようにも見えるヴィンテージスウェットですが、実は年代によってリブなどの細かなディテールが違います。
今回はそんなヴィンテージスウェットの年代の見分け方や、人気ブランドを大特集。歴史ある年代物のスウェットが持つ魅力を知って、ぜひファッションの楽しみを広げてみてください。
ヴィンテージスウェットの見分け方はディテールがカギ
年代の見分け方(1)スリーブのディテール
40年代定番ディテールのセットインスリーブ
ヴィンテージの見分け方としてチェックしておきたいのが、スリーブ部分のディテール。
スウェットの定番としてよく見られるのが、肩から垂直に袖が切り替えられた、普通袖とも呼ばれる「セットインスリーブ」です。
ですが40年代以降主流となっているディテールで、年代の詳細をこの部分のみで判断することは難しいため、他の見分け方も要チェック。
60年代のディテールに多いラグランスリーブ
斜めに切り替えられた縫製が特徴的な、「ラグランスリーブ」。60年代ヴィンテージスウェットの特徴と言われており、年代の見分け方には重要なディテールです。
袖周りが深く作られているため、ゆったりとしたシルエットを求める方におすすめ。セットインスリーブの色のみが切り替えられたラグランデザインも存在するので、縫製ディテールをしっかりとチェックしてみてください。
年代の見分け方(2)ガゼットのディテール
生地の縮み防止のために付けられた、首回りの三角リブ部分が「ガゼット」。
40年代〜60年代は前のみにガゼットがついた「前V」が年代の特徴と言われており、スウェットの上から縫い付けられているため「貼り付けガゼット」とも呼ばれます。
30年代〜50年代は前後に付いた「両V」がディテールの特徴で、V部分を切り取りリブニットがはめ込まれている「はめ込みガゼット」が主流。
年代の見分け方(3)リブの長さ
裾や袖口リブの長さも、年代の見分け方ではポイントとなるディテール。「長いほど年代が古い」と言われ、40年代のリブは10cm以上になるものも。
また1枚の布を輪に縫い付けてリブを作るのではなく、吊り編み機で作られたものは縫い目がないので着心地が良いのが魅力。生産効率が悪く減少していった製法なので、年代物の希少なスウェットの見分け方として押さえておきたいポイントです。
ヴィンテージスウェット人気ブランド3選
人気ヴィンテージスウェットブランド(1)チャンピオン
チャンピオンスウェットの特徴
Champion(チャンピオン)はヴィンテージスウェットで押さえておきたい、アメリカの人気スポーツウェアブランド。メンズ・レディース問わずデザイン豊富なトレーナーやパーカーが、古着屋で購入できます。
独自の製法である「リバースウィーブ」で作られたスウェットシャツは、縦に使用するはずの生地を横向きに取り入れており、リブまで頑丈で縮みにくくお手入れしやすいのが特徴。
チャンピオンヴィンテージスウェットおすすめ商品
1919年から続くチャンピオンアイテムの年代別見分け方は、襟元のタグをチェックするのが◎。
この商品はコットン89%・アクリル8%・レーヨン3%と書かれた「刺繍タグ」が付いているので、90年代前半のアイテムです。
大学ロゴが入ったカレッジスウェットシャツは、チャンピオンの人気デザイン。リブに存在感があり、コーデに取り入れやすいトレーナーです。
人気ヴィンテージスウェットブランド(2)フルーツオブザルーム
フルーツオブザルームスウェットの特徴
FRUIT OF THE LOOM(フルーツオブザルーム)の、カジュアルなヴィンテージスウェットもおすすめ。
Tシャツのイメージが強いブランドですが、秋から春にかけて使えるパーカーやトレーナーも人気を集めています。
古着屋ではシンプルなものからユニークなデザインが目を引くアイテムまで、幅広いデザインが購入でき、初心者の方にもぴったりなブランド。
フルーツオブザルームヴィンテージスウェットおすすめ商品
フルーツオブザルームのスウェットシャツもチャンピオン同様、年代を見分ける方法としてタグをチェックするのがポイント。このトレーナーは80年代から90年代にかけて使用されていた、葉っぱの色が緑になったタグが特徴的です。
派手色でインパクトのあるヴィンテージスウェットですが、ロゴやリブが控えめなので意外と着こなしやすい1枚。
人気ヴィンテージスウェットブランド(3)ナイキ
ナイキスウェットの特徴
人気スポーツウェアブランドのNIKE(ナイキ)のスウェットは、コーデの主役となるお洒落なディテールが特徴。
ロゴのデザインなど他にはないシックなトレーナーやパーカーが多く、古着ブームの中でも押さえておきたいブランドです。
ヴィンテージナイキの年代別見分け方もタグが重要で、シルバーに赤ロゴの刺繍が入った1990年代の「銀タグ」が人気急上昇中。
ナイキヴィンテージスウェットおすすめ商品
ベーシックなヴィンテージスウェットを購入したい方におすすめな、控えめなロゴとリブでシンプルな商品。シックなブラックカラーはストリートテイストに着回しでき、トレンドファッションで大活躍する1枚です。
このヴィンテージ商品についている白地に黒と赤のナイキロゴが入った「白タグ」と呼ばれるタグは、90年代〜00年前半に販売されていたと言われています。
ヴィンテージスウェットの着こなし術
ヴィンテージスウェットを使った春の着こなし
メンズイエローヴィンテージトレーナーコーデ
ロングシーズン着回しできるヴィンテージスウェットシャツですが、春はライトカラーで季節感を意識。派手な色味がインパクトを残すので、パンツとスニーカーを合わせるだけでお洒落見えします。
リバースウィーブ製法で作られたヴィンテージトレーナーは、シルエットとリブがかっちりとしているためラフに見えすぎないのが魅力。トレンドライクに着こなすには、大きめサイズを。
春のヴィンテージスウェットパーカーコーデ
アウターを重ね着する際にヴィンテージスウェットの存在感を残したい方には、フードのついたパーカーがおすすめ。人気急上昇中のナイロンジャケットをカジュアルダウンでき、派手色が使われたアイテムに挑戦しやすくなります。
ボリューム感のある服装に春らしさを残すには、ライトブルーのデニムがマスト。明るいカラーを意識することで足元が軽やかに見え、爽やかな印象に。
メンズヴィンテージオーバーオールコーデ
メンズの春コーデに欠かせないのが、オーバーオールを使ったお洒落な着こなし。カジュアルなヴィンテージスウェットシャツと相性が良く、流行りにとらわれず楽しめるスタイリングです。
大きくロゴの入ったヴィンテージスウェットは組み合わせが難しそうですが、オーバーオールを重ねると程よいアクセントに。オーバーで重厚感があるので、リブや裾のロールアップでメリハリを。
ヴィンテージスウェットを使った秋の着こなし
きれいめ感を出すメンズスラックスコーデ
80sのヴィンテージスウェットシャツと人気のスラックスを合わせて、きれいめカジュアルなメンズコーデに。カレッジプリントが主役となり、シンプルだけど周りと一味違う着こなしが完成します。
グレーがベースとなったスウェットシャツは季節問わず着回しできるため、初心者の方はゲットしておきたい1枚。秋ムードを引き出すために、カーキなどの深いカラーと組み合わせるのが◎。
季節感抜群のコーデュロイパンツコーデ
さまざまなテイストに着回しやすい、チャンピオンの黒色ヴィンテージトレーナー。スタイリッシュな印象を与えるため、カジュアルなスウェットシャツをクールに着こなしたいときに大活躍します。
温かみを感じるコーデュロイ素材のパンツは、メンズファッションに秋冬ムードを演出する優れもの。少し個性的なカラーを選んで、差し色の効いたインパクトのあるメンズスタイルに。
スタイル良く見せるメンズフレアデニムコーデ
シンプルなディテールでメンズコーデに取り入れやすい、チャンピオンのヴィンテージスウェットシャツ。
王道に見えるコーディネートですが、ヴィンテージのフレアデニムがアクセントに。裾の広がりが特徴的なフレアは、デザイン性だけでなくスタイルアップ効果も期待できるアイテムです。
足元に差し色となるカラースニーカーを取り入れて、服装をよりお洒落にブラッシュアップ。
ヴィンテージスウェットを使った冬の着こなし
スタイリッシュなヴィンテージモノトーンコーデ
デニムやヴィンテージパーカーなどのカジュアルな洋服を、モノトーンでスタイリッシュにまとめたメンズコーデ。ジャケットから見える、チャンピオンの赤ロゴがアクセントです。
あえてオーバーなパーカーとジャケットを合わせるのが、トレンドのストリートテイストを引き出すポイント。全身90年代のヴィンテージアイテムでそろえた、ちょっぴり個性的な雰囲気が魅力。
テーラードジャケットが主役のメンズコーデ
フォーマルな印象を与えるテーラードジャケットにトレーナーを組み合わせると、普段使いしやすいハンサムなメンズコーデが完成。デニムでカジュアルに統一しつつも、ダークカラーを選んできれいめな雰囲気を演出します。
ジャケットがかっちりとしすぎないように、大きいサイズを着崩すのがポイント。トレーナーのリブを隠すとラフな印象が軽減でき、冬らしいローファーと相性◎。
定番を楽しむメンズアメカジコーデ
スウェットとジャケットをナイキのヴィンテージで揃えた、人気のアメリカンカジュアルなメンズスタイル。王道の組み合わせになっており、長く楽しめるコーディネート術です。
カジュアルスタイルは少し幼く見えてしまいがちですが、きれい見えする白スニーカーで大人っぽくイメージを刷新。着膨れしがちな冬は、ストレートデニムでシルエットをすっきり整えるのが◎。
ヴィンテージスウェットはJAMでゲット!
今回はヴィンテージスウェットの年代の見分け方と、人気ブランドをご紹介しました。
年代によって違うリブなどの細かなディテールが、着用した時に全く違うシルエットを生み出します。トレンドとなっている古着スタイルを楽しみたい方は、90年代のスウェットを要チェック!
古着屋JAMのオンラインショップでは、年代が記載されているものが多いのでヴィンテージ初心者の方も気軽に購入できます♪是非、お気に入りの一着を見つけてみてください。
※古着屋JAMの商品は、全てが当社のバイヤーによって海外で買い付けられた一点物です。
販売するにあたって、入念なケア・検品を施しておりますので、お客様には安心してご購入いただけます。