リーバイスのヴィンテージの魅力。人気の種類とアイテムをチェック!

リーバイスのヴィンテージを大解剖!

老舗ジーンズブランドとして、老若男女から親しまれる「Levi’s(リーバイス)」。

今回は、100年以上の歴史を持つリーバイスから、不動の人気を誇るヴィンテージの魅力を解説します。古着屋JAMでも取り扱っている、代表的な種類・アイテムと併せてご紹介。

リーバイスのヴィンテージ知識を押さえ、ジーンズ選び・コーディネートをもっと楽しみましょう。

 

リーバイスのヴィンテージの魅力とは?

1.ジーンズの原点としての歴史がある

Levi's 501XX 1922年モデル ジーンズ ストレートデニムパンツ

リーバイスの創業者リーバイ・ストラウスは、1853年に雑貨商として、鉱夫のために丈夫なワークパンツを商品化しました。

その後ワークパンツの生地はデニムに、色はインディゴブルーへと変わります。

そして仕立屋のヤコブ・デイビスと共同で、ポケットの補強にリベットを使用する特許を取得し、「ジーンズ」が誕生しました。

リーバイスのヴィンテージからは、その歴史と変遷を感じられます。

 

2.特徴的なディテール

リーバイスのヴィンテージの魅力

リーバイスのヴィンテージには、発売年代や種類によって特徴的なディテールがあります。

例えば、リベットを表側から見えないようにした「隠しリベット」は、代表的なヴィンテージモデルである501XXの特徴です。

他にも、製造工場や地域の判別のために入れられたと言われるトップボタン裏の「刻印」は、ヴィンテージは1桁の数字か英字・80年代頃までは2桁の数字となっており、判別の参考にもなります。

 

3.ヴィンテージならではのデザイン性

リーバイスのヴィンテージの魅力

リーバイスのヴィンテージの人気が絶えない理由に、その時代ならではのデザイン性があります。

1970年代の中頃まではデニムに天然インディゴ染料が使われており、独特な色落ちの綺麗さが人気のポイントです。

他にも1950年代の中頃まで使われていた革パッチ、第二次世界大戦下の物資統制によって廃止されたバックルバック・股リベットなどがあります。

 

4.現行モデルと比較して希少性がある

リーバイスのヴィンテージの魅力

現行モデルも人気のリーバイスですが、それでも時代を超えて選ばれるヴィンテージには、代えがたい魅力があります。

ヴィンテージはどれも一点物のため希少価値が高く、中にはなかなかお目にかかることのできないレアアイテムも。

一生物として末長く大切にしたくなる、そんな宝物のような一本を、リーバイスのヴィンテージでは見つけられます。

リーバイスヴィンテージ商品一覧はこちら

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リーバイスヴィンテージの人気モデル【XX】

Levi's 501XX ジーンズ ストレートデニムパンツ

リーバイスのヴィンテージジーンズを代表する種類「XX(ダブルエックス)」。1800年代後半に作られ、全てのジーンズの原型となった種類とも言われています。

中でも人気を集めるのが「501XX」。品番統制のため、初めてリーバイスのジーンズに付けられたナンバーが「501」であり、まさしく原型中の原型です。

1965年まで使われたXX表記の種類は、ヴィンテージ特有のディテールをとくと堪能できます。

 

ヴィンテージ特有の隠しリベット

Levi's 501XX ジーンズ ストレートデニムパンツ

リーバイスのヴィンテージの種類「501XX」を代表する特徴が、隠しリベットです。

ジーンズのバックポケットの端に、表側からは見えないようにリベットが取り付けられています。

ライバルブランドが、家具などが傷つきやすいリベットの代わりにバータック(補強ステッチ)を採用したことを受け、差別化を図りました。

隠しリベットは1966年に廃止された、ヴィンテージ特有のディテールです。

 

トップボタン横のV字ステッチ

Levi's 501XX ジーンズ ストレートデニムパンツ

トップボタン横のV字ステッチは、ヴィンテージリーバイスの種類「501XX」全てに共通する特徴です。

1960年代までは返し縫いのできるミシンがなかったため、製造過程の理由から、ボタンに向かって折り返しの縫い目が入っています。

V字ステッチの角度・位置感には個体差があり、どれも同じではありません。

着用時には見えない部分ですが、知識として押さえておくとジーンズ選びが楽しくなりますね。

 

トップボタン裏の刻印

Levi's 501XX ジーンズ ストレートデニムパンツ

リーバイスのジーンズのトップボタン裏には、英数字の刻印が入っており、この特徴がヴィンテージと復刻版の見分け方のポイントにもなります。

1桁の英数字はヴィンテージ、2桁の英数字は80年代まで使われていますが、「16」の刻印は例外として80年代以前にも見られる有名な工場ナンバーです。

80年代以降は英数字3桁〜4桁に変わっているので、ぜひ違いをチェックしてみてください。

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リーバイスヴィンテージの人気モデル【ビッグE】

Levi's 501 BIG E ビッグE ジーンズ ストレートデニムパンツ

パッチの「XX」表記がなくなった、1966年からのヴィンテージの種類が「ビッグE」です。こちらの501モデルを例に挙げると、501XX表記が501表記になっています。

時代の流れにより、種類・ビッグEではXXよりもややすっきりとした、きれいめなシルエットへと変化しているのが特徴。

天然インディゴ染料を使った、ヴィンテージデニムの美しい色落ちを楽しみつつ、気軽に穿きやすい人気の種類です。

 

革パッチから紙パッチへ

Levi's 501 BIG E ビッグE ジーンズ ストレートデニムパンツ

1950年代の中頃から、リーバイスのラベルは革パッチから紙パッチへと変更されており、1966年以降の種類「ビッグE」では紙パッチのみが見られます。

ご覧のように種類表記からは「XX」がなくなり、「501」のみの表記が特徴です。

他に表記の上に「A」や「S」などのスタンプマークが入った、通称・タイプ物も存在します。

 

ビッグEの由来となったロゴ表記

Levi's 501 BIG E ビッグE ジーンズ ストレ

リーバイスでは、1971年に赤タグのロゴが「LEVI’S」から「Levi’s」に変更されました。

小文字「e」以前の種類は大文字のEを取って「ビッグE」と呼ばれ、ヴィンテージとしての価値を持ちます。

ロゴは左右均等の「均等V」から、1960年代後半〜こちらのロゴのようにVの右側が細い「不均等V」が主流になり、ビッグEに多い特徴です。

 

トップボタン裏の刻印

Levi's 501 BIG E ビッグE ジーンズ ストレ

1960年代後半〜1970年代のヴィンテージの種類・ビッグEでは、ジーンズのトップボタン裏の刻印は、1桁か2桁の数字になっています。

また、種類XXの特徴であったトップボタン横のV字ステッチは、平行ステッチへと徐々に変化。

時代に伴うジーンズの変遷をディテールから楽しめるのは、リーバイスのヴィンテージ特有の魅力です。

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リーバイスヴィンテージの人気モデル【66前期】

Levi's 501 66前期 ジーンズ ストレートデニムパンツ

1969年〜1974年頃までの、リーバイスのヴィンテージの種類「66前期」。

前期と後期に分けられる通称「66」は、フラッシャー(紙ラベル)に記載された”1966″を取って命名されました。

1970年代の中頃まで使われていた天然インディゴ染料特有の、デニムの色落ちを楽しめるヴィンテージジーンズの中では、比較的現存数が多く親しみやすい種類として人気があります。

 

シングルステッチは66前期まで

Levi's 501 66前期 ジーンズ ストレートデニムパンツ

66前期は、バックポケット裏の縫製がシングルステッチになっています。

66後期からはチェーンステッチに変更されるため、この点が見分け方の一つに。

同じ66モデルでも、前期と後期は明確な違いを持ちます。

リーバイスのジーンズを購入される際には、画像や詳細記載をチェックしてみてください。

 

トップボタン裏の刻印

Levi's 501 66前期 ジーンズ ストレートデニムパンツ

リーバイスヴィンテージの種類・66には、トップボタン裏の刻印が数字「6」のものが多く見られるのが特徴です。

こちらの66後期の501にも「6」の刻印(アンダーバー入り)が入っていますね。

この数字から種類・66と名付けられたという説もありましたが、現在ではフラッシャー(紙ラベル)に記載された”1966″の66が由来と言われています。

 

文字スタンプ入りの紙パッチ

Levi's 501 66前期 ジーンズ ストレートデニムパンツ

種類・66では、紙パッチに「CARE INSTRUCTION(内側に説明ありの意)」とスタンプを押されているのが特徴です。

そのため66のリーバイスジーンズには、ジッパーの裏側に洗濯注意表示の白タグが付いています。

紙パッチが無い場合や、擦れでスタンプが消えている場合も多々あるので、残っていればディテールの一つとして楽しんでみてください。

リーバイスヴィンテージ(66前期)商品一覧はこちら

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リーバイスヴィンテージの人気モデル【66後期】

Levi's 517 66後期 フレアカットジーンズ デニムパンツ

1974年〜1980年頃までの、リーバイスヴィンテージの種類「66後期」。

「66前期」とは近い年代ですが、66後期はリーバイスが市場規模を拡大する過渡期となり、ディテールの大きな変化が特徴です。

現在ではポピュラーな合成染料が使われたデニム生地は、1970年代の中頃から見られ、色落ちの仕方がざらりとしています。

無骨すぎず、きれいめコーディネートにも合わせやすい人気の種類です。

 

シェイプされたシルエット

Levi's 517 66後期 フレアカットジーンズ デニムパンツ

種類・66後期のリーバイスジーンズには、すっきりとしたやや細身のシルエットが多く見られるのが特徴です。

リーバイスの市場規模拡大にあたり、スタイリッシュなジーンズへと変遷を遂げています。

66後期はヴィンテージの中でも比較的取り入れやすく、気軽に穿ける一本をお探しの方や、初心者の方にもおすすめです。

 

シングルステッチからチェーンステッチへ

Levi's 517 66後期 フレアカットジーンズ デニムパンツ

種類・66前期と66後期の違いとして、バックポケット裏のステッチが挙げられます。

66後期のリーバイスジーンズでは、縫製がシングルステッチからチェーンステッチに変更されており、この点で区別される明確な特徴です。

ヴィンテージの種類を見分けるポイントになるので、気になるジーンズがあれば後ろポケットの裏側をチェックしてみてください。

 

66後期までは縮小率8%

Levi's 517 66後期 フレアカットジーンズ デニムパンツ

リーバイスのヴィンテージジーンズは、種類・66後期まで、ジッパー裏側に付いた白タグの洗濯注意表示に「縮小率8%」の表記があります。

それ以降は「縮小率10%」に変更されており、違いとして押さえておきたい点です。

白タグが付いたのは種類・66前期以降なので、66モデルのジーンズに共通する特徴といえます。

リーバイスヴィンテージ(66後期)商品一覧はこちら

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リーバイスヴィンテージの魅力を堪能しよう

リーバイスのヴィンテージの魅力・人気の種類を併せてご紹介しました。

全てのジーンズの原点となったリーバイスのヴィンテージには、一言では語れない奥深い魅力が秘められています。

知識を踏まえた上で手に取る一本は、愛着もひとしお。

古着屋JAMでは定番人気の501を始め、幅広いリーバイスヴィンテージを取り扱っております。

通販でお気軽にご購入いただけますので、ぜひご活用ください。

【「リーバイスヴィンテージ」商品一覧】

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