スエードレザーブルゾンは、イタリアの老舗ファクトリーメーカーが生み出した、ファッション史に残る名作の一つです。
100年以上の歴史をもち、今では”ブルゾンの原型”と称されるほどのアイテムです。
今回は、そんなスエードレザーブルゾンの歴史からコーデまでを徹底的に解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
スエードレザーブルゾンの原点とは
スエードレザーブルゾンは、イタリアのバルスター社が、1935年に製造して世界的なヒットを記録した『VALSTARINO(ヴァルスタリーノ)』が原点と言われています。
1911年にイタリアのミラノで誕生した老舗ファクトリーメーカーであるバルスター社は、当時、レインコートを製造していました。
その防水性と通気性に優れた生地は、高く評価され、広く知られるようになっていきます。
1920年代にアメリカ陸軍航空隊が採用した飛行用ジャケットで、有名なA-2の前身にあたるモデル『A-1フライトジャケット』(※写真上)をデザインベースに、細部を変更した、スエード素材のブルゾンがヴァルスタリーノです。(※写真下)
この2つのブルゾンを見比べていただくと、基本的なディテールが類似しており、原点となっているのがよく分かります。
1960年代~70年代にかけて活躍したアメリカのSteve McQueen(スティーブマックイーン)などの著名人も愛用したと言われています。
スエードレザーブルゾンのディテール
ここからは、1935年の販売当初から変わらないスエードレザーブルゾンの代表的なディテールを3つご紹介していきます。
1.リブ襟
襟や袖口のリブは、もともとフライト中の狭いコクピットの中でも、体にフィットし、もたつかず動きやすいように考慮されたディテールです。
今では、防寒・防風の効果があり、90年近く経った今でも、まったく見劣りすることのない秀逸なデザインとなっています。
2.アウトサイドポケット
フロントには、特徴的な大きな2つのアウトサイドポケットが付いています。
中には、サイドから手を入れらる仕様になっているものもあり、ハンドウォーマーとしての役割があります。
3.フロントボタン
フロントのボタンはA-1フライトジャケットが開発された段階では、ファスナーが実用されていなかったため、ボタン仕様になっています。
現在においても、変わることなく、伝統のディテールを継承しています。
スエードレザーブルゾンのおすすめメンズコーデ
スエードレザーブルゾンおすすめのメンズコーデをご紹介します。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
定番アメカジコーデにはアクセントをプラス
スエードレザーブルゾン×デニムパンツの王道アメカジコーデには、フロントボタンを2つだけ留めて、アクセントを加えます。
ボタン仕様だからこそできる、オススメのコーデです。
リブのデザインで品よくまとまる
無骨な印象のミリタリーカーゴパンツも、スエードレザーブルゾンを羽織れば、襟元まであるリブのデザインが、コーデ全体を品よくまとめてくれます。
スエード素材で柔らかな印象
ブラウン系カラーで統一したコーデに、スエードの素材感がより柔らかな印象を与えてくれます。
今年注目のスエードレザーブルゾンをお見逃しなく
いかがでしたか。
スエードレザーブルゾンは、その普遍的なデザインから、いつの時代も多くの方から愛されています。
年々、日本でも注目の高まるスエードレザーブルゾンから、目が離せません。
ぜひ、古着屋JAMでもチェックしてみて下さい。
古着屋JAMの商品は、全てが当社のバイヤーによって海外で買い付けられた一点物です。販売するにあたって、入念なケア・検品を施しておりますので、お客様には安心してご購入いただけます。