今回は「デニム」「ダンガリー」「シャンブレー」の生地の違いについてお話したいと思います。一見パッと見ると非常に似ているこれらの生地。混同しがちですが、これらは糸の使い方と織り方に明確な違いがあります。
まず「デニム」と言われる生地はたて糸にインディゴで染めた糸、よこ糸に未晒しの白糸を使用して綾織りした生地のことを言います。綾織りとは糸が交互ではなく、たて糸がよこ糸を一本 ( 二本 ) 飛ばしで交差させて織る織り方です。>>デニム特集はこちら
一方「ダンガリー」はたて糸に白糸、よこ糸に染め糸を使って綾織りしたものを言います。つまり、デニムと糸を逆で織った生地です。>>ダンガリー商品検索一覧
そして「シャンブレー」はデニムと同様たて糸に染め糸、よこ糸に白糸を使用するのですが、生地の織り方が綾織りではなく糸を交互に交差させる平織りの生地のことを言います。>>シャンブレー商品検索一覧
似たような生地ですが、それぞれ着心地、色落ち感も変わってくるので、区別しながら楽しんでみて下さい。ちなみに個人的には、長年着込んでヨッレヨレにさせた淡~いブルーのシャンブレーシャツが好みです。ではまた次回
JAM STAFF 田中(哲)