スウェットの「Vガゼット」って何?やっぱりヴィンテージが好き。

古着屋JAMのヴィンテージコラム

やっぱり古着が好き。そしてやっぱりヴィンテージが好き。

普段はあまり気に止める事のないヴィンテージアイテムの用語や知識、蘊蓄(うんちく)をご紹介していくコーナー。

この機会にヴィンテージ古着の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

「Vガゼット」とは?

Vガゼットアップ
ヴィンテージのスウェットには「前V」「両V」という有名なディティールがあります。

これは何かと言うと、首元についたV字状のガゼットのこと。

生地の縮み防止や汗止めのために取り付けられた部位らしいですが、60年代頃にはコスト削減や技術向上などにより減少していくのでヴィンテージスウェットだけに見られる特有のディティールです。

「両V」とは?

古着屋JAM ヴィンテージ

まず「両V」とはスウェットの前後両方の首元にガゼットが付くものの事を言います。

一般的には30年代から50年代前半にかけてのディティールとされていて、両Vスウェットのほとんどがリブ下のガゼット部分を切り抜いて、そこへ襟と同じリブニットを三角型にはめ込む『はめ込みガゼット』と呼ばれるガゼットを採用しています。

「前V」とは?

古着屋JAM ヴィンテージ
一方『前V』は前部分のみにガゼットがつくものの事を言い、おおよそ40年代~60年代までに見られるディティールとされています。

前Vスウェットは一般的にはスウェット生地の上に三角形の布を縫製していく貼り付けタイプのガゼットを採用していますが、はめ込みガゼットのものも存在しており、それらは前Vのなかでも古いタイプのものになります。

Vガゼットの進化

Vガゼット
Vガゼットの進化は、古い順に両V→はめ込み前V→前V→Vガゼット無しといった流れになります。

得にあるなしで何か利便性が変わるような部位ではありませんが、”ザ・ヴィンテージスウェット”の風格をヒシヒシと感じさせてくれる魅力的なディティールです。

古着やヴィンテージアイテムを購入する時にこういった歴史や意味を知っておくと古着を見る視点や選び方も変わってくるのでは。

古着屋JAMではヴィンテージを含む豊富なスウェットを取り扱っております。是非お気に入りの一着を探してみてください。

 

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